BigFix リモート・コントロール・アプリケーションは、BigFix 環境内の異なるコンポーネント、クライアント、エンドポイント間の通信を支援します。
BigFix Remote Control で導入された、変更された機能または新機能と機能拡張の概要について、以下で紹介します。
Remote Control を使用すると、何千もの PC およびサーバーをリモートでサポートし、制御することができます。サポートおよび制御は、エンタープライズ・スケールで、中央の場所から、または直接、P2P モードで行うことができます。
このガイドは、Remote Control の管理を担当するユーザーを対象としています。
リモート・コントロール・セッションを使用すると、環境内のコンピューターと接続を確立して、コンピューターをリモートで監視したりアクティブに制御したりすることができます。セッションでは、コントローラー・ユーザーのキーボードおよびマウスが、リモート・システムのプライマリー・キーボードおよびマウスになります。リモート・コントロール・セッションで使用できるオプションには、チャット、ガイダンス、リブート、ファイル転送などの機能があります。
リモート・コントロール・セッションをコマンド・ラインから開始するために使用できるツールをインストールできます。これらのツールを使用して、ターゲット上でコマンドを実行し、ご使用のコンピューターでそのコマンドの出力を表示することもできます。
trc_controller.cfg を編集して、グローバル・コントローラー・プロパティーを作成および構成します。これらのプロパティーは、Remote Control コントローラー・コンポーネントが P2P リモート・コントロール・セッション中に使用します。プロパティーの値は、コントローラーを実行するすべてのユーザーに対して同じです。
セッションに対して AuditToSystem ポリシーが有効になっている場合は、リモート・コントロール・セッション・イベントが監査目的で保存されます。
多くの場合、Remote Control で生じる接続上の問題は、周囲のネットワーク・インフラストラクチャーに関係しています。Remote Control でのエラー・メッセージは、これらの問題を特定する際に役立ちます。
ブローカーを使用して接続されたリモート・コントロール・セッション中に接続の失敗が検出された場合、自動的にセッションへの再接続が試行されます。セッション接続で発生している事象は、さまざまなメッセージ・ウィンドウを通して、コントローラー・ユーザーおよびターゲット・ユーザーに通知されます。
スマート・カード認証が有効化されているリモート・コントロール・セッション中に、コントローラーに表示される可能性のあるステータス・メッセージを以下に示します。一部のメッセージ・ウィンドウには、「非表示」ボタンが表示されます。「非表示」をクリックすると、メッセージ・ウィンドウを最小化してセッションを続行できます。
BigFix® Remote Control Target for macOS でのリモート・コントロール・セッション中に 、以下のキーボードショートカットを挿入できます。ショートカットは、コントローラー UI の「ターゲットでのアクションの実行」メニューに表示されます。
コントローラーは、デフォルトでシステム・レベルで定義されたプロキシーを使用します。いくつかの条件では、これは望ましくない場合があります。コントローラー・インストール・フォルダーに「override.proxy」という名前のファイルを作成すると、デフォルトの動作が変更され、システム・プロキシーは無視されます。
ターゲット・ソフトウェアがインストールされていないターゲットとのリモート・コントロール・セッションをインターネット経由で開始するには、Remote Control を使用します。