概要
BigFix Patch for Solaris は、単一のコンソールからすべての Solaris エンドポイントに対してパッチを適用し管理するために、統合されたリアルタイムの表示機能と適用機能を提供します。これによって、ご使用の Solaris クライアントを常に最新の Oracle 更新に対応させることができます。
重要: Oracle サポート・サイト (https://support.oracle.com) のパッチにアクセスするには、Oracle サポート・アカウントが必要です。ご使用の Oracle アカウントのユーザー名には、パッチをダウンロードするための有効なサポート識別子が含まれていなければなりません。
パッチ管理機能は、以下のサイトに用意されています。- Patches for Solaris
- このサイトには、レガシー Solaris 10 以前の中核的な OS パッチ・コンテンツが含まれています。ここでは、パッチを適用するために、さらに古い従来のシングル・ユーザー・モードを使用しています。
- Patches for Solaris Maintenance
- このサイトには、レガシー Solaris 10 以前の、中核的ではない OS パッチ・コンテンツが含まれています。
- Patches for Solaris Live Upgrade
- このサイトに含まれているパッチ・コンテンツは、Solaris Live Upgrade ユーティリティーを使用して、現在実行されている OS ではなく、代替ブート環境にパッチをインストールします。
- Patches for Solaris 11
- このサイトには、Solaris 11/11、11.1、11.2、および 11.3 用の Fixlet コンテンツが含まれています。
新しい更新がサポート対象として使用可能になるたびに、BigFix により Fixlet® がリリースされます。この Fixlet により、エンタープライズ内のコンピューターのうち、当該の更新が必要なものをすべて識別し、更新を適用することができます。サポートされる更新については、『サポートされるプラットフォームおよび更新』を参照してください。
BigFix コンソールのオペレーターは、キーを数回押すだけで、関係するすべてのコンピューターにパッチを適用し、ネットワーク全体の適用の進行状況を視覚化することができます。BigFix エージェントは、オペレーティング・システムのバージョン、プロセッサー、および既存のインストール済みパッケージを調べて、パッチの必要なタイミングと要否を判別します。
Fixlet を使用することにより、大量の更新とパッチを比較的容易に管理し、対象を詳細に絞り込んだ自動適用を希望のスケジュールで実行できます。ネットワーク帯域幅を最適化するために大容量のダウンロードを段階的に実行でき、インベントリーまたは監査の制御のために、適用プロセス全体をモニター、グラフ化、および記録できます。