用語集
この用語集には、[製品名] のソフトウェアと製品で使用する用語と定義が記載されています。
この用語集では、以下の相互参照を使用します。
- 「を参照」は、非優先用語の場合は優先用語を、省略語の場合は省略していない形式を示すものです。
- 「も参照」は、関連する用語または対比される用語を示します。
A
- ACL モニター (ACL monitor)
- Domino で、統計およびイベントデータベースに作成される文書。これが存在する場合は、サーバー上のイベントタスクが特定のデータベースをモニターして、ACL に変更が加えられているかどうかを確認する。
- システム管理プロセス (administration process)
- 多くの管理用タスクを自動化する Domino サーバーのタスク (Adminp)。これらの管理タスクは、管理者が開始し、システム管理プロセスが実行する。システム管理プロセスによって自動化できるタスクには、Notes ID の再認証、Notes ユーザーとグループへの参照の名前変更と削除、データベースのレプリカの作成、データベースの移動などがある。
- システム管理サーバー (administration server)
- システム管理プロセスの更新を 1 次レプリカに適用するために割り当てられた Domino サーバー。
- エージェント
- 設定されたスケジュールに従って、またはユーザーの要求に応じて、一連の自動化タスクを実行するプログラム。エージェントは、トリガー (いつ実行するか)、検索 (どの文書を対象とするか)、アクション (何をするか) の 3 つのコンポーネントから構成される。
- Agent manager
- サーバー上でエージェントの管理と実行を行うバックグラウンドサーバープログラム。
- アラーム (alarm)
- 統計データベース内に生成される Domino 管理者向けの文書。サーバーの統計が指定されたしきい値を超えたことを示す。たとえば、ドライブ C 上のディスクスペースが 10 %を下回った場合に、アラームで管理者に通知することができる。
- 匿名アクセス (anonymous access)
- ユーザーやサーバーが最初に認証を行うことなくサーバーにアクセスすることができるアクセス権限の一種。
- API
- 「アプリケーション・プログラミング・インターフェース」を参照。
- アプリケーションプログラミングインターフェース (API) (Application programming interface (API))
- 高水準言語で作成されたアプリケーションプログラムが、オペレーティングシステムまたは別のプログラムの特定のデータまたは機能を使用できるようにするインターフェース。
- アプリケーションプロキシ (application proxy)
- パケットの宛先とそのパケットに含まれる情報の種類を調べ、その宛先への配信がネットワークで許可されているかどうかをチェックし、内外のクライアントとサーバーの間の情報の流れを制御するファイアウォール構成。
- アーカイブデータベース (archive database)
- 使用されなくなった情報を保管するために作成される Notes データベースのコピー。
- 認証
- コンピュータセキュリティで、ネットワークトランザクションの送信側と受信側の両方の ID が本物であることを確認するプロセス。
B
- バイナリツリーサーバートポロジー (binary tree server topology)
- ピラミッド形式でサーバーを接続するトポロジー。最上位のサーバーがその下位の 2 台のサーバーに接続し、その各サーバーがさらに下位の 2 台のサーバーに接続する (以下同様)。情報はピラミッドの上から下に送信され、下から上に戻されます。
C
- CA
- 認証局 (certificate authority) を参照。
- CA 証明書 (CA certificate)
- 「認証局証明書」を参照してください。
- 正規形式 (canonical format)
- 名前の各コンポーネントの階層属性を表す階層名を示すための形式。例えば、Reuben D. Smith/Ottawa/Renovations/CA という名前の正規形式は、CN=Reuben D. Smith/OU=Ottawa/O=Renovations/C=CA ( CN は共通名、OU は組織単位、O は組織、C は地域コードまたは国コード) となる。
- 集中型ディレクトリアーキテクチャ (central directory architecture)
- Domino ドメインのディレクトリアーキテクチャ。複数のサーバーが構成ディレクトリを格納し、参照にはリモートサーバー上の 1 次 Domino ディレクトリが使用される。
- 証明書 (certificate)
- コンピューター・セキュリティーで使用するデジタル文書。証明書所有者の ID に公開鍵をバインドすることによって、証明書所有者の認証が可能になる。認証局が証明書を発行し、デジタル署名を組み込む。認証局 (certificate authority) も参照。
- 認証局 (CA) (certificate authority (CA))
- デジタル証明書を発行する信頼できる第三者の組織または企業。認証局は通常、固有の証明書を与えられている個人の身元を確認する。「証明書」、「Secure Sockets Layer」、「信頼されたルート」も参照。
- 認証局証明書 (CA 証明書) (certificate authority certificate (CA certificate))
- コンピュータセキュリティで、証明書を発行する組織を識別するデジタル文書。
- 証明書失効リスト (CRL) (certificate revocation list (CRL))
- スケジュールとして設定されている有効期限の前に失効した証明書のリスト。証明書失効リストの管理は認証局が行う。Secure Sockets Layer (SSL) ハンドシェークのときに、そのリストに基づいて対象の証明書が失効していないかどうかが確認される。
- 証明書 (certification)
- 証明書と呼ばれる特殊な署名付きメッセージを作成するプロセス。証明書は、特定のパブリックキーが特定のユーザー名またはサーバー名に関連付けられていることを明確に示すものである。
- 認証者 ID
- 信頼関係を示す電子的「スタンプ」を生成するファイル。このファイルは、パスポートにスタンプを押すために使用される装置に例えられる。このファイルは、スタンプの発行元がその人物を信頼していることを確認するものである。
- 文字セット (character set)
- 特定のテキスト文字を表すバイナリコードのセット。
- 子文書 (child document)
- 別の文書 (親文書) から値を継承する文書。
- クラスタ (cluster)
- 2 台以上の Domino サーバーのグループ。データへの常時アクセスをユーザーに提供し、サーバー間で負荷を均等に分散し、サーバーのパフォーマンスを向上させ、企業規模の拡大時にもパフォーマンスを維持することを目的としている。
- 圧縮 (compact)
- 文書や添付ファイルの削除によって空いたスペースを解放するために、データベースを圧縮すること。
- 計算結果フィールド (computed field)
- アプリケーション設計者が記述した数式によって値が決定されるフォーム上のフィールド。
- 構成ディレクトリ (configuration directory)
- 集中型ディレクトリアーキテクチャのディレクトリ。IBM Domino の設定に関連する文書のみが含まれます。
- 接続文書 (connection document)
- 2 台のサーバー間の通信を可能にする文書。情報交換の方法とタイミングを指定する。
- 接続 (connectivity)
