Solaris 11 以降でのエンドポイントへのパッチ適用

BigFix では、エンドポイントへの Oracle サポート・リポジトリー更新 (SRU) の適用を、オンライン上のリポジトリーから、またはローカル・リポジトリーから行うことができます。ローカル・リポジトリーを Oracle Solaris リリースのリポジトリーから最新の SRU によって更新するコンテンツを使用できます。

始める前に

エンドポイントにパッチを適用する前に、以下の要件を満たしていることを確認してください。
  • BigFix Patch for Solaris では、Bourne シェル・スクリプトを使用してエンドポイントにパッケージがインストールされます。Fixlet を使用して正常にパッチが適用できるように、エンドポイントに sh 互換シェルがインストールされていることを確認してください。
  • 「Patches for Solaris 11」サイトをサブスクライブしている。
  • SRU のダウンロード時に「ディスクに制限あり」エラーを避けるために、サーバーおよびリレーのキャッシュ・サイズ全体を拡張します。SRU は巨大になる場合があり、イメージ・ファイルあたり約 2.7 GB になることもあります。キャッシュを拡張しないと、ダウンロードに失敗します。
  • Oracle やその他の提供者が提供するリポジトリーを使用している場合は、エンドポイントをインターネットに接続する必要があります。
  • 事前構成されたローカル・リポジトリーを使用している場合は、以下のステップを実行します。
    • BigFix clientをローカル・リポジトリーにインストールします。
    • 「Solaris Image Packaging System リポジトリーの管理 (Solaris Image Packaging System Repository Management)」ダッシュボードを使用して、ローカル・リポジトリーをエンドポイントに割り当てます。
    • Solaris ダウンロード・プラグインを登録します。ダウンロード・プラグインについての詳細は、『ダウンロード・プラグイン』を参照してください。
    • ローカル・リポジトリーを更新する使用可能なタスクを実行して、最新の SRU が格納されているようにします。たとえば、「Update Repository for Solaris 11.3 SRU 11.3.3.6.0 (x86)」などです。このタスクでは、Solaris ダウンロード・プラグインを使用して必要な SRU を Oracle Solaris リリースのリポジトリーからローカル・リポジトリーにダウンロードし、その SRU を使用してエンドポイントにパッチを適用します。

このタスクについて

このセクションでは、構成されたローカル・リポジトリーがすでに準備されていると仮定して、Solaris 11 オペレーティング・システムにパッチを適用して特定の SRU を行うための Fixlet の使用方法について説明します。リポジトリーの作成について詳しくは、Oracle 資料の Web サイト (http://docs.oracle.com) を参照してください。ローカル・リポジトリーについては、ローカル・リポジトリーを参照してください。

「Patches for Solaris 11」サイトの Fixlet はパッケージを使用し、ご使用のリポジトリー構成に応じて、Oracle Solaris リリースのリポジトリーかローカル・リポジトリーのいずれかから SRU のパッチ適用を行います。デフォルトでは、パッケージは Oracle Solaris リリースのリポジトリーからダウンロードされます。「Solaris Image Packaging System リポジトリーの管理 (Solaris Image Packaging System Repository Management)」ダッシュボードを使用することで、ローカル・リポジトリーを特定のエンドポイント用のパッケージ・リポジトリーとして設定できます。

また、「pkg を使用したパッケージのインストール」タスクを使用して Solaris 11 エンドポイントにパッチを適用する方法もあります。このタスクを使用して、SRU のすべてのパッケージを適用したり、パッケージを個別に適用したりすることができます。詳しくは、『Solaris 11 へのパッケージのインストール』を参照してください。

手順

  1. ナビゲーション・ツリーの「すべてのパッチ管理コンテンツ (All Patch Management Content)」ノードで、「Fixlet とタスク」 > 「サイト別」 > 「Solaris 11 向けパッチ」をクリックします。

    Fixlet のリストが表示されます。

  2. リストから、サポート・リポジトリー更新を適用するための Fixlet を選択します。
    たとえば、「Solaris 11.3 Support Repository Update 11.3.3.6.0」などです。
    注: 該当する SRU が構成済みリポジトリー内にあり使用可能であることを確認してください。そうでない場合、Fixlet は機能しません。ステップ 2 の例の場合、「Update Repository for Solaris 11.3 SRU 11.3.3.6.0 (x86)」 Fixlet を適用して、エンドポイントの更新に必要な SRU コンテンツでリポジトリーを更新する必要があります。
  3. 「説明」タブ内のテキストを確認します。
  4. 「アクション」ボックス内の該当するリンクをクリックして、適用を開始します。
  5. 「OK」をクリックします。