リリース・ノート V10.0.0
Remote Control V10.0 で導入された、変更された機能または新機能と機能拡張の概要について、以下で紹介します。
Remote Control V10.0.0 GA
- 新しいサーバー・インターフェース
Remote Control V10.0 は、HCL スタイルに基づいたサーバー・インターフェースの最新のルック・アンド・フィールを導入し、操作性とユーザー・エクスペリエンスを向上させます。
- Windows 10 のプライバシー・モード
プライバシー・モードは、コントローラーとのセッションでターゲット画面を非表示にすることができる製品機能です。9.1.4 では、Microsoft API の変更により、Windows 7 では動作していましたが、Windows 10 では動作しませんでした。Remote Control V10.0 は、Windows 10 にこの機能を導入しています。
- コマンド実行のためのコントローラーの修正
新しいプロパティー
allow.user.commandsが trc_controller.cfg および controller.properties ファイルに導入されました。このプロパティーを管理レベルまたはユーザー・レベルのコマンドで使用して、アクティブ・セッション中にターゲットで実行するように構成できます。この機能を有効にすると、コントローラーの「ターゲットでのアクションの実行」メニューのコマンド・エントリーが削除されます。 - 新しい仮想スマート・カード・リーダー証明書
Remote Control V10.0 では、仮想スマート・カード・リーダーの新しい証明書が導入されています。
- MacOS Catalina Notarization サポート
Notarization は、Apple によって実装されているセキュリティー機能です。バイナリー実行時 (またはパッケージのインストール時) に、実行可能ファイルが信頼できるかどうかを確認するために Apple サーバーにアクセスします。Remote Control V10.0では、ターゲットとオンデマンド・ターゲットに Notarization サポートが導入されています。
Remote Control V10.0 で以下の問題が修正されました。
- リモート・コントロール・サーバーに新規のユーザー、グループ、その他のエンティティーを追加しようとすると、500 内部サーバー・エラーで失敗する場合がある。
新規エンティティー (ユーザー、グループなど) をサーバーに追加する際に、サーバーから 500 内部サーバー・エラーが返されることがあります。この問題は、ユーザー・データまたはグループ・データのいずれかのフィールドが、データベースの列のサイズよりも大きい場合に発生します。エラーの発生後に列のサイズ変更が行われるため、ユーザーまたはグループを再びデータベースに挿入しようとすると、エラーは表示されなくなります。
- パスワードに + 記号が含まれていると、LDAP 構成ユーティリティーでパスワードが正しく保存されない。
LDAP 構成ユーティリティーの使用時にパスワードを暗号化しないで保管することを選択した場合は、+ 記号を含むパスワードは使用しないようにしてください。パスワードを暗号化する場合は、生成される暗号化パスワードに + 記号が含まれなくなるまで、「暗号化」ボタンを押す必要があります。この問題の症状はログに報告されます。LDAP 同期で、BadPaddingException がログに報告されます。この例外により LDAP 接続が失敗し、ユーザーまたはグループのインポートは行われません。この制限事項については、今後のフィックス・パックまたは次のリリースで解決される予定です。
- $ 記号を含むパスワードを Remote Control サーバー上で使用すると、エラー・ページが表示される。
自分のパスワードまたは別のユーザーのパスワードを $ 記号を含むものに変更しようとすると、500 内部サーバー・エラーが表示され、パスワードは変更されません。サーバー・ログにも例外が報告されます。このため、問題が修正されるまでパスワードに $ 記号を含めることはできません。
- 複数画面のエクスポート後の記録で「すべての画面」ビューが壊れる。
複数画面の切り替え機能の導入により、「すべての画面 (All screens)」オプションを選択すると、すべてのターゲット画面を表示することができます。「すべての画面 (All screens)」オプションが使用されるセッションの記録をエクスポートして、記録を再生すると、記録の中の「すべての画面 (All screens)」の部分が壊れています。ビューの画面 1 の部分は、最初は黒色で表示されます。しかし、記録中にユーザーが画面 1 の部分でマウスを移動した場合、マウスを移動した領域が表示されます。この問題は、エクスポートされた記録の中だけで見られます。
- スクリーン・セーバーの終了時にコントローラーの画面が壊れる。
「スクリーン・セーバーがアクティブな場合にスクリーン・セーバーの更新を停止する (Stop screen saver updates when screen saver is active)」プロパティーが「Yes」に設定されているセッション中に、スクリーン・セーバーから復帰したときに、コントローラーの画面が正しく更新されません。マウスを移動すると、コントローラーの画面が部分的に更新されます。コントローラー・ウィンドウを最大化して、画面全体の更新を実施してください。
- Java™ Web Start は FIPS モードをサポートしておらず、コントローラーおよびプレイヤーによる FIPS 140-2 要件への準拠を妨げる可能性があります。
公開時点では、Java™ Web Start は FIPS モードをサポートしておらず、コントローラーおよびプレイヤーによる FIPS 140-2 要件への準拠を妨げる可能性があります。FIPS 140-2 準拠が有効化され、コントローラーおよびプレイヤーが Java™ Web Start を使用して開始された場合、すべての HTTPS 暗号化通信に対して FIPS 140-2 要件への準拠が完全には実施されない場合があります。