- 他のシステムまたは装置に変更を加えずにそれらのシステムまたは装置に接続できるようにする、システムまたは装置の機能。
- 組織の階層 (corporate hierarchy)
- Domino ディレクトリに作成される一連のカスタムカテゴリ。ユーザー文書が関連付けられる。
- CRL
- 証明書失効リスト (certificate revocation list) を参照。
- 相互認証 (cross-certificate)
- インターネット証明書の信頼、または外部 Domino ドメインからの証明書の信頼を示す、個人アドレス帳内または Domino ディレクトリ内の証明書。
D
- データベース (DB) (database (DB))
- 1 つ以上のアプリケーションにサービスを提供するために一緒に保管された、相互関連データ項目または独立データ項目の集合。
- データベースキャッシュ
- データベースを格納する Domino サーバー上のメモリのセクション。これによってデータベースに迅速にアクセスすることができる。管理者は、キャッシュ統計の表示、サーバーがキャッシュ内に保管できるデータベース数の変更、キャッシュ内のすべてのデータベースの閉鎖、キャッシュの無効化を行うことができる。
- データベースカタログ (database catalog)
- 単一の Domino サーバー、サーバーグループ、またはドメイン内のすべてのサーバーに保管されたデータベースに関する情報を格納するデータベース。データベースカタログは、通常、ユーザーがデータベースカタログ内のデータベースを自分のデスクトップに追加できるようにするために使用される。
- データベースヘッダー (database header)
- データベース全体の情報を格納する内部構造。たとえば、データベースが最初に作成された日付、またはそのデータベース上で Fixup タスクが最後に実行された日付を示すタイムスタンプなどが格納される。
- データベース ID (database ID)
- 「データベース識別子」を参照してください。
- データベース識別子 (データベース ID) (database identifier (database ID))
- Notes データベースヘッダーに含まれるタイムスタンプ。Notes データベースが最初に作成された日付、またはそのデータベース上で Fixup タスクが最後に実行された日付を示す。
- データベースインスタンス ID (DBIID) (database instance ID (DBIID))
- Notes データベースヘッダーに含まれる値。そのデータベースをトランザクションログ内の特定の項目に関連付ける。
- データベース管理者 (database manager)
- Notes データベースへの管理者アクセス権限を持つユーザー。データベースに対するアクセス権限の設定と保守、データベースの複製、使用、サイズのモニタリングなどを担当する。
- データ接続リソース (DCR) (data connection resource (DCR))
- Notes フォームと企業データベースの間でデータをやり取りできるようにするために、両者間の接続を定義する目的で使用される設計要素。
- DB
- 「データベース」を参照してください。
- DBIID
- 「データベースインスタンス ID 」を参照してください。
- DCR
- 「 データ接続リソース 」を参照してください。
- デフォルトの値式 (default value formula)
- ユーザーが編集可能フィールドの初期値を設定できるようにする数式。
- 削除スタブ (deletion stub)
- Notes データベース内に元の文書の代わりに残される短縮形式の文書。複製タスクに対し、その文書が実際には他のすべてのレプリカから削除される必要があることを示すためのもの。
- 投稿者権限 (depositor access)
- ユーザーに文書の作成は許可するが、Notes データベース内のどの文書の読み取りも許可しないアクセスレベル。
- 設計要素 (design element)
- Notes データベース内のフィールド、フォーム、ビュー、公開エージェント、データベースアイコン、[データベースの使い方] 文書、[データベースについて] 文書など。
- 設計ペイン (design pane)
- IBM Domino Designer で、設計オプションや、設計情報を入力するための領域を表示するワークスペース領域。
- 設計テンプレート (design template)
- ユーザーがテンプレートを使用してデータベース間で設計要素を共有し、設計要素を保管することができる IBM Notes のデータベース設計。テンプレートを有効にすると、そのテンプレートが変更された場合に、そのテンプレートを使用して作成されたすべてのデータベースに自動的に変更が適用される。
- DIIOP
- 「Domino Internet Inter-ORB Protocol」を参照してください。
- ディレクトリアシスタント (directory assistance)
- クライアントの認証、名前の検索、LDAP 操作を 2 次ディレクトリに拡張するためにサーバーが使用する機能。
- ディレクトリアシスタントデータベース (directory assistance database)
- DA50.NTF テンプレートから作成され、ディレクトリアシスタントを構成するために使用される Notes データベース。
- ディレクトリカタログ (directory catalog)
- 複数の Domino ディレクトリのエントリを 1 つのデータベースに統合できる、オプションのディレクトリデータベース。
- ディレクトリサーバー (directory server)
- クライアントに代わってディレクトリ情報を追加、削除、変更、検索できるサーバー。
- 分散ディレクトリアーキテクチャー (Distributed Directory Architecture)
- すべてのサーバーがローカルの 1 次 Domino ディレクトリを使用する Domino ドメインのディレクトリアーキテクチャ。
- DNS
- ドメイン・ネーム・システム (Domain Name System) を参照。
- ドメイン
- 共通の管理を目的とした、ネットワーク内のリソースの論理グループ。
- ドメイン・ネーム・システム (DNS) (Domain Name System (DNS))
- ドメイン名を IP アドレスにマップする分散データベース・システム。
- Domino アプリケーションサービス (Domino Application Services)
- Sametime サーバーが Domino 環境内で Domino ドメインの一部として機能できるようにするサービス。Domino アプリケーションサービスでは、HCL Notes による Sametime サーバーへのアクセスと、Notes クライアント向けのディレクトリ、複製機能、セキュリティへのアクセスがサポートされている。Web アプリケーションサービスと Domino アプリケーションサービスをまとめて Domino DNA と呼ぶこともある。
- Domino Designer
- HCL Notes や HCL Domino 上で動作する既存のアプリケーションを更新したり、新しいコラボレーションアプリケーションを作成したりするためのアプリケーション開発ツール。開発者は、Domino Designer に用意されている XPages を使用することで、HTML、CSS、JavaScript のスキルを一連の新しい Web コントロール、Dojo、組み込み Ajax サービスと組み合わせて、IBM Notes や IBM Domino をデスクトップ、モバイル、Web で使用するためのアプリケーションを作成できる。
- Domino ドメイン
