保留中の再始動状態とエンドポイントの自動再始動を管理する
Automation Plan に Fixlet、Task、Baseline を追加する際に、Fixlet、Task、Baselineに対象 endpoints の再起動が必要なアクション・スクリプトが含まれている場合、endpoints が再起動するまで計画は Pending restart 状態のままになります。endpoints が再起動しない場合、ステップはこの wait 状態のままで、Automation Plan は実質的に中断されます。Pending restart は BigFix では wait 状態であり、endpoints が再起動されない場合、Automation Plan は先に進むことができません。これを回避するには、特定のServer Automation Fixlet を計画に追加して endpoints の再起動を自動化し、「再起動の保留中」設定を行って計画を続行させます。
Pending restart 状態になってしまうアクション・スクリプトが含まれています。次の図は、再起動を必要とするアクション・スクリプトの例です。
一部の Fixlets および Tasks には、これに似たアクション・スクリプト、action may require restart が含まれています。このアクション・スクリプトでも、対象 endpoints が Pending restart 状態になる可能性があります。Automation Plan に、このアクション・スクリプトを含む Fixlets、Tasks、または Baselines のあるステップまたは失敗ステップが含まれている場合、計画内の 1 つ以上のステップにこのアクション・スクリプトが含まれていることを示す警告アイコンが、「 設定」タブに表示されます。その場合は、「設定」タブに移動して、Pending restart 状態の管理方法を設定できます。たとえば、計画の続行を選択し、Fixlet を計画に追加して endpoints を再起動できます。| オプション | 説明\n |
|---|---|
| 再起動が完了するまで計画を一時停止する | このオプションでは、対象 endpoints が再起動して成功または失敗を報告するまで、Automation Plan を一時停止させます。計画が進行する前に、エンドポイントを手動で再起動する必要があります。タイムアウトが発生した時点で Pending Restart 状況を報告するエンドポイントはすべて、失敗として扱われます。 |
| 計画の続行 | このオプションを選択すると、Pending restart 状態になるとステップは成功と見なされ、 計画は、endpoints の再起動後の実際のステップ状況を無視して、次のステップに進みます。ステップが Pending restart 状態になった後に失敗した場合、ステップは成功と見なされるため、関連付けられた失敗ステップは実行されません。計画のそのステップの後または再起動が必要なステップの後に、Fixlet を追加する必要があります。以下のリストは、「計画の続行」オプションを選択した場合に、endpoints の再起動に使用する Fixlet に応じて、計画がどのように実行されるのかを説明しています。
正常な 重要: 計画の次のステップに進む前に安全に endpoints を再起動するには、endpoints を再起動するための Fixlet として 126 Restart Endpoint and Wait for Restart to Complete または 160 Restart Endpoint on Pending Restart and Wait for Restart to Complete を計画に含める必要があります。 |
再始動ステップ・アクションおよびステップ失敗動作を保留する
対象エンドポイントがステップ・アクションの Pending Restart 状況をレポートした場合、システムはこれらの Pending Restart ステップ・アクションを自動的に停止しません。Pending Restart ステップ・アクションが停止された場合、再始動が完了した後、アクションの実際の結果に応じてステップ・アクションが更新されなくなります。代わりに、 Pending Restart ステップ・アクションの状態は Open のままで、 追加された Restart Endpoint and Wait for Restart to Complete ステップは再始動が完了した後に状況を更新できます。これにより、ステップ・アクションの実際の結果が判明次第得られます。
これは、再始動を必要とするステップが失敗した場合には、さらに複雑になります。Pending Restart 状態のステップは、タイムアウトした場合、または 1 つ以上のエンドポイントが失敗状況をレポートした場合に、失敗する場合があります。Pending Restart 状態のステップが失敗した場合は、Pending Restartステップ・アクションは未完のままであるため、ステップの失敗動作はより複雑になります。以下の 2 つの例は、 Pending Restart 状態がステップ失敗動作の設定とどのように連動するかを示しています。
シナリオ 1: 失敗した「再起動の保留中」ステップと「計画の停止」に設定された失敗動作
このシナリオでは、ステップ失敗動作は、「計画の停止」に設定されています。ステップは失敗しますが、一部のエンドポイントは Pending Restart 状況のレポートを返します。失敗したステップには、失敗ステップが設定されています。失敗ステップは Restart Endpoints and Wait ステップです。その後、Pending Restart は次のように処理されます。
- システムは失敗したステップを
Open状態のままにして、失敗ステップを実行します。 Pending Restart状態にある対象は、最終的にはステップ・アクションの実際の結果を使ってレポートを返します。- その後、システムは、失敗したステップ、失敗ステップ、および計画のすべてのアクションを停止します。
シナリオ 2: 失敗した「再起動の保留中」ステップと「計画の続行」に設定された失敗動作
このシナリオでは、ステップ失敗動作は、「計画の続行」に設定されています。ステップは失敗しますが、一部のエンドポイントはPending Restartステータスをレポートします。失敗するステップには、失敗ステップが設定されていません。Pending Restart は、以下のように処理されます。
- システムは失敗したステップを
Open状態のまま残し、後続のステップを実行します。計画の次のステップはRestart Endpoints and Waitステップです。 - 次に、 失敗したステップの
Pending Restartの対象が、ステップ・アクションの実際の状況のレポートを返します。 - その後、システムは
Restart Endpoints and Waitステップを停止し、計画の残りのステップを処理します。 - 最後に、すべてのステップが処理されると、システムは、失敗したステップのアクションを含めて残りのすべてのオープンなステップ・アクションを停止し、計画アクションを停止します。