サーバー・データベース・スキーマの更新

バージョンをアップグレードすると、BigFix Inventory サーバー・データベース・スキーマが更新されます。

始める前に

10.0.5 MS SQL のみ
  1. BigFix Inventory 用に構成するデータベース・ユーザーは、データベースの所有者である必要があります。所有者以外のユーザーは、データベースの更新を実行できません。データベース所有者以外のユーザーがデータベースを更新しようとすると、次のエラー・メッセージが表示されます。

    *'User ''%{user_name}'' is not the owner of specified database. Current database owner is ''%{owner}''.
    As Database Administator use the following query to fix database ownership: ALTER AUTHORIZATION ON DATABASE::
    %{db_name} TO "%{user_name}".'*
  2. MS SQL データベースには、MS SQL エージェントが作成した BigFix Inventory データベース・インデックス・メンテナンスがあります。MS SQL Express エディションでは、インデックス・メンテナンスはサポートされません。MS SQL Express エディションの場合は、次のメッセージが表示されます。
    MS SQL Express Edition is detected. There will be not created BFI Index Maintenance Job as this edition does not support SQL Server Agent.
  3. ユーザーは、システム管理者であるか、msdb データベースに対して「SQLAgentUserRole」のアクセス権を持ち、 SQL Server エージェント・ジョブを管理している必要があります。アクセス権がない場合、ユーザーは BigFix Inventory 索引メンテナンス・ジョブを管理できません。代わりに、作成/更新中のインデックス・メンテナンス・ジョブに対し、以下の警告が tema.log ログ・ファイルに表示されます。
    "<strong>WARNING - </strong> The database user % {user_name}

    データベースのアップグレードはブロックされませんが、インデックス・メンテナンス・ジョブは作成されません。tema.log ファイルには、この失敗が、ジョブ作成の試行中に実行される移行スクリプトに対する警告として含まれています。

このタスクについて

以下の手順に従って、データベース・スキーマを更新します。
  1. サーバーをアップグレードしたら、BigFix Inventory に移動し、「スキーマの更新」をクリックしてアップグレードを完了します。
    MS SQL データベースの場合、このデータベースで構成されているユーザーには db_owner ロールが割り当てられている必要があります。BigFix Inventory にログインして「スキーマの更新」をクリックしてください。
    重要: アップグレードの完了に要する時間は、環境のサイズによって異なります。2 分から 2 時間かかる可能性があります。
  2. すべての変更が確実に処理されるようにするには、インポートを実行します。BigFix Inventory「管理」>「データのインポート」をクリックしてから、「今すぐインポート」をクリックします。
    重要: 最初のインポートに要する時間は、新しいソフトウェア・カタログが含まれるため、長くなる場合があります。また、新しいバージョン用に既存のデータを処理するため、追加の計算が実行される場合もあります。