- クライアントとサーバーからなるネットワークの 1 つ。この中のユーザー、サーバー、接続、アクセス制御に関する情報が、Domino ディレクトリに記述されます。
- Domino Internet Inter-ORB Protocol (DIIOP)
- サーバー上で稼働するサーバータスク。Domino Object Request Broker と連動して、Notes Java クラスを使用して作成される Java アプレットと Domino サーバーとの間の通信を可能にする。ブラウザユーザーと Domino サーバーは、IIOP を使用して、通信やオブジェクトデータの交換を行う。
- Domino サーバー
- Domino サーバープログラムを実行し、Notes データベースを格納するコンピュータ。
- Domino サーバープログラム (Domino server program)
- クライアントとサーバーの間の接続を支援し、一連のサーバータスクの管理も行うプログラム。サーバータスクとは、データベースに関連するスケジュール駆動型の日常的処理 (メールボックスへのメッセージのルーティング、ユーザーアカウントの更新など) を実行したり、さまざまなタイプのクライアント (Notes クライアント、Web ブラウザ、CORBA クライアントなど) をサーバーに接続したりするプログラムを指す。
- Domino サーバーセットアッププログラム (Domino Server setup program)
- Domino サーバーのプログラムファイルがシステムにインストールされた後に、そのセットアップオプションをユーザーに示すプラットフォーム横断型ウィザード。
- Domino XML (DXL)
- Domino 固有のデータや設計要素 (埋め込みビュー、フォーム、文書など) を記述する XML のバージョン。
- DXL
- 「Domino XML」を参照してください。
E
- ECL
- 「操作制御リスト」を参照してください。
- 編集可能フィールド (editable field)
- アプリケーション設計者が記述した数式によって値が決定されるフォーム上のフィールド。この数式は、デフォルト値の指定、ユーザーの入力の編集、入力が特定の要件を満たしているかどうかの検証を行うことを目的としている。
- 有効なユーザー (effective user)
- IBM Notes で、エージェントの実行に使用される権限を所有するユーザー。有効なユーザー名は、データベース ACL のアクセス権限や、サーバー上でのデータベース、レプリカ、テンプレートの作成権限に使用される他、メール送信者や文書作成者としても使用される。有効なユーザーの権限では、エージェントが実行できる処理は決定できません。これは、エージェントの署名者 (エージェントの所有者) が決定します。
- 電子署名 (ESIG (electronic signature (ESIG))
- メールのメッセージ、フィールド、セクションに追加されるスタンプ。メッセージの送信元ユーザーがそのメッセージの作成者であることと、そのデータが誰からも改ざんされていないことを検証するためのものである。
- 暗号鍵 (encryption key)
- 「鍵 」を参照してください。
- ESIG
- 「電子署名」を参照。
- イベント (event)
- タスクまたはシステムにとって重要な事象。イベントには、操作の完了または失敗、ユーザーのアクション、プロセスの状態変化などがある。
- イベントスクリプト (event script)
- 特定のイベントに添付されるスクリプト。LotusScript の場合は、Initialize、Queryopen、Postopen などがある。イベントが発生すると、このスクリプトが実行される。
- 実行制御リスト (ECL) (execution control list (ECL))
- 他のユーザーが作成した数式やスクリプトのうち、ワークステーション上で実行してもよいものを制御するセキュリティ機能。
- 拡張 ACL (extended ACL)
- ユーザーによる Domino ディレクトリや拡張ディレクトリカタログへのアクセスを制限するセキュリティ機能。
- 拡張ディレクトリカタログ
- IBM Domino サーバーが使用するディレクトリカタログ。高速な名前参照を行うために、Domino ディレクトリで使用可能な個別文書と複数のソートされたビューが保持されます。
- Extensible Markup Language (XML)
- Standard Generalized Markup Language (SGML) に基づくマークアップ言語を定義する標準メタ言語。
- Extensible Stylesheet Language (XSL)
- XML 文書のスタイルシートを指定するための言語。XML 文書を別の文書に変換する方法を記述するために、XSL と一緒に拡張可能スタイルシート言語変換 (XSLT) が使用される。
- エクストラネット (extranet)
- アクセス範囲が (通常はファイアウォールの外側に) 拡張されたイントラネット。エクストラネットを使用すると、有効なユーザー名とパスワードを持つ社外のメンバーが、イントラネットの一定部分へのアクセス権限を取得できる。
F
- フィールド (field)
- 特定のカテゴリのデータや制御情報が入力される領域。
- ファイル転送プロトコル (FTP) (File Transfer Protocol (FTP))
- TCP/IP で、TCP サービスと Telnet サービスを利用して、マシン同士やホスト同士で大量のデータファイルを転送するためのアプリケーション層プロトコル。
- ファイアウォール
- 許可されていないトラフィックがセキュアネットワークを出入りできないようにするネットワーク構成。通常はハードウェアとソフトウェアの両方を対象とする。
- フォーム (form)
- ユーザーによる文書の編集、表示、印刷の方法を制御する Notes データベースの要素。フォームには、フィールド、静的テキスト、グラフィック、特殊オブジェクトを含めることができる。1 つの Notes データベースに任意の数のフォームを含めることができる。
- FTP
- 「File Transfer Protocol」を参照してください。
G
- グローバルドメイン (global domain)
- 単一のインターネットドメイン (renovations.com など) 上の Domino ドメインのグループ (Sales1、Sales2、Marketing など)。すべての発信 SMTP メールの返信アドレスは、送信元が Sales1 ドメインか Marketing ドメインかに関係なく acme.com となる。
- グループ (group)
- ユーザーやサーバーの名前付きリスト。連絡先リストやアクセス制御リストなどに使用できる。
H
- 階層名 (hierarchical naming)
- 名前の関係を組織内の認証者に反映する命名システム。階層名を使用することで、同じ共通名を持つユーザーを区別してセキュリティを高めることができる他、証明書の分散管理が可能になる。階層名の形式は、「共通名/組織単位/組織/国コード」である (例: Pam Tort/Fargo/Renovations/CA)。
- ホップ (hop)
- 経路指定されたネットワーク内の隣接ノード間の伝送パスの 1 セグメント。
- ホットスポット (hotspot)
- リッチテキストフィールド内のテキストまたは画像。ユーザーがこれをクリックすると、アクションを実行したり、数式やスクリプトを実行したり、リンクをたどったりすることができる。
- 吹き出しヘルプ
- グラフィカルユーザーインターフェース (GUI) の項目 (アイコン、フィールド、テキストストリングなど) の上にカーソルを移動することによって表示できる説明テキスト。吹き出しヘルプにはリッチテキストやリンクを組み込むことができる。
