中規模環境についてのガイドライン
環境に含まれるターゲット数が 5,000 から 75,000 までの場合、サーバー環境のガイドライン のサーバー・インストール・タイプ 2 または 3 を使用できます。パフォーマンスの点では、インストール・タイプ 2 が適しています。しかし、インストール・タイプ 3 では、インストール済みの WebSphere Application Server の管理機能も使用できます。
以下の追加要件も考慮してください。
- プロセッサー: クワッド・コア・プロセッサー 1 個またはデュアル・コア・プロセッサー 2 個、2.40 GHz。
- メモリー: 8 GB RAM。
- 記憶域: RAID 5 - 6 HDD。DB2、Oracle、もしくは MS SQL 64 ビットまたは 32 ビット。
- ハートビート構成 -
表 1. ハートビート構成プロパティー: 中規模環境の推奨値 プロパティー trc.properties 値 heartbeat.timeout 1440 注: 定期的な更新を増やす必要がある特定のコンピューターのグループがある場合、それらの特定のターゲット・グループに対して、小さいハートビート・タイムアウト設定をグループ属性として適用できます。この属性のグループ・レベルでの設定について詳しくは、「BigFix® Remote Control 管理者ガイド」のターゲット・グループの作成方法に関する章を参照してください。heartbeat.retry 10 注: 環境に含まれるターゲット数が 75,000 に近づいている場合は、パフォーマンスを改善するために、この値を 20 に設定してください。heartbeat.delay 20 注: 環境に含まれるターゲット数が 75,000 に近づいている場合は、パフォーマンスを改善するために、この値を 40 に設定してください。heartbeat.on.wake 0 heartbeat.on.user.change 1 heartbeat.on.change 0 heartbeat.on.stop 0
注: このタイプの環境では、ターゲットのデプロイメントを段階的に実行するようにしてください。デプロイメントを段階的に行うことにより、ターゲットがサーバーへの登録を試行するときに、サーバーが過負荷になることを回避できます。RegistrationDelay ターゲット・プロパティーには、ターゲット・コンピューターの登録操作がデプロイメントの各段階に均等に分散されるような値を設定してください。ターゲットの登録操作は、多数のコンピューターが一度に登録を試行することが回避されるよう、分散させてください。