BigFix Inventory での Mac ソフトウェアのディスカバー
BigFix Inventory バージョン 10.0.10 では、Mac エンドポイントまたはコンピューターでソフトウェア・ディスカバリーが拡張されています。このディスカバリーはカタログのないメカニズムに基づいており、カタログ・エントリーは Mac ディスカバリーのディスカバリー結果とアルゴリズム/ロジックに基づいて自動的に作成されます。
Mac アプリケーション・パッケージには適切に定義された命名規則とバージョン管理がありますが、アプリケーションのベンダーは正規化されていません。BigFix Inventory には、Mac ソフトウェア・パッケージのソフトウェア・ベンダーの名前を判別および正規化するアルゴリズムが含まれています。この機能は、以前のソフトウェア・ディスカバリー方式に代わる機能です。「Mac コンピューターにインストールされたソフトウェアの自動シグニチャー作成」によって作成されたシグニチャーと従属ディスカバリーを含むすべてのカタログ定義は、アップグレード時に削除されます。
- 「ソフトウェア・スキャンの開始」アクションをバージョン 10.0.10 に更新する
- 「BigFix Inventory サーバー」を 10.0.10 に更新する
アップグレードの前に
Mac OSパッケージ・ディスカバリーが改善されると、アプリケーションのアップグレード時に、Mac OS マシンで検出された現在のカタログおよびソフトウェアが削除されます。データは、新規ソフトウェア・スキャン中にインポートされたデータに置き換えられます。データが削除されるため、環境内に Mac ソフトウェアとマシンがある場合、アプリケーションのアップグレードに通常よりも時間がかかる場合があります。
select count(*) / 20 from sam.software_components c
join sam.publishers p on c.publisher_id = p.id
where p.name = 'Unclassified Mac Software'新機能
- ベンダー名
- Mac OS の新規パッケージ・スキャンは、パッケージ・ベンダーに関する情報を提供します。さらに、データ・インポート中にベンダー名が重複しないように正規化されます。例えば、「HCL America」は「HCL」や「International Business Machines」から「IBM」などに正規化されます。
- 拡張使用状況データ
- Mac OS の新しいパッケージ・スキャンには、使用状況シグニチャー生成の改善が含まれています。その結果、使用状況をレポートする機能を持つソフトウェア・コンポーネントの数は、以前の実装よりも多くなります。
- パッケージ・カテゴリー
- Mac ソフトウェア・レポートをさらに改善するために、パッケージの「カテゴリー」が導入されました。現在の実装では、Mac の各パッケージは「アプリケーション」または「その他」に分類されています。「アプリケーション」として分類されたエントリーのみがカタログにプロモートされ、 「ソフトウェア分類」でレポートされます。
パッケージ・データ・ビューからシグニチャーを手動で作成することにより、「その他」として分類されたエントリーをプロモートすることもできます。シグニチャーを調整して、所定のソフトウェアのパッチを組み込み、発行者とソフトウェア名を正規化することをお勧めします。
- 新規カタログ階層
- Mac マシンで検出されたコンポーネントは、パッケージ・バージョンに応じた番号の代わりにリリース番号「*」を持つ 1 つの製品にバンドルされます。この変更は、
api/sam/v2/software_instancesREST API の「product_release」列 にも適用されます。ライセンス計算には影響しません。