- Java™ Web Start は NIST モードをサポートしておらず、コントローラーおよびプレイヤーによる SP800-131a 要件への準拠を妨げる可能性があります。
公開時点では、Java™ Web Start は NIST モードをサポートしておらず、コントローラーおよびプレイヤーによる SP800-131A 要件への準拠を妨げる可能性があります。NIST SP800-131A 準拠が有効化され、コントローラーおよびプレイヤーが Java™ Web Start を使用して開始された場合、SP800-131A 要件への準拠は完全に実施されません。このシナリオにおける SP800-131A 要件への完全準拠は、他のリモート・コントロール・コンポーネントが SP800-131A 用にすでに構成されている場合に実施されます。
- NIST モードでコントローラーを実行すると、前のバージョンの Remote Control のバナーが表示される場合がある。
コントローラーを FIPS モードまたは NIST モードで実行すると、Remote Control バナーの代わりに、古い JNLP バナー・スプラッシュ画面が表示される場合があります。Java™ では、スプラッシュ・イメージがキャッシュに入れられ、バナーが保存されます。このため、以前にコントローラーを実行したことがある場合、Java™ Web Start は新しいイメージが以前のものより新しいか、以前のものと異なるかを確認しません。Java Web Start では、既存のバナーが使用されます。この問題の回避策は、Java のキャッシュをクリアすることです。これは、「Java コントロール・パネル」で行うことができます。これにより、古いバナーが使用されなくなります。
- オンデマンド・ターゲット・アプリケーションを macOS で起動すると、エラーが表示される
Remote Control サーバーのバージョン 10.0.0-0029 以前を使用していて、macOS でオンデマンド・ターゲットを使用している場合、アプリケーションを起動しようとすると、「アプリケーション "BigFixRC-xxx" を開けません」というエラー・メッセージが表示されます。この問題を解決するには、「 macOS でオンデマンド・ターゲットを起動するとエラーが発生する」の説明に従ってください。
- バージョン 10.0.0-0029 以前のターゲットを使用してセッションを確立した場合、リモート画面を制御または表示するために、macOS ターゲット/オンデマンド・ターゲットが 2 回起動するインストール後、macOS 10.15 Catalina 以降のバージョンで実行されるターゲット・アプリケーションとオンデマンド・ターゲット・アプリケーション (バージョン 10.0.0-0029 以前) を最初に 2 回再起動する必要があります。これは、コントローラーが初めて macOS ターゲットまたはオンデマンド・ターゲットに接続するときに、macOS がシステム・パネルを表示して特定の許可を有効にするように要求するためです。必要な許可は次のとおりです。アクセシビリティーと画面記録。両方の許可を有効にするには、macOS ターゲットへの接続を 2 回確立する必要があります。必要な許可を提供しない場合、コントローラー画面にリモート・ターゲット画面が表示されないか、リモート・ターゲットを制御できません。詳しくは、『Remote Control ターゲット・バージョン V10 で必要な macOS 権限を有効にする』を参照してください。注: ターゲット・コンピューターが macOS 10.14 Mojave を実行している場合、アクセシビリティ許可のみが必要です。
- Remote Control V10.0 アップグレード後に重複したショートカットを手動で削除する
既知の制限は、アップグレードのためにインストーラーを実行すると (Remote Control サーバーが既にインストールされていて、ショートカットが存在する場合)、ショートカットが有効な場合でも、既存のショートカットが検出されないことです。アップグレードでは、同じインストール場所が保持されます。
この問題を緩和するために、 Remote Control V10.0 への最初のアップグレード時に、インストーラーがショートカットを作成するかどうかを尋ねます。「はい」を選択すると、ショートカットが重複する可能性があります。1 つは「IBM BigFix」という名前、もう 1 つは「BigFix」という名前です。その場合は、IBM を参照しているショートカットを手動で削除してください。 - IE11 を使用し、liteweb.portal.autodetect.url を「True」に設定している場合、Lite Web Portal からセッションを開始できない
Lite Web Portal (LWP) が有効になっていて、プロパティー liteweb.portal.autodetect.url が「True」に設定されている場合、IE11 を使用してポータル・ページを開くと、セッションを開始できません。これは、「開始」ボタンをクリックすると、次のメッセージを報告するエラー・ページが表示されるためです。「500 - (内部サーバー・エラー) サーバーでエラーが発生したため要求に対応できません」これは、IE11 によって実行される要求に「Origin」フィールドが欠落しているために発生します。この問題を回避するには、liteweb.portal.autodetect.url を「False」に設定し、プロパティー liteweb.portal.url を手動で設定します。
- コラボレーション・セッションを「純粋な」管理モードで結合できない
詳細と回避策については、HCL ソフトウェアのナレッジ記事 KB0073874 を参照してください。
- Windows 2019 に Remote Control サーバーをインストールする際のインストーラー UI モード・エラー
