10.0.6 時刻の処理

バージョン 10.0.6 以降、コントラクト値は UTC (協定世界時) タイム・ゾーンで計算されます。バージョン 10.0.6 より前のバージョンでは、BigFix Inventory は、「すべてのコントラクト」レポートに対するサーバー OS のタイム・ゾーンと、コントラクトの編集に対するローカル時間でのコントラクト値の計算に使用されていました。

コンポーネントに対してタイム・ゾーンが指定されていない場合、日付はローカル・タイム・ゾーンで表示されます。作成中に同じ日付が指定されている場合、日付は UTC で表示されます。例えば、新規コントラクトを作成する場合、BigFix Inventory はタイム・ゾーンが UTC で考慮されることを示します。

例: 「すべてのメトリック」パネル

UTC では、サマータイムは開始時刻と終了時刻に影響しません。UTC では、どの日付の計算でも、開始時刻は 00:00:00 UTC、終了時刻は 23:59:59 UTC と見なされます。
例: データ・インポート
データ・インポートは中央ヨーロッパ標準時 (CET) で 2021 年 10 月 14 日 03:00 PM (15:00) にスケジュールされています。UTC では、インポートは 1:00 PM (13:00) にスケジュールされています。つまり、10 月 31 日 3:00 AM の冬時間に切り替えた後、データ・インポートは引き続き 1:00 PM (13:00) UTC にトリガーされます。つまり、インポートは 03:00 PM (15:00) ではなく 2:00 PM (14:00) CET に行われます。
例: 保存されているレポート

アジア太平洋地域のタイム・ゾーンでは、その日の開始時に「前日」からのデータがレポートに表示され、南北アメリカでは、その日の終わりに「翌日」からのデータがレポートに表示されます。この矛盾を回避するために、API 呼び出しは UTC タイム・ゾーンに基づいて行われます。レポートの表示を選択すると、API はレポートを UTC で変換し、レポートは UTC で表示されます。