Solaris ゾーンのパッチ適用

Patch Management for Solaris は、Solaris 10 のエンドポイントにおける、ゾーンへのパッチ適用をサポートします。

注: 本書では、非グローバル・ゾーンという用語を使用しますが、これはローカル・ゾーンのことです。

「Patches for Solaris」サイトには、グローバルおよび非グローバル (ルート全体) のゾーン・パッチ適用に対応する Fixlet コンテンツが含まれています。

Solaris ゾーン・テクノロジーは、ソフトウェア・アプリケーションとサービスの切り分けを可能にすることで、リソースを効率的に管理および使用する手段を提供します。

注: 本書は、Solaris ゾーンを作成および構成するための手順には対応していません。ゾーンについての詳しい情報は、『 Oracle システム管理ガイド: Oracle Solaris コンテナー - リソース管理と Oracle Solaris ゾーン 』(http://docs.oracle.com/cd/E19044-01/sol.containers/817-1592/index.html) を参照してください。

Oracle は SUNW_PKG_ALLZONES パッチ・パッケージを使用して、パッチ・タイプを判別します。グローバルおよび非グローバルの両方のゾーンにインストールできるのは、SUNW_PKG_ALLZONES=true に設定されているパッチのみです。Oracle はグローバル・ゾーンに強制インストールし、次に、その変更内容をすべての非グローバル・ゾーンに伝搬させます。このようなパッチの Fixlet コンテンツでは、インストール・アクションは 1 つのみです。

SUNW_PKG_ALLZONES=false に設定されているパッチは、グローバル・ゾーンまたは非グローバル・ゾーンのいずれかにインストールできます。このようなパッチの Fixlet コンテンツでは、2 つのインストール・アクションが行われます。

ゾーン・パッチ適用の方法について詳しくは、グローバル・ゾーンおよび非グローバル・ゾーンのパッチ適用を参照してください。