サーバーの要件

サーバー・コンポーネントに必要なハードウェアは、管理対象であるコンピューターの数と、それらの状況更新について定義されている頻度によって異なります。

Remote Control は分散アーキテクチャーを採用しているため、 単一のサーバーで何十万ものコンピューターをサポートすることができます。
注: Remote Control には、DB2® v11.5および WebSphere® v8.5 のライセンスが含まれています。

Remote Control サーバーをインストールするコンピューターは、最低でも以下の機能を備えている必要があります。

最小ハードウェア要件

  • クワッド・コア・プロセッサー 1 個またはデュアル・コア・プロセッサー 2 個、2.40 GHz、およびサポート対象 OS。
  • 最小 4GB のメモリー。
  • インストール用に最小 2 GB のストレージまたはハード・ディスク・スペース、データベースにはクライアントあたり平均 2 MB。
  • サーバーの自動インストールを実行するには、800 x 600 ピクセル以上の画面解像度が必要です。
  • セッションのビデオ録画を格納するための適切なスペース。録画はハード・ディスクに格納され、サイズはセッションの所要時間と画面アクティビティーによって異なります。平均すると、8 ビット・モードの 5 分間のセッションでおよそ 2 MB のスペースが使用される可能性があります。トゥルー・カラーの 24 ビット・モードの場合、録画にこれよりも多くのスペースが使用される可能性があります。
  • TCP/IP をサポートするネットワーク・カード。
  • サポート対象のブラウザー。

サポートされているブラウザー

検証済みのブラウザーは次のとおりです。
  • Internet Explorer
  • Mozilla Firefox
  • Chrome
  • Safari
  • Edge

オペレーティング・システムのサポート

以下のオペレーティング・システムがサポートされています。

  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows サーバー 2022
  • Red Hat Enterprise Linux 6.0 以降
  • Red Hat Enterprise Linux 7.0 以降
  • Red Hat Enterprise Linux 8.0 以降
  • SUSE Linux Enterprise Server 10 以降
  • SUSE Linux Enterprise Server 11 以降
  • CentOS 5.0 以降
  • CentOS 6.0 以降

サポートされるアーキテクチャー

  • Intel IA®-32 ( x86, x86-32 とも呼ばれます)
  • Intel 64 または AMD64 (x64、x86-64、EM64T とも呼ばれます)
注: IA®-64 (Itaniumとも呼ばれる) プロセッサーはサポートされていません。

サポートされるデータベース

以下のデータベースがサポートされています。
  • IBM DB2 11.5 仮想プロセッサー・コア (VPC)。
  • Oracle 11g および 12c。

    Oracle データベースを使用する場合、Oracle 11g ドライバーを使用している場合は、trc.properties ファイルで oracle.increment.keys.off=1 を設定してください。サーバー・サービスを再起動します。

  • Microsoft SQL Server 2008、2012、2014、2016、2017、2019。

    バージョンが 6.3 以上の JDBC ドライバーを使用する必要があります。古いバージョンでは、TLS1.2 または JRE8 はサポートされません。

    MS SQL データベースを使用する場合、Windows 認証はサポートされません。ドメイン・ユーザーを使用してログインすることはできません。混合モード認証を使用し、データベースに接続するための SQL ユーザーを作成する必要があります。
注: 少なくとも Java 8 をサポートする JDBC ドライバーを使用してください。

Derby バージョン10.13 は、Remote Control サーバーに付属しています。インストール時に Derby オプションを選択すると、Derby がローカル側にインストールされます。

注: Derby のインストールは、PoC 構成の場合のみにしてください。Derby は実稼働環境ではサポートされていません。

インストーラーを使用してサーバーをインストールするときに、WebSphere Application Server Liberty Profile バージョン 19.x.x.x もインストールされます。