- ハントグループ
- 1 つの電話番号を割り当てられた Domino サーバーのグループ。クライアントが 1 つの電話番号をダイヤルすると、任意の使用可能なサーバーに接続される。ハントグループによってサーバー間で負荷が分散される。
I
- IIOP
- 「Internet Inter-ORB Protocol」を参照してください。
- IMAP
- 「Internet Message Access Protocol」を参照してください。
- 入力変換式 (input-translation formula)
- 編集可能フィールドで、入力された情報を指定された値または形式に変換する数式。
- 入力確認式 (input-validation formula)
- 編集可能フィールドで、入力された情報が指定された基準を満たしていることを確認する数式。
- サービス総合デジタル網 (ISDN) (Integrated Services Digital Network (ISDN))
- デジタル電話回線を介して音声、ビデオ、データを送信するための国際通信規格。
- Internet Inter-ORB Protocol (IIOP)
- Common Object Request Broker Architecture (CORBA) オブジェクトリクエストブローカー間の通信に使用されるプロトコル。
- Internet Message Access Protocol (IMAP)
- サーバーに保管されているメールメッセージをクライアントが検索し、処理することを可能にするプロトコル。
- インターネットサーバーアプリケーションプログラミングインターフェース (ISAPI) (Internet server application programming interface (ISAPI))
- IIS がサポートしているインターネットサーバーアプリケーションプログラミングインターフェース。開発者はこのインターフェースを使用して、IIS の機能を拡張する「拡張機能」と呼ばれるプログラムを作成する。
- インターネットサービスプロバイダー (ISP) (Internet Service Provider (ISP))
- インターネットへのアクセスを提供する組織。
- インターネットサイト文書 (Internet site document)
- インターネットプロトコル (HTTP、LDAP、POP3、IMAP、SMTP インバウンド、DIIOP) の構成設定を指定する文書。サービスプロバイダは、インターネットサイト文書を使用して、ホストする組織のインターネットプロトコルを構成する。
- イントラネット (intranet)
- IP プロトコルを使用する組織の内部ネットワーク。
- ISAPI
- 「インターネットサーバーアプリケーションプログラミングインターフェース」を参照。
- ISDN
- 「サービス総合デジタル網」を参照。
- ISP
- 「インターネットサービスプロバイダ」を参照してください。
- 項目記述子 (item descriptor)
- 単一の文書項目の説明。項目記述子は文書ヘッダー内の一連の固定サイズ構造に格納される。各構造には、項目の名前、タイプ、値、サイズなどを示す情報が含まれる。
K
- 鍵 (key)
- メッセージのデジタル署名、検証、暗号化、または復号に使用する暗号数値。「プライベートキー」、「パブリックキー」も参照。
- キーボードショートカット (keyboard shortcut)
- ユーザーが押すことによって、メニューから選択できるアクションを実行できる 1 つのキー、または複数のキーの組み合わせ。
- キーリングファイル (key ring file)
- パスワードによって保護され、サーバーのハードディスク上に 1 つ以上の証明書を保管するバイナリファイル。キーリングファイルには、サーバーと CA の 2 種類がある。
- キーワードフィールド (keywords field)
- ユーザーが項目を入力するのではなくクリックすることによって選択できる多肢選択フィールド。キーワードフィールドの表示形式は、ドロップダウンリストボックス、チェックボックス、ラジオボタンなど複数存在する。
L
- レイアウト領域 (layout region)
- フォームまたはサブフォームで、関連要素を簡単にドラッグして移動できる固定長の設計領域。通常のフォームやサブフォームではできない方法で関連要素を表示できる。
- LDAP ディレクトリ (LDAP directory)
- 人、組織、その他のリソースに関する情報を保管し、LDAP プロトコルを使用してアクセスされるリポジトリのタイプ。リポジトリの項目は階層構造に編成される。この階層構造は、組織の構造や地理的関係を反映する場合がある。
- LDAP サービス (LDAP service)
- LDAP クライアントの要求を処理する LDAP サーバータスク。
- ライブラリ (library)
- 他のデータベースへのリンクのリストを格納する Notes データベース。カタログには、サーバーにあるすべての Notes データベースが登録されていますが、ライブラリには、サーバーから選択したデータベースへのリンクが含まれています。
- LMBCS
- 「Lotus multibyte character set」を参照してください。
- LN:DO
- 「Lotus Notes:Data Object」を参照してください。
- ローカルデータベース (local database)
- 使用中のワークステーションに置かれているデータベース。「リモートデータベース」も参照してください。
- ロケーション文書 (location document)
- ユーザーが特定の場所で IBM Notes を操作するときに使用する通信設定などのロケーション固有の設定を保管する、ユーザーの個人アドレス帳内の文書。ユーザーは、必要なだけの数のロケーション文書を作成できる。
- ログイン (log in)
- ワークステーションで ID と認証情報を入力することによってコンピュータシステムまたはネットワークに接続すること。
- Lotus マルチバイト文字セット (LMBCS) (Lotus multibyte character set (LMBCS))
- IBM Notes がファイル添付とオブジェクトを除くすべての内部テキストを保管するときに使用する形式。これにより、すべてのユーザーが任意の言語で文書の編集、転送、メール送信やデータベースの操作を行うことができる。
- Lotus Notes:Data Object (LN:DO)
- 外部のデータアクセスアプリケーションが LotusScript のスクリプトを使用することを可能にする LSX 準拠のモジュール。
- LotusObject
- Lotus 製品クラスのインスタンスである任意のオブジェクト。LotusObject は LotusScript を使用して操作できる。LotusObject は共通の設計を備えている。その多くは、製品を問わず同じ方法で実装されるか、製品ごとにわずかに異なるがほとんど同じ方法で実装される。
- LotusScript
- BASIC の 1 バージョン。構造化プログラミング言語の標準的機能だけでなく、一連の強力な言語拡張機能を備えているため、製品内で、さらには製品の壁を超えてオブジェクト指向開発を行うことができる。IBM Notes へのインターフェースには定義済みのオブジェクトクラスが使用される。
- LotusScript Data Object (LS:DO)
- ODBCConnection クラス、ODBCQuery クラス、ODBCResultSet クラスは、まとめて LotusScript Data Object (LS:DO) と呼ばれる。これらのクラスには、ODBC (Open Database Connectivity) バージョン 2.0 標準を通じて外部データベース内の表にアクセスし、これらの表を更新するためのプロパティとメソッドが用意されている。
