ファイルのキャッシング

一般的に、Fixlet とタスクでは、必要なファイルがインターネットからダウンロードされます。分離したネットワークでは、最初にインターネットにアクセスできる Windows コンピューター上で必要なファイルをキャッシュし、その後で BigFix サーバーに移動する必要があります。

始める前に

インターネットにアクセスできる Windows コンピューターが必要です。

このタスクについて

これらの手順は、抽出モードでサイト・コンテンツを更新した場合にのみ実行する必要があります。サイト・コンテンツを非抽出モードで更新した場合、この手順は不要です。

手順

  1. オプション: BigFix Inventory v10 Fixlet サイトのみを使用する場合は、デフォルトのサイズの BigFix サーバー・キャッシュで十分です。他のサイト (BES サポートなど) から Fixlet を実行する予定の場合は、キャッシュ・サイズを増やして、BigFix サーバーがファイルを削除しないようにしてください。キャッシュ・サイズを増やすには、以下のステップを実行します。
    1. BigFix コンソールにログインします。
    2. ナビゲーション・ツリーで、「コンピューター」をクリックし、BigFix サーバーがインストールされているコンピューターを右クリックします。次に、「コンピューター設定の編集」をクリックします。
    3. _BESGather_Download_CacheLimitMB 設定の値を大きくしてください。この設定がリストにない場合は、設定を追加して値を MB 単位で指定します。
      このサイズは、各 Fixlet サイトによって異なりますが、少なくとも数ギガバイトに増やすことが必要になる場合があります。
  2. BigFix Inventory.efxm ファイルを、BigFix サーバーからインターネットにアクセスできる Windows コンピューターにコピーします。
    1. BigFix サーバーがインストールされているコンピューターにログインし、install_dir\BES Server\wwwrootbes\bfsites ディレクトリーに移動します。
    2. BigFix Inventory.efxm ファイルを、インターネットにアクセスできるコンピューターにコピーして、移動します。ファイルを C:\BigFix ディレクトリー格納します。
  3. BES Download Cacher を使用して、必要なファイルをダウンロードします。
    1. インターネットにアクセスできるコンピューターに BES Download Cacher をダウンロードします。このツールは、BigFix Enterprise Suite Download Center ページで入手できます。
    2. インターネットにアクセスできるコンピューターで、C:\BigFix ディレクトリーに移動し、downloads という名前のフォルダーを作成します。
      ヒント: このフォルダーの内容を消去しないでください。Download Cacher を次回実行したときに、最後のダウンロード以降に変更されたファイルのみが更新されます。コンテンツ全体を毎回ダウンロードするよりも、プロセスの実行時間が短くなります。
    3. BES Download Cacher を実行します。
      BESDownloadCacher.exe -m "C:\BigFix\BigFix Inventory.efxm" 
          -x C:\BigFix\downloads
  4. downloads フォルダーの内容を、インターネットにアクセスできるコンピューターから BigFix サーバーの以下のディレクトリーにコピーします。
    install_dir\BES Server\wwwrootbes\bfmirror\downloads\sha1

タスクの結果

キャッシュされたファイルは、そのファイルを必要とする Fixlet を実行するたびに BigFix リレーおよびクライアントに自動的に配信されます。Fixlet サイトのコンテンツを常に最新の状態に保つため、Airgap ツールと BES Download Cacher の両方を定期的に使用してください。

次のタスク

Fixlet を実行すると、アクションが作成され、その実行状況が示されます。Fixlet によって開始されたアクションが実行されており、Fixlet のより新しいバージョンが提供されている場合は、現在のアクションを停止します。その後、Fixlet の新しいバージョンを実行します。これを行うには、以下の手順を実行します。
  1. BigFix コンソールにログインして、「アクション」に移動します。
  2. 更新された Fixlet によって開始されたアクションを探し、各アクションを右クリックして「アクションの停止」をクリックします。
  3. 更新済みバージョンの Fixlet を実行します。