インストーラーの実行中に、「インストーラー・ユーザー・インターフェース・モードがサポートされていません」というエラー・メッセージが表示されます。この問題を回避するには、インストーラーを右クリックして、Windows 8 を互換モードで実行します。
- Windows 2019 でウィザードによるサーバーのインストールに失敗する
Windows 2019 でウィザードによるインストール・サーバー・タスクを実行すると、失敗します。インストール・ログによると、オペレーティング・システム tsetup.ini の判別に関連する問題があるようです。これは、手動で起動する前に、インストール・バイナリーで互換モードを Windows 8 に設定する必要があるためです。
- BigFix Remote Control プレイヤーの起動中にエラーが発生する上記の問題を回避するには、「所有者代替名」フィールドと「共通名」 フィールドのエントリーが同じであることを確認して、新しいサーバー証明書を生成します。詳しくは、以下の文書を参照してください。
- Windows 10 でプライバシー・モード機能を有効にしているときに点滅する
プライバシー・モード機能を有効にすると、隠れているターゲット画面やコントローラー・ウィンドウで点滅することがあります。この動作は、バージョン 1909 の Windows 10 仮想マシンで確認されています。この動作によって、プライバシー全体の有効性と機能性が損なわれることはありません。
- 新しいコード署名証明書
Remote Control V10 は、新しいコード署名証明書を使用します。Windows Defender SmartScreen 機能が存在する Windows システムにリモート・コントロール・コンポーネントを手動でインストールすると、「Windows Defender SmartScreen が、認識できないアプリの起動を阻止しました。このアプリを実行すると、PC が危険にさらされる可能性があります」という警告メッセージが表示される場合があります。
「詳細情報」をクリックしてインストールを続行します。時間が経過とともに、新しい証明書の評価が高まり、メッセージは表示されなくなります。SmartScreen の詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。
- コントローラーをアップグレードして新機能を使用するために、パラメーター allow.user.commands を手動で追加する
Linux 環境では、コントローラーのアップグレード中に新しいパラメーター allow.user.commands が trc_controller.cfg に作成されません。そのため、新機能を使用するには、ユーザーがこのパラメーターを手動で追加する必要があります。これは、サポートされているすべてのプラットフォームに適用されます。ただし、管理対象セッションでは、サーバーのアップグレード中に、このパラメーターがサーバーの controller.properties に追加され、デフォルトで「True」に設定されます。
- Windows 10 以降で複数画面のターゲットを使用するプライバシー・モードでは、全画面の選択が機能しません
Remote Control V10.0 が、Windows 10 以降のターゲットで複数の画面を使用して実行している場合、そのターゲットとのリモート・セッション (ピアツーピア・モードまたは管理モードを介して) を確立し、プライバシー・モードを有効にした後に「全スクリーン」を選択しようとすると、コントローラーのバージョンに関係なく、コントローラーは破損したストリームを受信します。プライバシー・モード機能の詳細については、『プライバシー・モードおよび入力ロック』を参照してください 。関連情報の前景については、『複数のターゲット画面の表示』を参照してください。
- BigFix Remote Control Controller for macOS UI で、ヘルプの表示オプションがエラー・メッセージ「ヘルプの内容を表示できません」で失敗する。
/Applications からコントローラーを始動します。接続ウィンドウを閉じます。ツールバーの疑問符 (?) アイコンをクリックし、「ヘルプ」をクリックします。エラー・メッセージ「ヘルプの内容を表示できません」が表示されます。
この問題を回避するには、次のコマンドを実行します。このコマンドには管理者権限が必要です。
sudo chmod +x "/Applications/Remote Control Controller.app/Contents/Plugins/Java.runtime/Contents/Home/jre/lib/jspawnhelper"
- macOS システムで 4 秒以上キーを押したままにしていると、コントローラーによってすべての入力がブロックされることがある。
macOS で ApplePressAndHold 機能が有効になっている場合に、キーボード上のキーを 4 秒以上押したままにしていると、コントローラーによってすべてのキーボード入力がブロックされることがあります。コントローラーを再始動して、コントローラーに対するキーボード入力を再び有効にする必要があります。
この問題を回避するには、以下のコマンドを使用して、コントローラー・アプリケーションに対してこの機能を無効にします。
defaults write com.bigfix.remotecontrol.controller ApplePressAndHoldEnabled -bool false
P2P セッションでコントローラーを使用する場合、または管理対象セッションでプリインストール済みのコントローラーを使用する場合、この動作は阻止されます。.jnlp ファイルを使用して始動されたコントローラーに対しては、この回避策は効果がありません。.jnlp ファイルに対して回避策を講じるには、現在のユーザーのすべてのアプリケーションに対して ApplePressAndHold 機能を無効にする必要があります。以下のコマンドを入力して、すべてのアプリケーションを無効にします。
defaults write -g ApplePressAndHoldEnabled -bool false
