Domino システムをモニターする
システムアクティビティとプラットフォームの使用をモニターするには、Domino® Administrator、Web サーバー管理クライアント、サーバーコンソールの 3 つのツールのいずれかを使用できます。
Domino Administrator には、Domino システムの設定、表示、記録に使用する、次のシステムモニター用ツールが組み込まれています。
- モニター用データベース -- モニター文書、情報、結果が格納されます。統計 & イベントデータベース (EVENTS4.NSF) には、モニターの設定に使用する文書を保存します。統計、統計しきい値、イベントメッセージに関する情報もこのデータベースに含まれます。統計モニターデータベース (STATREP.NSF) には、収集された統計レポートが保存されます。また、ログ記録されたイベントに関する情報を保存するように設定できます。ログファイル (LOG.NSF) はサーバーのログ文書を保存します。
- モニタリング設定文書 -- イベントを構成する要素とイベントの処理方法を定義、設定する文書です。さらに、イベント発生時にコンソールに表示されるメッセージのカスタマイズにも使用できます。
- サーバータスク -- Domino システムについての情報を収集して記録します。Shutdown Monitor タスクは、Domino の終了が要求されたときに Domino が確実に終了するようにします。Process Monitor タスクは Microsoft™ Windows™ プラットフォーム上の Domino にのみ適用され、Domino サーバー環境で実行されるプロセスをモニターします。Event Monitor タスクは、イベントにイベントハンドラが設定されているかどうかを確認します。設定済みの場合は、処理を行うために、指定されているユーザー、データベース、サーバー管理プログラムにそのイベントを送信します。Statistics Collector タスクでは、Domino サーバーの統計が収集され、統計モニターデータベース (STATREP.NSF) または指定した別のデータベース内に統計レポートが作成されます。ISpy タスクでは、TCP サーバーとメール配信のイベントジェネレータが実行されます。
- 統計 -- Domino ではシステムで現在稼働しているプロセスのステータスを表す統計が収集されます。例えば、[Free space on drive C] 統計はドライブ C で利用可能な空き容量を表します。これらの統計と、あらかじめ決められている統計のしきい値を使用して Domino システムとプラットフォームの両方の統計をモニターします。
- Domino サーバーモニター -- モニターしているサーバーのステータスを視覚的に表します。