ターゲットへの一時的アクセスの要求
Remote Control を使用して、アクセスする許可を持つターゲットにアクセスし、リモート・コントロール・セッションを確立することができます。アクセスのタイプは、ユーザーのグループ・メンバーシップと、これらのグループとターゲット・グループの間で設定されている関係によって決定されます。ただし、「アクセス要求」機能を使用することで、アクセス権限を持たない 1 つ以上のターゲットへの一時的アクセスを要求することもできます。この機能を使用して、必要なターゲットを選択し、確立するリモート・コントロール・セッションのタイプを定義し、一時的アクセスの期間を定義します。要求を送信すると、管理者に通知が送信されます。要求が回答されると、要求の結果が詳細に記載された E メールがユーザーに送信されます。
注: BigFix® Remote Control サーバー の E メール機能を有効にして、通知プロセスを実行できるようにする必要があります。E メールを有効にする方法について詳しくは、「BigFix® Remote Control 管理者ガイド」を参照してください。
以下のような理由の場合に、ターゲットへの一時的アクセスを要求できます。
- 1 つまたは複数のターゲットに問題があるという通知をユーザーが受けたが、それらはそのユーザーがアクセスする許可を持つターゲット・グループのメンバーではないため、問題を解決するために接続を確立する必要がある。
- これらのターゲットにアクセスする許可が、有効期限切れとなっているか、セッションに必要な操作の実行を許可していない。
- BigFix® Remote Control サーバー の登録済みユーザーではない。
アクセス要求を行うには、以下の情報を指定する必要があります。
- セッション・タイプ
- 選択されたターゲットとの間で確立するセッション・タイプを入力します。
- 理由
- 選択されたターゲットへのアクセスを要求する理由を入力します。 注: セッションで有効にしたいポリシーを追加する必要があります。特に、ターゲットにアクセスする許可を既に持っているが、これらの許可を一時的セッション用に変更することが必要な場合があります。変更しない場合、セッションでは既存のポリシーが有効になります。
例: ターゲットのレジストリ・キーへのアクセスまたは表示が許可されていないユーザーが、一時的セッションのためにこれらを実行する必要があるとします。レジストリー・キーにアクセスしなければならない理由を入力して、管理者が一時的セッション用のレジストリー・キー・ポリシーを使用可能にできるようにしてください。
- 開始日
- 日付を yyyy-mm-dd 形式で入力するか、カレンダーから選択します。これはアクセスを開始する日付です。
- 開始時刻
- 時刻を hh:mm:ss 形式で入力します。これはアクセスを開始する時刻です。
- 終了日
- 日付を yyyy-mm-dd 形式で入力するか、カレンダーから選択します。これはアクセスを終了する日付です。
- 終了時刻
- 時刻を hh:mm:ss 形式で入力します。これはアクセスを終了する時刻です。
- 電子メール・アドレス
- 必須。E メール・アドレスを入力します。このアドレスは、管理者が要求に応答するときに使用します。