Solaris 10 以前でのエンドポイントへのパッチ適用

パッチを適用するときに、ダウンロード・プラグインを使用して Oracle リポジトリーから必要なパッケージがダウンロードされます。重要なパッチ更新 (CPU) と推奨パッチ・クラスターの場合、ローカル・リポジトリーを使用してパッケージをホストし、Network File System (NFS) を使用してネットワーク全体で共有できます。

始める前に

  • BigFix Patch for Solaris では、Bourne シェル・スクリプトを使用してエンドポイントにパッケージがインストールされます。Fixlet を使用して正常にパッチが適用できるように、エンドポイントに sh 互換シェルがインストールされていることを確認してください。
  • ダウンロード・プラグインを使用したインターネット・ダウンロード方式でパッチを適用する場合は、以下のステップを実行します。
    • Solaris Download プラグインを登録します。プラグインのダウンロードについて詳しくは、プラグインのダウンロードを参照してください。
    • 推奨パッチ・クラスターと重要なパッチ更新の場合、「Solaris 10: 「ディスク容量不足 - /var」タスク (ID #3) を使用して、/var を含むファイル・システムに、パッチを解凍してインストールするための十分なスペースがあるかどうかを確認します。
  • NFS 共有を通じてパッチを適用する場合は、以下のステップを実行します。
    1. 「NFS サポートの有効化 - Solaris 10」タスクを実行して、NFS プロトコルを有効にします。
    2. 「NFS 共有の追加 - Solaris 10」タスクを実行して、そのパスを NFS 共有に追加します。さまざまなアクセス・レベルでの永続的または非永続的な共有を追加できます。
    これらのタスクはいずれも「Patching Support」サイトで入手できます。

手順

  1. ナビゲーション・ツリーの「すべてのパッチ管理コンテンツ (All Patch Management Content)」ノードで、「Fixlet とタスク」 > 「サイト別」をクリックします。
  2. パッチの適用対象に応じて、適切なサイトを選択します。
    • Patches for Solaris サイト
    • Patches for Solaris Live Upgrade サイト
    ヒント: パッチ・クラスターの Fixlet を適用する前に、最新の重要なパッチ更新 (CPU) の Fixlet を適用することをお勧めします。
    注: Oracle 推奨パッチ・クラスターは頻繁に更新されます。パッチ・ベンダーの更新により、パッチ・バンドルの sha1 値とサイズが変更されます。頻繁なパッチの更新により、パッチ・クラスターの Fixlet でエラーが起きる可能性があります。更新された Fixlet は、パッチ・ベンダーとのサービス・レベルの合意に基づいて提供されます。
  3. リスト・パネルで使用可能なコンテンツを確認し、適用する Fixlet をダブルクリックします。
  4. 「説明」タブ内のテキストを確認します。
  5. 「アクション」ボックス内の該当するリンクをクリックして、適用を開始します。
    注: 重要なパッチ更新 (CPU) および推奨パッチ・クラスターのためのパッチを、アクセス可能な NFS 共有から適用する場合は、NFS リポジトリーの絶対パスを入力します。例えば、"myServer:/Solaris/fileset repo" myServer:/Local/Repo です。
  6. 「OK」をクリックします。