ApplePressAndHold 機能を再び有効にするには、上記の各コマンドの false を true に置換して再実行します。
- macOS システム上の Safari ブラウザーからコントローラーを始動したときに問題が発生する。
trc.properties ファイルの always.use.preinstalled.controller プロパティーが true に設定されていると、問題が発生します。macOS システム上の Apple の Safari ブラウザーを使用してサーバーの Web インターフェースにアクセスし、リモート・コントロール・セッションの開始または参加、あるいはセッション記録の再生を行うと、アプリケーションが自動で開きません。代わりに、リモート・コントロール・アイコンと拡張子 .trcjws の付いたファイルがダウンロード・フォルダーに自動で保存されます。アプリケーションを開くには、Dock の右側にあるダウンロード・アイコンをクリックしてから、ダウンロード済みの .trcjws ファイルをクリックします。代わりの方法として、Firefox などの別のブラウザーをご使用ください。
- Java 1.6 を使用するコントローラーはサーバーに接続できない。
V9.1.2 以降では、Java 1.6 は公式にはサポートされていませんが、このバージョンの Java を実行するコントローラーは、HTTPS モードが構成されている場合、BigFix Remote Control サーバーへの接続に失敗します。
- ログの配布タスクにより Java のメモリー不足エラーが発生することがある。
ログの配布タスクにより、データベースにあるセッションの監査履歴がファイル・システム上のログ・ファイルにエクスポートされます。ただし、このタスクが実行する照会で返される結果セットが大きい場合、このタスクによって、Java のメモリー不足エラーが発生することがあります。古いバージョンの Remote Control では、ログの配布タスクはデフォルトで有効になります。新バージョンの Remote Control の新規インストールでは、このタスクはデフォルトで無効になります。しかし、旧バージョンの Remote Control からアップグレードする場合、現行の設定が有効のままになります。このため、この機能が必要でない場合は、この機能をオフにすることをお勧めします。この機能を使用すると、メモリー使用率が高くなり、サーバーがメモリー不足になるおそれがあります。特に、セッション履歴に非常に多数のセッション監査ログがあるサーバーでは、このエラーが発生します。また、エクスポートされた監査ログの処理やクリーンアップを行わないと、空きディスク容量を使い果たしてしまうことがあります。値の設定について詳しくは、『監査ログの配布』を参照してください。
- オンデマンド・ターゲットが Internet Explorer 11 で実行できない場合がある
最新バージョンである Internet Explorer 11 を使用する場合、オンデマンド・ターゲットを起動しようとしているときに、ActiveX コントロールのインストールに失敗することがあります。代わりの方法として、この制約が存在しない Firefox を使用するよう選択することができます。
- ターゲットが接続を失っても「チャット」ウィンドウや「コラボレーション」ウィンドウはアクティブのままであり、引き続きアクセスできる。
セッション中にターゲットがネットワーク接続を失ったときに、コントローラーで「チャット」ウィンドウまたは「コラボレーション」ウィンドウが開いている場合、その「チャット」ウィンドウや「コラボレーション」ウィンドウはアクティブのままであり、引き続きアクセス可能です。ただし、ウィンドウ内で実行されたアクションは無効です。
- コラボレーション・セッションのハンドオーバーの後、新しいマスター・コントローラーで「Num lock」アイコンを使用できない場合がある。
コラボレーション・セッション中に、セッションのハンドオーバーの後、新しいマスター・コントローラーで「Num lock」アイコンを使用できない場合があります。前のマスター・コントローラーは引き続きそのアイコンにアクセスできますが、前のマスター・コントローラーがアイコンをクリックしても何も起こりません。
- 参加者がネットワーク接続を失ったときに他の参加者が参加した場合は、コラボレーションにおける参加者制限が適用されない。
コラボレーション・セッション中に、ある参加者がネットワーク接続を失った後セッションに再接続する場合、再接続時に参加者制限は適用されません。例えば、参加者制限が 1 のときに、UserA がセッションに接続しているとします。UserA がネットワーク接続を失いました。UserB がセッションへの参加を要求し、受け入れられました。UserA はネットワークに再接続し、セッション回復力の機能により、リモート・コントロール・セッションに再接続します。ここでは、制限は 1 に設定されていますが、セッションに 2 人の参加者が存在します。
- データベースの作成を選択したときにデータベースが既に存在する場合、「再試行」ボタンをクリックしても効果がない。
インストーラーを使用したサーバーのインストール時にデータベースの作成を選択した場合、同じ名前のデータベースが既に存在すると、エラーが報告されます。メッセージ・ウィンドウには、「再試行」と 「続行」の 2 つのオプションが提供されます。「再試行」をクリックしても、何も起こりません。「続行」をクリックすると、インストールが続行され、既存のデータベースが使用されます。
- アクセシビリティー対応の GUI でブローカー・サポートが提供されない。
Microsoft™ Windows™ システムで、アクセシビリティー対応のユーザー・インターフェースを使用しているときには、「接続コードの入力」オプションが提供されないため、ブローカーを介してセッションを開始することができません。このオプションを有効にするには、ターゲットの構成で Accessibility=no を設定して、アクセシビリティー対応の UI を無効にします。
