sha1 フォルダーでのパッケージのキャッシング

CentOS ダウンロード・キャッシャー R2 を使用して、インターネット対応の BigFix サーバーの sha1 フォルダーにパッケージを直接キャッシングすることにより、Fixlet 適用時のパフォーマンスを改善できます。

始める前に

  • BigFix でサポートされる CentOS 基本リポジトリーおよびサブリポジトリーにアクセスできることを確認します。確認するには、check-allrepos サブコマンドを実行します。
  • リポジトリー・メタデータおよびパッケージをダウンロードするための十分なスペースがあることを確認します。必要なストレージ・スペースを調べるには、サブコマンド check-storagereq を実行します。
  • 以下の手順を実行して、BigFix サーバーの sha1 フォルダー・サイズの制限を大きくします。
    1. BigFix コンソールから、コンピューターを右クリックして、「コンピューター設定の編集」を選択します。
    2. _BESGather_Download_CacheLimitMB のサイズを増やします。

      推奨されるサイズは、現行の BigFix サーバーの sha1 フォルダー・サイズに sha1_download_dir のサイズを加えた値です。

      sha1_download_dir のサイズを事前に決定できない場合、推奨される sha1_download_dir のサイズは、リポジトリーごとに最小で 20GB です。最小サイズの 20GB は、時間の経過とともに増加される可能性があることに注意してください。

このタスクについて

このタスクにより、BigFix サーバーはインターネットを活用して、リポジトリー・メタデータやパッケージなど、必要なファイルが Fixlet 適用時に必ず使用できるようにします。

手順

  1. buildRepo ファイルで CentOSR2DownloadCacher.exe サブコマンドを使用して、リポジトリーから BigFix サーバーの sha1 フォルダーにパッケージをダウンロードします。例:
    CentOSR2DownloadCacher.exe --download_dir C:\downloads --sha1_download_dir 
    C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Server\wwwrootbes\bfmirror\downloads\sha1
    buildRepo --key centos-7-x64, centos-6-x32
    

    この例で、ダウンロード・キャッシャー・ツールは、BigFix サーバーの sha1 フォルダーにパッケージを直接ダウンロードします。

  2. CentOS ダウンロード・キャッシャー R2 の構成ファイル plugin.ini を開きます。plugin.ini ファイルに以下の設定を構成して、BigFix サーバーがその sha1 フォルダーからパッケージを取得するように設定します。
    localCache = 
    localCacheOnly = no

    BigFix サーバーがインターネットに対応していて、パッケージが BigFix サーバーの sha1 フォルダーに直接保存されている場合は、localCache 設定に値を指定しないでください。

タスクの結果

最初に BigFix サーバーは、必要なファイルをインターネットから取得する前に、それらがダウンロード・プラグインのキャッシュ・フォルダーおよび sha1 フォルダーにあるかどうかを確認します。ダウンロード・プラグインのキャッシュ・フォルダー内のリポジトリー・メタデータが期限切れの場合は、新しいリポジトリー・メタデータがオンラインでダウンロードされます。必要なパッケージが BigFix サーバーの sha1 フォルダーに存在しない場合、パッケージはインターネットからダウンロードされます。