大規模環境についてのガイドライン
環境に含まれるターゲット数が 75,000 から 225,000 までの場合、サーバー環境のガイドライン のサーバー・インストール・タイプ 3 を使用できます。
以下の追加要件も考慮してください。
WebSphere Application Server をホストするための要件
- プロセッサー: クアッド・コア・プロセッサー 2 個。 2.40 GHz、サポート対象 OS。
- メモリ: 16 GB の RAM。
- 記憶域: RAID 5 - 6 HDD。
- ハートビート構成 -
表 1. ハートビート構成プロパティー: 大規模環境の推奨値 プロパティー trc.properties 値 heartbeat.timeout 1440 注: 定期的な更新を増やす必要がある特定のコンピューターのグループがある場合、それらの特定のターゲット・グループに対して、小さいハートビート・タイムアウト設定をグループ属性として適用できます。この属性のグループ・レベルでの設定について詳しくは、「BigFix® Remote Control 管理者ガイド」のターゲット・グループの作成方法に関する章を参照してください。heartbeat.retry 60 注: 環境に含まれるターゲット数が 75,000 に近づいている場合は、パフォーマンスを改善するために、設定値を大きくしてください。heartbeat.delay 60 注: 環境に含まれるターゲット数が 75,000 に近づいている場合は、パフォーマンスを改善するために、設定値を大きくしてください。heartbeat.on.wake 0 heartbeat.on.user.change 1 heartbeat.on.change 0 heartbeat.on.stop 0 - オプション: ネットワーク・カード 2 つ (ターゲット通信に 1 つ、データベース通信に 1 つ) があると、パフォーマンス・チューニングに役立つ可能性があります。
データベースをホストするための要件 (DB2®、Oracle、または MS SQL がサポート対象) は以下のとおりです。
- プロセッサー: クワッド・コア・プロセッサー 4 個、2.40 GHz。
- メモリー: データベース・サプライヤーの推奨に従う。
- 記憶域: RAID 5 - 6 HDD 146 GB
注: データベース管理者は、適切なパフォーマンスを実現するためにデータベースを調整する必要があります。
サイズの大きいレポートを使用する場合、性能低下が生じる可能性があるため、以下のガイドラインも考慮する必要があります。
- 「すべてのターゲット」レポートがデフォルトのホーム・ページ・レポートにならないようにします。
- ターゲットが登録を試行するときにサーバーが過負荷になることを回避するため、ターゲットを段階的にデプロイするようにします。 注: RegistrationDelay ターゲット・プロパティーには、ターゲット・コンピューターの登録操作がデプロイメントの各段階に均等に分散されるような値を設定してください。ターゲットの登録操作は、多数のコンピューターが一度に登録を試行することが回避されるよう、分散させてください。
注: LDAP を構成しており、LDAP 同期が有効な場合、同期の適切な頻度を設定してください。LDAP 構成が多数のユーザーおよびグループをインポートするようセットアップされている場合は、頻度を 24 時間に設定してください。LDAP の構成について詳しくは、LDAP の構成を参照してください。