- ターゲット・インストーラーは終了するが、仮想スマート・カード・リーダーのデバイス・ドライバーがインストールされない
64 ビット版の Windows™ では、仮想スマート・カード・リーダーのデバイス・ドライバーの在席インストール時に、インストーラーがデバイス・ドライバーをインストールせずに終了することがあります。この問題が発生するのは、Microsoft™ Visual C++ 2015 Redistributable Package のインストールでシステムの再起動を求めるプロンプトが表示されたときに、「No」を選択した場合です。
この問題を回避するには、以下のいずれかのステップを実行します。- インストール中に、「No」ではなく「Yes」を選択します。システムが再起動します。ログオンした後、自動的にデバイス・ドライバーのインストールが再開されます。
- 「No」を選択した場合は、システムを再起動して、ターゲットのインストールを再実行します。
- FIPS 140-2 または NIST SP800-131a への準拠のサポートが macOS コンポーネントでサポートされていない。
Remote Control の macOS サポートの第 1 段階では、FIPS 140-2 または NIST SP800-131a への準拠はサポートされていません。リモート・コントロール・ターゲットでは OpenSSL が使用されます。ただし、OpenSSL には、OS X El Capitan (10.11) または macOS Sierra (10.12) の FIPS 140-2 認証および検証はありません。BigFix® Remote Control Target for macOS が FIPS モードで実行されるように構成することはできません。
BigFix® Remote Control Controller for macOS は、FIPS 認定の暗号プロバイダーのない Oracle Java SE ランタイム環境にバンドルされています。コントローラーが FIPS 準拠モードまたは NIST 準拠モード用に構成されている場合、あるいは FIPS 準拠または NIST 準拠が構成されているリモート・コントロール・サーバーからコントローラーが起動される場合、ターゲットへの接続は失敗し、次のエラー・メッセージが表示されます。FIPS 認定のローカル暗号プロバイダーの初期化中にエラーが発生しました。セッションを確立できません。」
- BigFix® Remote Control Target for macOS でのユーザーの簡易切り替えとログオフの制限
BigFix® Remote Control Target for macOS は、リモート・コントロール・セッション中のユーザーの簡易切り替えをサポートしていません。また、別のユーザー・アカウントに切り替える際に、セッションが一時的に中断されることを示すメッセージがコントローラー上に表示されることはありません。
ユーザーがログアウトすると、 そのユーザーのセッションで実行されているすべてのアプリケーションが強制終了されます。したがって、BigFix® Remote Control Target for macOS はアプリケーションとして実行されることから、これも同様に強制終了されます。
これらの制限は、オンデマンド・セッション中の BigFix® Remote Control Target for macOS にも適用されます。
- 未登録ターゲットの一部のポリシーが BigFix® Remote Control Target for macOS でサポートされていない。未登録ターゲットに使用できるセッション・ポリシーのうち、以下のものが BigFix® Remote Control Target for macOS でサポートされていません。セッション・ポリシーについて詳しくは、未登録ターゲットのセッション・ポリシーを参照してください。
- 再起動
- 画面上のセッション通知の有効化
- 「入力ロックの許可」
- ターゲットのロックを設定
- ロックされたターゲットでの画面の表示 (Display screen on locked target)
- 画面を表示可能にして入力ロックを許可 (Allow input lock with visible screen)
- パニック・キーの無効化
- デスクトップ・バックグラウンドの除去
- ウィンドウの非表示
- スクリーン・セーバーがアクティブな場合に画面更新を停止する (Stop screen updates when screen saver is active)
- セッション中のチャットを許可
- 自動セッション・ハンドオーバーを許可
- コントローラーから開始される JNLP ファイルが未署名のため、macOS で実行されない。
コントローラーまたはプレイヤーを実行するためにサーバーから .jnlp ファイルが開始されると、macOS により実行がブロックされることがあります。メッセージにより、アプリケーションが未署名であることが報告されます。処理を続行するためのオプションはありませんが、別の方法として、コントロール・パネルに移動し、「セキュリティー & プライバシー」パネルでアプリケーションの強制実行を許可するオプションを選択します。処理を続行する前に、ユーザー認証が要求されます。
メッセージが表示されないようにするには、サーバー上で always.use.preinstalled.controller プロパティーを有効にします。また、セッションの開始前に、コントローラーが macOS システムにインストールされていることを確認します。
- macOS バージョン 10.14 以前を実行している場合、BigFix® Remote Control ターゲット・アプリケーションがポート 888 でリッスンできない。
macOS バージョン 10.14 以前では、アプリケーションがポート 1024 以下でリッスンできません。これらのポートにはルート特権が必要ですが、このリリースでは、ターゲットは現在のユーザーの特権を使用して実行されます。そのため、デフォルトのポートは 8787 ですが、macOS 10.15 以降を実行している場合は手動で 888 に設定できます。
