ダウンロード・プラグインの使用

ダウンロード・プラグインである CentOS プラグインおよび CentOS プラグイン R2 は、関連パッケージをパッチのベンダーから直接ダウンロードする実行可能プログラムです。Fixlet は、内部プロトコルを使用してダウンロード・プラグインと通信することで、ファイルをダウンロードします。これらの Fixlet は、ベンダーが作成する更新を基盤としています。

Fixlet が前述のプロトコルを使用できるようにするには、BigFix サーバーでダウンロード・プラグインを登録します。該当するプラグインを登録するには、「ダウンロード・プラグインの管理 (Manage Download Plug-ins)」ダッシュボードを使用します。
注::
  • ダウンロード・プラグインでは、基本認証のみがサポートされます。
  • null エラーを回避するために、BigFix サーバーと BigFix クライアントは必ず同じバージョンにしてください。
1. CentOS ダウンロード・プラグイン
ダウンロード・プラグイン名 適用可能サイト
CentOS プラグイン R2

CentOS6 プラグイン R2 向けパッチ (Patches for CentOS6 Plugin R2)

CentOS7 プラグイン R2 向けパッチ (Patches for CentOS7 Plugin R2)

CentOS 8 向けパッチ

CentOS プラグイン

CentOS 5 ネイティブ・ツール向けパッチ

CentOS 6 ネイティブ・ツール向けパッチ

CentOS 7 向けパッチ

重要: 「CentOS プラグイン」「CentOS 6 ネイティブ・ツール向けパッチ」サイト、および「CentOS 7 向けパッチ」サイトは、2017 年 9 月で非推奨になります。パッチ適用を継続的に実行し、BigFix コンテンツに途切れなくアクセスできるようにするには、上記コンポーネントの CentOS プラグイン R2 に出来るだけ早く切り替える必要があります。

CentOS プラグイン R2 は、ベンダーの Web サイトから BigFix サーバーにパッチを直接ダウンロードしキャッシュします。これにより、パッケージ依存関係の解決およびリポジトリーに対するサポートの正確性と信頼性が向上します。

注: CentOS プラグイン R2 は、BigFix 管理ツールの「SHA-256 ダウンロードが必要」オプションが有効になっている場合は機能しません。このオプションが有効になっていると、すべてのダウンロードの検証で、SHA-256 アルゴリズムのみが使用されます。しかし、リポジトリー内には、プラグインで使用されるパッケージの SHA-256 値が含まれていない、ベンダーがらの特定のリポジトリー・メタデータが存在します。

パッチを正常にデプロイするために、「SHA-256 ダウンロードが必要」オプションを無効にすることを検討してください。パッケージの GPG シグニチャーを使用して別の層の検査および検証が実行されるため、セキュリティーおよびパッケージの整合性が低下することはありません。ダウンロード・オプションについて詳しくは、BigFix Platform インストール・ガイド (https://help.hcl-software.com/bigfix/9.5/platform/Platform/Installation/c_security_settings.html) を参照してください。

ダウンロード・プラグインは拡張性および堅牢性が非常に高く、以下のようなことを可能にします。
  • ユーザーによる拡張が可能なリポジトリー・リストを通じて、使用可能なリポジトリーをカスタマイズする。
  • インストールおよび依存関係解決の対象を、出荷時にサポートされているリポジトリーだけでなく、すべてのリポジトリーに簡単な操作で拡張できる。
  • お客様やサービス・チームが簡単に機能を拡張できる。
これにより、大量のパッケージをダウンロードする際のパフォーマンスも向上するため、結果としてパッチ適用のターンアラウンド・タイムを短縮できます。
改訂された CentOS プラグインは、以下の URL にアクセスします。
  • http://mirror.centos.org
  • http://vault.centos.org