ドライバーが使用可能かどうかの確認

ネットワーク内のコンピューターにイメージをデプロイする前に、インストールされるデバイスに必要なドライバーが使用可能かどうかを確認し、必要に応じて、欠落しているドライバーを選択的にインポートすることができます。

「ドライバー・ライブラリー」ダッシュボードの「ドライバーの確認」タブで、環境内の単一のイメージとコンピューター・モデル、またはすべてのイメージとコンピューター・モデルについて、ドライバーが使用可能かどうかを確認できます。特定のデバイス・ドライバーが欠落している場合は、そのドライバーを直接インポートできます。確認されるのは PCI ドライバーのみです。

リストから特定のイメージとコンピューター・モデルを選択するか、すべてのイメージとコンピューター・モデルを選択して、「ドライバー・チェックの実行」をクリックします。

デフォルトでは、重要なドライバーについてのみ確認処理が行われます。重要でないドライバーも対象にするには、このオプションを選択解除します。ネットワーク内に存在するハードウェア・モデルとオペレーティング・システム・イメージのサイズと多様性によっては、すべてのイメージとモデルの確認処理が完了するまでに数分かかることがあります。

このチェックの結果は、関連するドライバーが使用可能でないか、バインディング・グリッドの生成時に関連するドライバーがデプロイメントから明示的に除外されたデバイスのリストです。「ドライバー状況 」列に、リストされた各デバイスに対応するドライバーの状況が、以下に示す各種アイコンで表示されます。
  • デバイス・ドライバーの欠落 重要なデバイスのドライバー (通常はネットワーク・ドライバーまたはディスク・ドライバー) が欠落しています。
  • ドライバーは存在しますが、このデバイス用のバインディングがユーザーによって無効にされています ドライバーが欠落していますが、デバイスは重要なデバイスではありません。
  • 重要なデバイス・ドライバーの欠落 このデバイスのドライバーは存在しますが、ユーザーがこのドライバーをバインディング・グリッドから手動で除外しています。
「ドライバー・ライブラリー」の「ドライバーの確認」タブ

リストされた各デバイスに対して、修復アクションを実行できます。欠落しているドライバーをインポートするには、リストからデバイスを選択して、「ドライバーのインポート」をクリックします。インポート・ウィザードで、ドライバーのインポート元フォルダーを指定します。インポート・プロセスは、選択したデバイス、イメージ、モデル、およびアーキテクチャーと互換性のあるドライバーのみを選択的に検索して表示します。デバイスをダブルクリックしてインポート・ウィザードを開くこともできます。

リストされたデバイスのドライバーは存在するが、ユーザーによってバインディングが無効にされている場合は、「バインディング」タブをクリックし、イメージおよびコンピューター・モデルを選択して、バインディング・グリッドを生成します。次に、ドライバーを手動でバインドして、そのドライバーをデプロイメントに追加します。