- スタンドアロン・プレイヤーを macOS システムに別個にインストールする必要がある。
セッションのローカル記録を再生するために使用するスタンドアロン・プレイヤーは、macOS システムに別個にインストールする必要があります。Windows™ システムおよび Linux™ システムでは、このアプリケーションはコントローラー・パッケージによってインストールされます。macOS システムでは、別個に trc_player.pkg をインストールします。trc_player.pkg ファイルは、FlexNet Operations または BigFix® Remote Control サーバー UI から取得できます。詳しくは、『インストール・ファイルの入手』を参照してください。
- BigFix® Remote Control Target for macOS では、ユーザーのホーム・ディレクトリー内のログ・ファイルに監査イベントが追加される。
AuditToSystem プロパティーが有効な場合、インストール済みの BigFix® Remote Control Target for macOS ターゲットでは、システム・イベント・ログではなくユーザーのホーム・ディレクトリー内のファイルに監査イベントが追加されます。このファイルは、trcaudit_[date]_[time].log ファイルです。ここで、[date]_[time] はセッションが発生した日時です。
- BigFix® Remote Control Target for macOS でツールがサポートされていない。
コントローラー構成ウィンドウの「実行ツール」タブを使用して、ターゲット上で実行可能なツールを入力できます。ただし、BigFix® Remote Control Target for macOS 上でのツールの実行は実装されていません。
- macOS ターゲットでファイル転送セッション・モードを使用できない。
ファイル転送セッション・モードは、BigFix® Remote Control Target for macOS にはまだ実装されていません。このセッション・モードでセッションを開始すると、ターゲットはセッションを拒否します。
- コントローラー UI の一部のオプションがサポートされていない。
コントローラー UI の「ターゲットでのアクションの実行」メニューにある、「ドロー・ツール」、「強調表示ツール」、「クリア命令」、および「ワークステーションをロック」のオプションがサポートされていません。
- P2P モードでインストールされた BigFix® Remote Control Controller for macOS で、グローバル構成を使用できない。
trc_controller.cfg ファイルは、Remote Control Target.app に格納されています。アプリケーション内のファイルとコンテンツは署名されています。管理者が .cfg ファイルの値を変更すると、コントローラーの起動が失敗することがあります。したがって、インストール済み製品ではデフォルト値を変更することはできません。また、管理者が必須オプションを使用してグローバル構成設定を適用することもできません。コントローラー UI の「コントローラーの構成」 オプションを使用すると、コントローラーの実行時にローカル構成を作成できます。
- Sierra より前の macOS ターゲットに「強制終了」を送信できない。
コントローラー・ユーザーは、OS X El Capitan 10.11 を実行している BigFix® Remote Control Target for macOS に対して「Force Quit」を送信できません。
- 以前のバージョンとの互換性の問題が発生する可能性がある。
以下の制約事項は、バージョン 9.0.0、9.0.1、または 9.1.0 から Remote Control にアップグレードする場合は問題ではありません。
IBM® Endpoint Manager for Remote Control バージョン 9.0.0 では、以前のバージョンとの互換性の問題を発生させる可能性がある新機能が導入されました。さまざまなコンポーネントが正しい順序でアップグレードされていない場合、問題が発生します。
この制約は、ゲートウェイ・コンポーネントおよびブローカー・コンポーネントがデプロイされている環境にのみ当てはまります。こうした環境では、サーバー・コンポーネントまたはターゲット・コンポーネントに先んじて、ブローカーとゲートウェイを更新する必要があります。これらをアップグレードした後で、ターゲットおよびサーバーを、ご使用の環境に最も適した順序でアップグレードしてください。これらの間には依存関係がないためです。
すべてのプロパティー・ファイルを常時バックアップしてください。このリリースのコントローラーのアップグレードでは、既存のプロパティーがすべて失われるため、プロパティー・ファイルをバックアップしておく必要があります。
V9.1.4 より前の古いバージョンの Remote Control コントローラーは、デフォルトで AES および MARS 暗号化を拒否する V9.1.4 のターゲットに接続できません。この非互換性を回避するには、コントローラー・コンポーネントを最新バージョンにアップグレードしてください。
詳しくは、BigFix® Remote Control インストール・ガイド を参照してください。 - NIST 準拠のサーバーでは、暗号化されたすべての SSL/TLS 接続に TLS 1.2 のみを使用する必要がある。
Remote Control サーバーが NIST SP800-131A 要件に準拠するように構成されている場合、暗号化されたすべての SSL/TLS 接続に TLS 1.2 のみを使用する必要があります。この準拠要件は、サーバーから、TLS 1.2 接続をサポートしない可能性のある他のコンポーネントへの接続を妨げる場合があります。または、特定の構成が追加で必要となる場合があります。例えば、データベース・サーバー、LDAP サーバー、メール・サーバーなどです。
