Linux での Fixlet サイトのコンテンツの更新

インターネットにアクセスできない Linux コンピューターに BigFix サーバーをインストールした場合は、Airgap ツールを使用して、インターネットにアクセスできるコンピューターに Fixlet サイトのコンテンツをダウンロードします。次に、ファイルを BigFix サーバーがインストールされている Linux コンピューターに移動します。抽出モードまたは非抽出モードでサイト・コンテンツを更新できます。非抽出モードは単純ですが、手順は BigFix 9.5.5 から使用できます。以前のバージョンでは、抽出モードを使用します。

非抽出モードでのサイト・コンテンツの更新

以下の手順では、最も単純なパスについて説明します。使用可能なすべてのオプションについては、以下を参照してください。BigFix ドキュメントで非抽出モードで Airgap ツールを使用する

始める前に

インターネットにアクセスできる Windows または Linux コンピューターが必要です。

手順

  1. BigFix サーバーのシリアル番号と、BigFix ライセンスに指定されている電子メール・アドレスを取得します。この情報を取得するには、次の URL に移動します。https://<ip_address>:<port_number>/masthead/masthead.afxm.
    各表記の意味は次のとおりです。
    <ip_address>
    BigFix サーバーの IP アドレス。
    <port_number>
    BigFix サーバーが使用するポート。デフォルトでは、52311 です。
    情報は次の行にリストされています。
    From: <mail_address>
    X-Fixlet-Site-Serial-Number: <serial_number>
  2. インターネットにアクセスできるコンピューターで、サイト・コンテンツを収集してエアー・ギャップ応答ファイルを作成します。これらの手順は、BigFix サーバーがインストールされているオペレーティング・システムに関係なく、Windows または Linux 上で実行できます。
    • Windows インターネットにアクセスできる Windows コンピューターで、サイト・コンテンツを収集し、Airgap 応答ファイルを作成するには、次の手順に従います。
      1. Airgap ツールのウェブサイトにアクセスし、Airgap ツールをダウンロードします。次に、ファイルを展開します。
      2. コマンド・ラインを開き、Airgap ツールを展開したディレクトリーに移動し、次のコマンドを実行します。
        BESAirgapTool.exe -serial <serial_number> -email 
        <mail_address> -createSiteList <site_list_file_name>
        各表記の意味は次のとおりです。
        <serial_number>
        BigFix サーバーのシリアル番号。
        <mail_address>
        BigFix ライセンスで指定された電子メール・アドレス。
        <site_list_file_name>
        BigFix ライセンスのサイトを書き込むファイルの名前。
      3. <site_list_file_name> ファイルを開き、IBM License Reporting サイトの横にフラグ A が指定されているかどうかを確認します。このフラグは、IBM License Reporting サイトの内容が収集され、必要なファイルがダウンロードされることを示します。別のフラグが指定されている場合は、A に変更します。
        N::BES Support::http://sync.bigfix.com/cgi-bin/bfgather/bessupport
        A::IBM License Reporting::http://sync.bigfix.com/cgi-bin/bfgather/ibmlicensereporting
        
      4. コマンド・ラインを開き、Airgap ツールを展開したディレクトリーに移動し、次のコマンドを実行します。
        BESAirgapTool.exe -site <site_list_file_name> -download -cache <cache_name>
        各表記の意味は次のとおりです。
        <site_list_file_name>
        BigFix ライセンスのサイトのリストを含むファイルの名前。
        <cache_name>
        ダウンロードしたファイルを保存するフォルダーへのパス。
        その結果、ファイルが <cache_name> フォルダーにダウンロードされ、AirgapResponse ファイルが作成されます。
    • Linux インターネットにアクセスできる Linux コンピューターで、サイト・コンテンツを収集し、Airgap 応答ファイルを作成するには、次の手順に従います。
      1. BigFix サーバーがインストールされているコンピューターに移動し、ターミナルを開いて、次のコマンドを実行します。
        # cd /opt/BESServer/bin 
        # ./Airgap.sh -remotedir <folder_name>
        各表記の意味は次のとおりです。<folder_name> は、インターネットにアクセスできる Linux コンピューターにコピーするフォルダーです。
      2. <folder_name> フォルダーを、インターネットにアクセスできる Linux コンピューターに移動します。
      3. <folder_name> フォルダーで、airgap.tar 圧縮ファイルを探し、解凍します。
      4. 解凍したフォルダーから、AirgapRequest.xml ファイルを削除します。
      5. 端末を開き、Airgap ツールを展開したディレクトリーに移動し、次のコマンドを実行します。
        ./Airgap.sh -serial <serial_number> -email 
        <mail_address> -createSiteList <site_list_file_name>
        各表記の意味は次のとおりです。
        <serial_number>
        BigFix サーバーのシリアル番号。
        <mail_address>
        BigFix ライセンスで指定された電子メール・アドレス。
        <site_list_file_name>
        BigFix ライセンスのサイトを書き込むファイルの名前。
      6. <site_list_file_name> ファイルを開き、IBM License Reporting サイトの横にフラグ A が指定されているかどうかを確認します。このフラグは、IBM License Reporting サイトの内容が収集され、必要なファイルがダウンロードされることを示します。別のフラグが指定されている場合は、A に変更します。
        N::BES Support::http://sync.bigfix.com/cgi-bin/bfgather/bessupport
        A::IBM License Reporting::http://sync.bigfix.com/cgi-bin/bfgather/ibmlicensereporting
        