- LS:DO
- 「LotusScript Data Object」を参照してください。
M
- マクロ (macro)
- ユーザーに代わって一連の自動化タスクを実行するプログラム。マクロは、トリガー (いつ実行するか)、検索 (どの文書を対象とするか)、アクション (何をするか) の 3 つのコンポーネントから構成される。
- 管理者権限 (manager access)
- Notes データベースのアクセス制御リストで割り当てることができる最大のアクセスレベル。
- メッセージ転送エージェント (MTA) (message transfer agent (MTA))
- ユーザーエージェントからメールを受け入れ、ユーザーエージェントにメッセージを送達し、他の MTA にメッセージを転送するプログラム。
- MIME
- 「Multipurpose Internet Mail Extensions」を参照。
- モバイルディレクトリカタログ (mobile directory catalog)
- Notes クライアントに設定された要約ディレクトリカタログ。
- MTA
- 「メッセージ転送エージェント」を参照してください。
- Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME)
- 動画、音声、バイナリデータなどの各種形式のデータを、ASCII テキストに変換せずに E メールに添付できるインターネット標準。
N
- 名前付きオブジェクトテーブル (named-object table)
- 関連付けられた文書やオブジェクトに名前をマップするテーブル。各ユーザーの未読リストを管理するテーブルなど。
- ネゴシエーションによるセッションキー (negotiated session key)
- SSL ハンドシェークの開始時に作成される暗号鍵。SSL 接続を介してやり取りされる情報を暗号化するときに使用される鍵を決定する。ネゴシエーションによるセッションキーは、新規セッションが開始されるたびに変更される。
- Network News Transfer Protocol (NNTP)
- ニュースグループでメッセージの投稿、メッセージの配布、メッセージの検索を行うときに使用されるプロトコル。ニュースサーバー間で記事を転送するときにも使用される。
- ニュースフィード (newsfeed)
- 新規投稿されたニュースグループ記事を、NNTP プロトコルを使用して NNTP サーバー間で定期的に転送すること。Domino サーバーで NNTP プロトコルを有効にすると、Usenet と個人の両方のニュースグループ記事を転送するようにニュースフィードをセットアップできる。
- ニュースグループ (newsgroup)
- ニュースリーダーを持つユーザーが参加できるオンラインのディスカッショングループ。Domino NNTP サーバーでは、Usenet ニュースグループ、インターネット上で配信される公開ニュースグループ、個人ニュースグループを保管できる。
- ニュースリーダー (newsreader)
- NNTP プロトコルを実行するクライアントアプリケーション。Usenet ニュースグループや個人ニュースグループの記事を選択、表示、作成、ソート、印刷するときに使用される。
- NNTP
- 「Network News Transfer Protocol」を参照してください。
- NOS
- 「Notes オブジェクトサービス」を参照してください。
- Notes クライアント
- ユーザーによる Domino サーバー上の Notes データベースへのアクセス、メールの送信、Web の閲覧を可能にするクライアントソフトウェア。
- Notes/Domino 認証 (Notes/Domino authentication)
- 特定の Domino サーバーにアクセスしようとしているユーザーまたは Domino サーバーが、アクセス先 Domino サーバーと共通の信頼できる証明書を保持しているかどうかを確認するセキュリティメカニズム。認証は両方向で行われる。つまり、サーバーがユーザーを認証し、その後ユーザーがサーバーを認証する。
- Notes 名前付きネットワーク
- 同じ LAN プロトコル上で実行される Domino サーバーのグループ (組織の特定のロケーション内で TCP/IP 上で実行されるサーバーなど)。同じ Notes 名前付きネットワーク上のサーバー間では、自動的にメールが配信される。一方、別々の Notes 名前付きネットワーク上にあるサーバー間でメールを配信するには、接続文書が必要となる。
- Notes ネームサービス (Notes name service)
- HCL Notes と HCL Domino で提供されるネームサービス。NRPC (Notes リモートプロシージャコール) で、名前からアドレスへの解決を支援する。Domino ディレクトリを呼び出し、Domino 共通名をそれぞれのプロトコル名に解決することによって行われる。
- Notes ネットワークポート (Notes network port)
- Notes クライアントや Domino サーバーが、特定のネットワークプロトコル (TCP/IP、NetBIOS、IPX/SPX など) での NRPC (Notes リモートプロシージャコール) 接続を listen するポート。
- Notes オブジェクトサービス (NOS) (Notes object services (NOS))
- データベースやファイルでの情報の作成とこれらの情報へのアクセス、数式やスクリプトのコンパイルと解釈、移植可能かつ一貫した方法でのオペレーティングシステムへのインターフェースの提供などを行う、一連の移植可能な C または C++ 関数。
- Notes リモートプロシージャコール (NRPC) (Notes Remote Procedure Call (NRPC))
- IBM Notes 同士で行われるすべての通信に使用される IBM Notes のアーキテクチャー層。HTTP プロキシまたは Socks プロキシを NRPC と連携して動作するようにセットアップできる。
- Notes ストレージ機能 (Notes storage facility)
- Notes オブジェクトサービスの一部。Note ストレージ機能は、最も基本的なデータベース作成操作とデータベース管理操作を実装する C 関数のライブラリである。
- NRPC
- 「Notes リモートプロシージャコール」を参照してください。
O
- ODBC
- 「Open Database Connectivity」を参照してください。
- ODS
- 「オンディスク構造」を参照。
- OID
- 「オリジネータ ID」を参照してください。
- オンディスク構造 (ODS) (on-disk structure (ODS))
- Notes データベースに情報を格納するために使用する、共通の移植可能な形式。Notes データベースの ODS バージョンは、[データベースのプロパティ] ボックスの [情報] タブにリストされる。
- Open Database Connectivity (ODBC)
- リレーショナルおよび非リレーショナルの両方のデータベース管理システムのデータにアクセスするための、標準的なアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API)。各データベース管理システムが異なるデータ・ストレージ形式およびプログラミング・インターフェースを採用している場合でも、データベース・アプリケーションは、この API を使用することにより、さまざまなコンピューター上のデータベース管理システムに保管されているデータにアクセスできます。