- Java™ は、 NIST SP800-131A 準拠モードでは SHA-1 を使用した SSL 証明書のレガシー使用をサポートしない。
Java™ は、 SHA-1 を使用した SSL 証明書のレガシー使用をサポートしません。この問題はサーバーおよびコントローラーに影響します。NIST SP800-131A 準拠が有効化されている場合、サーバー・コンポーネントおよびコントローラー・コンポーネントは SHA-1 を使用した証明書の使用または検証を許可しません。証明書を SHA-2 に更新する必要があります。
- セッションがタイムアウトになると「送信するファイルを選択してください」ウィンドウが開いたままになる。
セッション中に、非アクティブ・タイムアウトの限度に達したためにセッションが終了する場合に、ターゲットで「送信するファイルを選択してください」ウィンドウが開いていると、セッションの終了時にこのウィンドウが閉じません。オンデマンド・ターゲットの場合、このウィンドウで「OK」または「キャンセル」をクリックするまで、ターゲットは終了しません。
- 仮想化ソフトウェアの一部では、ゲスト上でマウスをレンダリングしません。
仮想化ソフトウェアの一部では、ゲスト上でマウスをレンダリングしません。1 つではなく 2 つのポインターをユーザーが見ることがないよう、ホスト上のマウスのみが代わりに使用されます。副次的影響として、仮想マシンがリモート・コントローラーの制御下にあるとき、ローカル・ユーザーに対して、ゲスト・ウィンドウ内でマウスの動きが表示されない場合があります。
- 自動生成された証明書の上書きオプションおよびパスワード・オプションが最初に有効にならない。
サーバーのインストール時に、インストーラー・プログラムを使用している場合、自動生成された証明書の上書きオプションおよびパスワード・オプションは最初有効化されません。自動生成された証明書を使用していて、上書きオプションおよびパスワード・オプションを有効にする場合は、「自動生成された証明書ストアの使用」 をクリックして、オプションを有効化します。
- オンデマンド・ターゲットを使用したセッション中に、コントローラーのアクション・メニューから「Inject Alt + Tab」を選択しても、ターゲット・システム上で無効です。
この制限は Windows™ 8.1 および Windows™ Server 2012 R2 のオペレーティング・システムに適用し、標準ユーザーのみに影響します。オンデマンド・ターゲットを使用したセッション中に、コントローラーのアクション・メニューから「Inject Alt + Tab」を選択しても、ターゲット・システム上で無効です。Windows™ 8.1 および Windows™ Server 2012 R2 のオペレーティング・システムでは、Microsoft™ は、「コンピューターの簡単操作」アプリケーション以外の、アプリケーションによる Alt + Tab のキーボード・ショートカットの送信をブロックしています。オンデマンド・ターゲットは、管理者ユーザーによって実行される場合、それ自身を「コンピューターの簡単操作」アプリケーションとしてマークできますが、標準ユーザーによって実行される場合はできません。
- CLI ツールのインストール時に「Remote Control ゲートウェイを使用します」オプションが適用されない。
Windows™ オペレーティング・システムで CLI ツールをインストールするときに、インストール中に「プロキシー・サーバーまたは Remote Control ゲートウェイを使用します」を選択した場合、2 つのオプションが使用可能になります。「HTTP プロキシーを使用します」または「Remote Control ゲートウェイを使用します」のいずれかを選択できます。ただし、ゲートウェイが構成済みの環境では CLI ツールは機能しないため、「Remote Control ゲートウェイを使用します」は適用されません。
- Linux™ ターゲットに接続しているときに「プライバシーを使用可能にする」オプションおよび「入力ロックの有効化」オプションが使用可能になる場合がある。
Linux™ ターゲットとのセッション中に、コントローラーの「ターゲット内のアクションを実行」メニューで、「プライバシーを使用可能にする」オプションと「入力ロックの有効化」オプションが使用可能になる場合があります。Linux ターゲットではこれらの機能はサポートされないため、これらのオプションをクリックしてもターゲットでは無効です。Linux™
- 「現在のサーバー状況を表示」ページを表示したままにすると、サーバー UI の Web セッションがタイムアウトにならない
サーバー UI では、一定の非アクティブな時間の後に何らかのオプションを選択すると、「ログオン」ページが表示されます。この時間制限は web.xml ファイルで定義されます。ただし、「アドミニストレーター」「現在のサーバー状況を表示」を選択して、このページを表示したままにすると、Web セッションがタイムアウトになりません。その結果、時間制限に達した後も引き続きオプションを選択することができ、「ログオン」ページは表示されません。
- 十分な VRAM が搭載されていないコンピューターでは、コントローラーは大きなターゲット画面全体を表示できない。
リモート・コントロール・セッション中に、表示されるターゲットの領域が大きい場合、それに対してコントローラーを実行しているコンピューターの VRAM が少なすぎると、コントローラー上の画像がちらつきます。セッション・ウィンドウのスクロール・バーが機能せず、時おり表示されないことがあります。コントローラーのセッション・ウィンドウのツールバーも、ターゲット画面で見えなくなる場合があります。
- Windows™ スマート・カードの初期化が完了する前に、Windows 10 のスタートアップ画面が再度表示される
