Solaris 9 および 10 のコンピューターの代替ブート環境へのパッチ・インストール時に、システムのダウン時間およびリスクを管理するには、Solaris Live Upgrade ツールを使用します。
概要
通常、Solaris コンピューターの代替ブート環境は、ルート・ファイル・システム全体をコピーすることによって作成されます。Solaris Live Upgrade を使用すると、元のブート環境が稼働している間に、非アクティブ状態の複製ブート環境にパッチが適用されます。パッチ処理が完了した後、コンピューターを再始動して、代替ブート環境を使用できます。Solaris Live Upgrade についての詳細は、次の Oracle 製品関連資料の『Solaris Live Upgrade 2.0 Guide』を参照してください。http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html.図 1. Solaris Live Upgrade の概要
Solaris Live Upgrade は、セキュリティー・パッチ、推奨パッチ、および重要パッチ更新のパッチ管理をサポートします。関連 Fixlet は、Patches for Solaris Live Upgrade サイトに用意されています。