- OpenSocial
- コンテナと API の両方を備えた標準ベースのコンポーネントモデル。仮想ソーシャルアプリケーションのアプリケーション開発に使用される。
- オリジネータ ID (OID) (originator ID (OID))
- 複製に不可欠な文書の固有ユニバーサル ID (UNID) を含む 28 バイトの ID。
- 送信メールデータベース (outgoing mail database)
- メールサーバーに接続されていないときに、ユーザーが作成した送信メールを一時的に保管するファイル。
P
- ペイン (pane)
- 分割ウィンドウ内の個別の領域。1 つのウィンドウは複数のペインに分割できる。
- 親文書 (parent document)
- 値が別の文書 (子文書) によって継承されている文書。
- パーティションサーバー (partitioned server)
- Domino サーバープログラムの複数のインスタンスを実行するように構成された単一のコンピュータ。実行するインスタンス数に制限はない。パーティションサーバーを使用すると、ハードウェアにかかる費用を削減でき、サーバー管理の手間も最小化できる。
- パススルーサーバー
- クライアントが未接続のターゲットサーバーにアクセスできるようにする中間サーバー。モバイルユーザーは単一の電話接続を通じて複数のサーバーにアクセスできる。LAN クライアントは自身とは異なるネットワークプロトコルを実行するサーバーに接続できる。
- PKCS
- 「Public Key Cryptography Standards」を参照。
- POP3
- 「Post Office Protocol バージョン 3」を参照。
- Post Office Protocol バージョン 3 (POP3) (Post Office Protocol Version 3 (POP3))
- 電子メールをメールサーバーから取得するために使用される、TCP/IP を介して実行されるアプリケーションプロトコル。
- 1 次レプリカ (primary replica)
- 更新の唯一の受信者としてシステム管理プロセスから指定されたレプリカ。1 次レプリカを更新してから、他のサーバー上のレプリカにそのデータベースを複製するという方法を取ることによって、複製の競合が発生しないようにすることができる。
- 秘密鍵 (private key)
- セキュア通信で、対応するパブリックキーのみが暗号化解除できるようにメッセージを暗号化するために使用される算法パターン。プライベートキーは、対応するパブリックキーによって暗号化されたメッセージを暗号化解除するためにも使用される。プライベートキーはユーザーのシステム上で保管され、パスワードによって保護される。「鍵」、「パブリックキー」も参照。
- プロキシサーバー (proxy server)
- 別のサーバーに対する要求を受信し、クライアントに代わって (クライアントのプロキシとして) 要求されたサービスを取得するサーバー。プロキシサーバーは、クライアントとサーバーに互換性がなく、直接接続できない場合によく使用される。たとえば、サーバーのセキュリティ認証要件を満たすことができないクライアントに対して一部のサービスを許可する必要がある場合などに使用される。
- パブリックアクセス (public access)
- データベースのアクセス制御リスト (ACL) で指定されるアクセス権限。[投稿者] アクセス権と [アクセス権限なし] アクセス権も対象に含まれ、公開文書の読み取り、書き込み、コピーが許可される。
- 公開鍵 (public key)
- Notes ID に関連付けられる暗号鍵。電子署名の検証、メッセージの暗号化、認証を受けるユーザーの身元確認に使用される。パブリックキーは各ユーザー ID に含まれ、鍵のコピーが Domino ディレクトリに保管される。ID の証明書によってパブリックキーの有効性が検証される。
- パブリックキー証明書 (public key certificate)
- IBM Notes または IBM Domino の ID ファイルに保管される、名前をパブリックキーに関連付けるための固有の電子スタンプ。証明書によって、ユーザーやサーバーが特定の Domino サーバーにアクセスできるようになる。1 つの ID に複数の証明書が関連付けられている場合がある。
- パブリックキー暗号方式 (public key cryptography)
- 2 つの鍵を使用する暗号化システム。1 つは誰でも知っているパブリックキーで、もう 1 つはメッセージの受信者だけに知らされるプライベートキーまたはシークレットキー。パブリックキーとプライベートキーは、メッセージの暗号化にはパブリックキーのみを使用でき、それらのメッセージの暗号化解除には、対応するプライベートキーのみを使用できる、という関係にある。
- Public Key Cryptography Standards (PKCS)
- インターネット上での安全な情報交換のために使用される一連の業界標準プロトコル。Domino 認証機関アプリケーションとサーバー証明書管理アプリケーションは、PKCS 形式の証明書を受け入れることができる。
R
- 読み込みのアクセスリスト (read access list)
- フォームに対する制限を設定するリスト。このリストで指定されたユーザーだけがそのフォームから作成された文書を読み込むことができる。文書ごとにアクセス制御を行う場合は [読者] フィールドを使用する。
- 読者権限 (reader access)
- ユーザーが文書の読み込みだけを実行できるアクセスレベル。
- 参照 (referral)
- Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) で、ある LDAP ディレクトリサーバーから別の LDAP ディレクトリサーバーへのポインタ。
- リモートデータベース (remote database)
- 異なるコンピュータで実行されるプログラムからアクセスされる共有データベース。共有データベースは、それにアクセスするプログラムに対してリモートと見なされる。
- リモート 1 次 Domino ディレクトリ (remote primary Domino directory)
- 集中型ディレクトリアーキテクチャで、構成ディレクトリを持つサーバーがリモートで使用する 1 次 Domino ディレクトリ。
- レプリカ (replica)
- Notes データベースの特殊なコピー。元のデータベースとレプリカ ID を共有しているため、複製を通じて元のデータベースと情報を交換できる。
- レプリカ ID (replica ID)
- Notes データベースが最初に作成されるときに生成される固有の番号。レプリカ ID はデータベースヘッダーに格納され、変更されることはない。データベースのレプリカを作成すると、そのレプリカはレプリカ ID を継承する。2 つのデータベース間で複製を行うには、それらのデータベースが同じレプリカ ID を共有している必要がある。
- 複製
- レプリカ間で変更を交換するプロセス。IBM Notes では、複製を通じてすべてのレプリカを最終的に同じ内容にする。
- 複製の競合 (replication conflict)
- 複数のユーザーが、複製と複製の合間に、Notes データベースの異なるレプリカに存在する同じ文書を編集した場合に発生する状態。
- 複製モニター (replication monitor)
- 統計 イベントデータベースに作成される文書。これが存在する場合は、サーバー上のイベントタスクが特定のデータベースをモニターして、複製が行われているかどうかを確認する。
- レプリケータ (replicator)
- IBM Notes ですべてのレプリカデータベースが表示されるワークスペースの部分。ユーザーはここで複製プロセスの管理を行うことができる。