Windows™ 10 のスタートアップ画面は背景画像であり、ログオン画面に移動するためには消去する必要があります。ログオンのプロンプトが表示されたときにそれ以上入力を行わないと、背景画面が再度表示されます。スマート・カード・リーダーは読み込むまでにしばらく時間がかかることがあります。これは、ログオンの方式としてスマート・カードを選択できるまでに背景画面が再度表示されることを意味します。このため、この背景を再度消去して、スマート・カードを選択する必要があります。
- ブローカー証明書では subjectAltName の拡張はサポートされない
ブローカーは、エンドポイントまたは他のブローカーがセキュア接続の確立時に正当性を検証した SSL 証明書または TLS 証明書を必要とします。証明書では、ホスト名を 2 つの方法でエンコードできます。Subject で commonName (CN) フィールドを使用する従来の方法は非推奨となり、これに代わって subjectAltName の拡張が推奨されます。SSL クライアントまたは TLS クライアントは、subjectAltName の拡張が存在する場合、これを検証し、存在しない場合は CN フィールドにフォールバックする必要があります。ブローカーおよびターゲットでは検証コードに関する問題のため、subjectAltName による検証は、解決策が見つかるまでは無効になっています。
- Remote Control の一部のコンポーネントは、ワイルドカード証明書の検証をサポートできない
Remote Control のブローカー、ターゲット、および CLI の各コンポーネントは、ワイルドカード証明書の検証をサポートできません。現在これを解決する唯一の方法は、CN フィールドにサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) が設定されたサーバー証明書を要求することです。証明書に subjectAltName フィールドが含まれていても構いません。ブローカーおよびターゲットは、証明書の検証時にこのフィールドを無視することが制限事項です。
- Linux™ オペレーティング・システムでは、標準ユーザーとして実行されるオンデマンド・ターゲットがすべてのターゲット・システム情報を取得できるわけではない
Linux™ オペレーティング・システム上で標準ユーザーとしてオンデマンド・ターゲットを実行する場合、「システム情報を取得」機能の使用時に一部のターゲット情報を取得できません。システム情報を取得または表示したときに、以下のターゲット情報はブランクになります。モデル、ベンダー、シリアル番号、UUID。
- オンデマンド・リモート・コントロール・セッションの起動が動作しない場合、問題が発生する可能性がある。この問題は、次の状況で発生します。
- サーバーが HTTPS 用に構成されており、cookie.xml ファイルで cookieSecure 属性が true に設定されている。例えば、 [INSTALLDIR]/wlp/usr/servers/trcserver/cookie.xml
- オンデマンド・ポータルが HTTPS ではなく、HTTP を使用してアクセスされている。オンデマンド・ポータルに対して、HTTP を使用したセキュアでないアクセスを許可することは推奨されません。これは、セッションの認証に使用される接続コードが暗号化されずにインターネット経由で送信されるためです。
オンデマンド・ポータルをインターネットで公開するためにリバース・プロキシーを使用する場合は、インターネット・ユーザーが HTTPS のみを使用してオンデマンド・ポータルにアクセスできるように、リバース・プロキシーを構成してください。HTTP によるアクセスを無効にする必要があります。Remote Control サーバー上で、 ondemand.properties ファイルの ondemand.url プロパティーが HTTPS で始まるように構成されていることを確認します。
- Firefox および HTTPS の使用時に、サーバーの証明書が Firefox のトラストストアに含まれている CA によって署名されていない場合、オンデマンド・プラグインをインストールできない。
Firefox を使用して、ランディング・ページから Remote Control のオンデマンド・ターゲットを起動しようとするときに、HTTPS を使用していて、サーバーの証明書が Firefox のトラストストアに含まれている CA によって署名されていないと、オンデマンド・プラグインをインストールできないことがあります。
オンデマンド・セッションをランディング・ページから開始しようとしているときに、以下の記述が当てはまる場合は、オンデマンド・プラグインのインストールに失敗します。この問題を解決するには、Mozilla Firefox のストアに含まれている CA によって署名されたサーバー証明書を使用します。あるいは、ユーザーのシステム上で 1 つのバージョンの Java™ が使用可能な場合は、JNLP 方式を使用してオンデマンド・ターゲットを起動することができます。- Mozilla Firefox ブラウザーを使用している。
- HTTPS を使用して、リバース・プロキシー (リバース・プロキシーを使用している場合)、またはサーバーのいずれかに接続している。
- リバース・プロキシーまたはサーバー (いずれかユーザーがアクセスしている方) で使用される証明書が、Firefox のトラストストアに含まれている認証局 (CA) によって署名されていない。
- コントローラーがスマート・カードの挿入および取り外しを検出できない。
スマート・カード認証が有効になっているセッション中に、コントローラーがカード・リーダーへのスマート・カードの挿入、およびカード・リーダーからのスマート・カードの取り外しを検出できないことがあります。この問題は偶発的に発生します。P2P セッション中にこの問題を解決するには、そのセッションを終了した後、コントローラーを閉じてから、再度開きます。新しいセッションを開始して、スマート・カード機能を再度使用します。管理対象のセッションでこの問題を解決するには、そのセッションを終了し、新しいセッションを開始して、スマート・カード機能を再度使用します。