      7. 端末を開き、Airgap ツールを展開したディレクトリーに移動し、次のコマンドを実行します。
        ./Airgap.sh -site <site_list_file_name> -download -cache <cache_name>
        各表記の意味は次のとおりです。
        <site_list_file_name>
        BigFix ライセンスのサイトのリストを含むファイルの名前。
        <cache_name>
        ダウンロードしたファイルを保存するフォルダーへのパス。
        その結果、ファイルが <cache_name> フォルダーにダウンロードされ、AirgapResponse ファイルが作成されます。
  3. AirgapResponse<cache_name> フォルダーを、BigFix サーバーがインストールされている Linux コンピューターにコピーします。
    ファイルを次の場所に配置します。
    • Airgap.sh スクリプトを使用して、AirgapResponse ファイルをフォルダーに配置します。
    • <cache_name> フォルダーの内容を BigFix サーバーのキャッシュ・フォルダーに配置します。デフォルトでは、キャッシュ・フォルダーは次のとおりです。/var/opt/BESServer/wwwrootbes/bfmirror/downloads/sha1.
  4. 端末を開き、ファイルを配置したディレクトリーに移動し、次のコマンドを実行して Fixlet サイトの内容を BigFix サーバーにインポートします。
    ./Airgap.sh -run

抽出モードでのサイト・コンテンツの更新

以下の手順では、最も単純なパスについて説明します。使用可能なすべてのオプションについては、以下を参照してください。BigFix ドキュメントで抽出モードで Airgap ツールを使用する

始める前に

インターネットにアクセスできる Windows コンピューターが必要です。

手順

  1. インターネットにアクセスできる Windows コンピューターに Airgap ツールをダウンロードします。このツールは、BigFix Enterprise Suite Download Center ページで入手できます。
  2. コマンド・ラインを開き、次のコマンドを実行します。
    • BigFix バージョン 9.5.5 以上の場合
      cd /opt/BESServer/bin
      ./Airgap.sh -remotedir <directory>
      各表記の意味は次のとおりです。
      <directory>
      airgap.tar ファイルが作成されるディレクトリー 。
    • BigFix 9.5.4 までのバージョンの場合
      cd /opt/BESServer/bin
      ./Airgap.sh -run

      airgap.tar ファイルは現行ディレクトリーに作成されます。

  3. airgap.tar ファイルから Airgap 要求ファイルを抽出するには、次のコマンドを実行します。
    tar xvf airgap.tar
  4. 解凍された AirgapRequest.xml ファイルを Windows コンピューターにコピーし、ダウンロードした BESAirgapTool.exe ファイルを含むフォルダーに格納します。
  5. Windows コンピューターで、BESAirgapTool.exe ファイルを実行します。Airgap 要求ファイルが Airgap 応答ファイルに変更されます。
  6. AirgapResponse ファイルを BigFix サーバーがインストールされている Linux コンピューターにコピーして、/opt/BESServer/bin ディレクトリーに格納します。
  7. エアー・ギャップ・ツールを再度実行して、AirgapResponse ファイルを BigFix にアップロードします。
    cd /opt/BESServer/bin
    ./Airgap.sh -run
    BigFix コンソールが最新表示されるまで数分間待機します。

次のタスク

ファイルをキャッシュし、BigFix サーバーに移動します。