- 返答文書 (response document)
- IBM Notes で、ディスカッションデータベースの一般的なコンポーネントである返答フォームを使用して作成される文書。ビューでは、返答文書が、返答対象の文書の下にインデント付きで表示されることが多い。
- リングサーバートポロジ (ring server topology)
- サーバーが 1 対 1 で円状に接続され、末端同士も接続されるネットワーク構成。サーバーが 1 対 1 で接続されるチェーンサーバートポロジーと似ているが、チェーンサーバートポロジーでは末端同士が接続されない。
S
- SAML
- 「Security Assertion Markup Language」を参照。
- SASL
- 「Simple Authentication and Security Layer」を参照してください。
- 保存の競合 (save conflict)
- 保存の競合は、複数の IBM Notes ユーザーがサーバー上の Notes データベースの同じ文書を同時に編集したときに発生する。最初に保存された文書がメイン文書となり、それ以降に保存しようとしたユーザーには、[競合文書] というタイトルの返答の形で、変更の保存を求めるプロンプトが出される。
- SCOS
- 「シングルコピーオブジェクトストア」を参照してください。
- スクリーンリーダー (screen reader)
- 表示中のテキストを音声言語としてレンダリングするデバイス。
- 2 次ネームサーバー (secondary name server)
- IBM Notes ユーザーのホームサーバーの代理となることができる Domino サーバー。これにより、Notes ネームサービスが TCP/IP 経由でいつでも使用できるようになる。
- セクション (section)
- フィールド、オブジェクト、レイアウト領域、テキストを表示できる Notes フォーム上の定義済みの領域。セクションは表示 (展開) または非表示 (省略) に設定できる。
- secure/MIME (S/MIME)
- ユーザーが異なるメールプログラムを使用している場合でも、暗号化された電子署名付きのメールメッセージを送信できる MIME プロトコルの機密保護機能付きバージョン。
- Secure Sockets Layer (SSL)
- 通信のプライバシーを確保するためのセキュリティー・プロトコル。SSL を使用すれば、クライアント/サーバー型のアプリケーションの通信で、盗聴、改ざん、およびメッセージの偽造を防止できる。認証局 (certificate authority) も参照。
- Security Assertion Markup Language (SAML)
- OASIS が提供する認証標準。指定された ID プロバイダ (IdP) でユーザー認証を一度行うだけで、その IdP と提携している任意のサーバーにアクセスできる。Notes クライアントと Web クライアントの両方のユーザーは、SAML ベースの認証を活用することにより、一度ログインすれば、複数の Domino Web サーバーとアプリケーションにアクセスできるだけでなく、その IdP と提携している任意のサードパーティーアプリケーションにもアクセスできる。
- シリアル回線インターネットプロトコル (SLIP) (Serial Line Internet Protocol (SLIP))
- シリアル回線を使用してコンピュータをインターネットに接続するインターネットプロトコル。
- サーバーベース認証機関 (server-based certificate authority)
- CA プロセス (サーバータスク) の下で実行されている認証局 (CA)。Notes 認証者またはインターネット認証者のいずれかである。CA プロセスは任意の数の Notes 認証者とインターネット認証者を処理できる。管理者は CA プロセスを使用することで、Tell コマンドを使用してサーバーコンソールからこれらの認証者を管理できる。また、CA プロセスにより、インターネット認証者が証明書失効リスト (CRL) を発行できるようになる。
- サーバー証明書
- サーバーのキーリングファイルに保存されている電子スタンプ。パブリックキー、名前、有効期限、デジタル署名で構成される。サーバー証明書はサーバーを一意的に識別する。
- サーバーコマンド (server command)
- サーバーのシャットダウンや再始動などのタスクを実行するコマンド。サーバーコマンドは、コンソールから手動で実行することも、プログラム文書を使用して自動的に実行することもできる。
- サーバー接続 (server connection)
- Domino ディレクトリまたはユーザーの個人アドレス帳に保管される文書で、サーバーへの接続を定義する。サーバー接続文書には、ダイヤルアップ、ネットワーク、パススルー、リモート LAN の 4 種類がある。
- サーバープログラム (server program)
- 管理タスクを自動化するプログラム (サーバー上のすべてのデータベースの圧縮など)。管理者は、サーバープログラムが特定の時刻に実行されるようにスケジュールすることも、必要に応じてサーバープログラムを実行することもできる。
- サーバータスク (server task)
- 明示的にロードされたときにのみ実行される、Domino サーバー付属のプログラム。サーバータスクはさまざまな目的で使用される。その一例として、システム管理プロセス、HTTP サーバー、レポーターが挙げられる。
- 共有フィールド (shared field)
- IBM Notes の複数のフォームで使用されるフィールド。例えば、多くのフォームには作成日フィールドがあります。したがって、設計者はこのフィールドを一度定義すれば再利用することができます。
- 共有メール (shared mail)
- IBM Domino で、複数のユーザー宛てのメッセージを、共有メールデータベースと呼ばれる中央データベースのメールサーバー上に保管する機能。
- 共有ビュー (shared view)
- 複数の IBM Notes ユーザーに公開されたビュー。
- シブリング文書 (sibling document)
- IBM Notes のビューまたはフォルダで、他の文書と同じレベルの文書。
- sign
- 文書をメール送信するときに、送信者のユーザー ID から派生した固有の電子署名を文書またはフィールドに添付すること。メールに署名を行うことで、権限のないユーザーがユーザー ID のコピーを新規に作成しても、その不正ユーザーが署名を偽造することができなくなる。さらに、その署名により、メッセージの転送中にデータが改ざんされなかったことが証明される。
- Simple Authentication and Security Layer (SASL)
- LDAP クライアントが LDAP サーバーを使用して認証を行うことを可能にするインターネットプロトコル。このプロトコルを使用して送信されるデータのセキュリティが確保される。
- Simple Mail Transfer Protocol (SMTP)
- インターネットのユーザー間でメールを転送するためのインターネットアプリケーションプロトコル。
- シングルコピーオブジェクトストア (SCOS) (single copy object store (SCOS))
- 複数のユーザー宛てのメッセージを共有メールデータベースと呼ばれる中央データベースに保管できる IBM Domino の機能。
- シングルサインオン (SSO) (single sign-on (SSO))
- 単一のユーザー ID とパスワードを入力することによって、複数のシステムまたはアプリケーションにアクセスできる認証プロセス。
- サイト証明書 (site certificate)
