Solaris ダウンロード・キャッシャーの使用

Solaris ダウンロード・キャッシャー・ユーティリティーを使用して、Fixlet をターゲット・エンドポイントに導入する前に、Solaris の更新を BigFix サーバーまたは特定のターゲット・ディレクトリーに事前にキャッシュしておきます。

ダウンロード・キャッシャーについて詳しくは、Solaris ダウンロード・キャッシャー・ツールの概要を参照してください。

このツールに BigFix consoleからアクセスするには、以下のステップを実行します。
  1. BigFix 管理ドメインから、「サイトを管理」 > 「外部サイト」 > 「Solaris 向けパッチ」 > 「Solaris ダウンロード・キャッシャー・ツールの実行 - Windows」をクリックします。
    注: このタスクが関連状態になるには、Windows BigFix サーバーおよびリレーが「Solaris 向けパッチ (Patches for Solaris)」サイトをサブスクライブしている必要があります。
  2. 「アクション」ボックス内の該当するリンクを選択して、ダウンロードを開始します。
  3. プロンプトが出されたら必要な情報を入力します。Oracle サイトにアクセスするための資格情報が正しいことを確認してください。
  4. ターゲット・サーバーまたはリレーを選択して、「OK」をクリックします。

ダウンロード・キャッシャー・ツールの手動による実行

エアー・ギャップ環境では、Solaris ダウンロード・キャッシャー・ユーティリティーを手動で実行できます。

Solaris ダウンロード・キャッシャー・ツールを BigFix ソフトウェア Web サイト (http://software.bigfix.com/download/bes/util/SolarisDownloadCacher.exe) からダウンロードします。

注: Solaris ダウンロード・キャッシャー (Solaris 11) は、パッチ向けのキャッシング・ファイルをサポートしていません。
対話モードで実行する場合:
SolarisDownloadCacher.exe
構成ファイルを使用して実行する場合:
SolarisDownloadCacher.exe --configFile FILE
コマンド・ライン・オプションを使用して実行する場合:
SolarisDownloadCacher.exe <OPTIONS>
パラメーター:
--os OS1,OS2,...
オペレーティング・システム名のコンマ区切りリスト (9,10,10x86 など) を指定します。デフォルトは all です。
--patches ptch1,ptch2,...
123456-78 の形式のパッチ ID のコンマ区切りリストを指定します。デフォルトは all です。
--downloads FILE
パッチ・ファイル (123456-78.jar または 10_Recommended.zip の形式) と SHA1 のペアをファイル内に指定します。各ペアをそれ専用の行に記述します。パッチと sha1 の値はスペースで分離する必要があります。ファイルが指定されている場合、キャッシャーはサイトを解析する代わりにこのファイルからパッチ ID を解析します。
--cluster
指定されたオペレーティング・システム用のクラスター、またはオペレーティング・システムが指定されていない場合はすべてのクラスターをまとめます。
--superseded
置き換えるコンテンツのみを取得するフラグを指定します。
--maintenance
「Patches for Solaris Maintenance」サイトから収集します。
--username USER
Oracle Web サイトにアクセスするために使用するユーザー名を指定します。
--password PASS
Oracle Web サイトにアクセスするために使用するパスワードを指定します。
--cacheDirectory DIR
キャッシュ先となるディレクトリーを指定します。未定義の場合は BES キャッシュを使用します。
--noRename
ファイルを sha1 の値に名前変更しないようにフラグを立てます。
--emailServer SERVER
使用する SMTP サーバーを指定します。
--emailUser USER
使用する E メール・ログインを指定します。
--emailPassword PASS
使用する E メール・パスワードを指定します。
--emailSender ADDR
差出人の E メール・アドレスを指定します。emailServer が指定されている場合は必須です。
--emailTo ADDR1,ADDR2,...
E メール・アドレスのコンマ区切りリストを指定します。emailServer が指定されている場合は必須です。
--proxy SERVER:PORT
使用するプロキシー・サーバーを指定します。
--proxyUser USER
使用するプロキシー・ユーザー名を指定します。
--proxyPassword PASS
使用するプロキシー・パスワードを指定します。
--forceDownloads
ファイルがすでに存在する場合でもファイルの再ダウンロードをキャッシャーに強制するフラグを指定します。
--autoCacheIncrease
BES キャッシュがいっぱいになった場合にキャッシュを自動的に増やすフラグを指定します。--cacheDirectory が指定されていない場合にのみ適用されます。
--sites EFXMFILE
マストヘッド・ファイルを指定します。コンマで区切って複数のマストヘッド・ファイルをリストできます。これを指定した場合、デフォルトの Solaris Fixlet サイトの代わりに指定されたサイトが解析されます。
--configFile FILE
上記の中の任意のオプションが含まれるキャッシャー構成ファイルを指定します。例:
--------------------------------------
[Options]
cacheDirectory=C:\cache
proxy=http://someproxyurl:8080
proxyUser=john_doe
proxyPassword=p@ssw0rd
--------------------------------------

Command-line options take precedence if the same option is passed 
in the command line and the config file.

Additionally, the config file used for Download Plug-ins (plugin.ini)
is compatible here.  The [UA] and [Logger] sections from 
plugin.ini may be included in the cacher config file.  For example:

--------------------------------------
[Options]
cacheDirectory=C:\cache

; The following snippet taken from a plugin.ini
[UA]
proxy=http://someproxyurl:8080
proxyUser=john_doe
proxyPassword=p@ssw0rd
--------------------------------------
--logfile FILE
指定したファイル (および STDOUT) への直接ロギングを指定します。
--debug LEVEL
出力の冗長を決定するデバッグ・レベル (0 から 5) を指定します。デフォルトは 0 です。
--help
ヘルプ・メッセージを出力します。