- サイトごとに取得される証明書。サイト証明書は、特定のサイトへのアクセスだけが許可されるという点で、トラステッドルート証明書とは異なる。トラステッドルート証明書では、そのトラステッドルート証明書の認証局が発行した証明書を持つすべてのサーバーへのアクセスが許可される。
- SLIP
- 「シリアル回線インターネットプロトコル」を参照してください。
- S/MIME
- 「secure/MIME」を参照してください。
- SMTP
- 「Simple Mail Transfer Protocol」を参照してください。
- Sockets Secure (SOCKS)
- 2 台のコンピュータ間で安全なプロキシデータチャネルを確立できるようにするメカニズム。
- SOCKS
- 「Sockets Secure」を参照してください。
- 特殊テキスト (special text)
- ビューからの文書配置情報を、後処理ステップとして自動的に再計算することを可能にするテキスト。ビュー内の列数式が計算されると、特殊テキストが数値に置き換えられる。このため、特殊テキストは数値のように見えるが、実際には数値ではない。
- SSL
- Secure Sockets Layer を参照。
- SSO
- 「シングルサインオン」を参照してください。
- 積み重ねアイコン (stacked icon)
- データベースと、現在ワークスペースに追加されているすべての関連レプリカを表す Notes データベースのアイコン。
- スタブ (stub)
- ユーザーのメールボックスが E メールサーバー上で占めるスペースを減らすこと。
- E メールのアーカイブで、以前にアーカイブした内容が削除された E メール文書。スタブには、多くの場合、アーカイブされた内容 (E メールの添付ファイルや本文) へのリンクが含まれている。ユーザーは、これらのリンクをクリックすることによってその内容を確認することができ、さらに第 2 のステップとしてその内容を元の場所に復元することができる。
- まだ文書が格納されていないレプリカまたは Notes データベースのコピー。最初の複製が行われた後は、データベースはスタブではなくなる。
- サブフォーム (subform)
- フォーム作成時に使用できるショートカット。設計担当者は、定期的に使用するフィールド、セクション、アクションなどのフォーム要素を、サブフォームにまとめて保管できる。サブフォームは、フォーム上に永久に配置することも、数式の指定に従って文書に表示される計算結果サブフォームとして配置することもできる。
- 対称暗号化 (symmetric encryption)
- メッセージの暗号化と暗号化解除の両方に共通の鍵と数学的アルゴリズムを使用する方法。2 人のユーザーが安全に通信するためには、両方のユーザーが、同じ数学的アルゴリズムを使用してデータの暗号化と暗号化解除を行うことに同意する必要がある。また、これらのユーザーは共通の鍵 ( シークレットキー) を所持する必要がある。
T
- TCP
- 「Transmission Control Protocol」を参照してください。
- TCP/IP
- 「Transmission Control Protocol/Internet Protocol」を参照してください。
- テンプレート (template)
- 新規 Notes データベースのモデル。設計テンプレートの場合は、そのテンプレートから作成されたデータベース設計要素が更新される。
- テンプレートファイル (template file)
- IBM Notes で、データベースの構造 (フォーム、フォルダ、ビュー) を格納する拡張子 NTF のファイル。ただし、文書自体はテンプレートに含まれない。Domino Designer には、システムやアプリケーションのデータベースを作成するときに使用できる一連のテンプレートが用意されている。
- 一時フィールド (temporary field)
- 計算時に使用されるフィールド。一時フィールドで使用される変数は保管されない。
- Transmission Control Protocol (TCP)
- インターネットと、インターネットワークプロトコル用の IETF (Internet Engineering Task Force) 規格に従っている任意のネットワークで使用される通信プロトコル。TCP は、パケット交換通信ネットワークや、そのようなネットワークが相互接続されたシステムで、信頼のおけるホスト間プロトコルを提供する。
- Transmission Control Protocol/Internet Protocol (TCP/IP)
- 業界標準の非専有通信プロトコルセット。相互接続されたさまざまなタイプのネットワークを介して、アプリケーション間に信頼性の高いエンドツーエンド接続を確立する。
- 信頼されたルート (trusted root)
- Domino ディレクトリ、クライアントブラウザ、またはサーバーのキーリングファイルにマージされた認証局の証明書。これにより、クライアントやサーバーが、信頼済みとしてマークされたその認証局の証明書を持つ任意のクライアントやサーバーと通信できる。
U
- UNID
- 「ユニバーサル ID」を参照してください。
- UNID テーブル (UNID table)
- 文書の UNID をその文書 ID にマップするテーブル。この UNID は、データベースの RRV テーブルを通じて、最終的に文書のデータベースファイル内での位置にマップできる。
- ユニバーサル ID (UNID) (universal ID (UNID))
- 文書が最初に作成されたときにその文書に割り当てられる固有の 16 バイト値。UNID は、データベース文書を複製するときや、データベース設計文書を置換または更新するときに使用される。
- 未読ジャーナルログ (unread journal log)
- Notes データベースのさまざまなレプリカ間で同期された未読リストを保持し、文書のステータスが既読から未読、およびその逆に変更された時刻を記録するログ。
- ユーザー ID (user ID)
- 「ユーザー識別」を参照してください。
- ユーザー識別 (user identification)
- すべてのユーザーとサーバーに割り当てられるファイル。IBM Notes と IBM Domino に対して、そのユーザーとサーバーを一意的に識別する。
- ユーザーがシステムにサインオンしたときに、ユーザープロファイルとユーザーを関連付けるために使用される名前。
W
- Web-based Distributed Authoring and Versioning (WebDAV)
- HTTP プロトコルに対する一連の拡張機能。ユーザーはこれを使用することで、リモート Web サーバー上にあるファイルの編集や管理を共同で行うことができる。
- WebDAV
- 「Web-based Distributed Authoring and Versioning」を参照。
- ウィンドウタブ (window tab)
- IBM Notes で開いているウィンドウを表すボタン。ウィンドウタブを使用すると、ウィンドウを簡単に切り替えることができる。
X
- XML
- 「Extensible Markup Language」を参照してください。
- XPage
- Domino Designer で使用可能な開発テクノロジ。XML ベースの設計要素である。XPages アプリケーションは、Domino サーバーまたは Notes クライアントによって解釈され、Web ブラウザまたは Notes クライアントでレンダリングされる XML である。ユーザーは、ページ上のコントロールと対話することで、要求をサーバーに送信できる。
- XSL
- 「Extensible Stylesheet Language」を参照してください。