シンメトリッククラスタを設定する
クラスタをシンメトリックにするには、D10_ENABLE_REPAIR=1 という notes.ini 設定とクラスタ設定文書を使用します。
手順
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クラスタの各サーバーの notes.ini ファイルに以下の設定を追加します。
D10_ENABLE_REPAIR=1
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クラスタの各サーバーの notes.ini ファイルにある ServerTasks 設定に AutoRepair タスクと RepairCleanup タスクを追加して、サーバー起動時にそれらのタスクを実行します。
ServerTasks=Replica,Router,Update,AMgr,Adminp,Sched,CalConn,RnRMgr,AutoRepair,RepairCleanup
注:- スケジュールに従って AutoRepair を実行するには、プログラム文書で
Repair all
コンソールコマンドを使用します。 - スケジュールに従って RepairCleanup を実行するには、プログラム文書で
RepairCleanup
タスクを使用します。
- スケジュールに従って AutoRepair を実行するには、プログラム文書で
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クラスタのすべてのサーバーで、モニターする各データベースレプリカのファイルパス、ファイル名、および大/小文字が同じである必要があります。この要件が満たされていることを検証するには、次の手順を実行します。
- クラスタデータベースディレクトリデータベース (cldbdir.nsf) を開きます。
- [レプリカ ID 別データベース] ビューを選択します。
- [ファイル] 列で、各レプリカに同じファイルパス、ファイル名、および大/小文字が表示されることを確認します。
- クラスタのサーバーの Domino® ディレクトリから、 をクリックします。
- [クラスタ構成の追加] をクリックします。
- [基本] タブで、クラスタを選択します。
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[シンメトリッククラスタ] タブで、オプションを選択します。
オプション 説明 [シンメトリの管理] - データディレクトリの下にあるすべてのフォルダのすべてのデータベースに対してシンメトリを維持するには、[すべてのフォルダ] を選択します。
- データディレクトリの下にある特定のフォルダのデータベースに対してシンメトリを維持するには、[指定したサブフォルダ] を選択し、フォルダを選択します。
自動修復 - 選択したフォルダ内で AutoRepair によって検出されたすべての欠落しているファイルを修復サービスが自動的に置き換えるようにするには、[不明なファイルの修正] を選択します。
- AutoRepair によって検出された欠落しているファイルを修復サービスが置き換えるのではなく log.nsf にレポートするようにするには、[欠落しているファイルをログにリストする] を選択します。
- AutoRepair が実行されないようにするには、[無効] を選択します。
スキャン間隔 AutoRepair を実行して、欠落しているデータベースがないかをチェックする頻度を分単位で指定します。 損傷しているファイル - モニター対象のフォルダ内の損傷しているデータベースを修復できるようにするには、[破損ファイルの修正] を選択します。
Fixup で修復できない損傷ファイルは .pd_bad_<timestamp> 拡張機能で検疫され、修復サービスはクラスタメンバーからすぐに新しいコピーを復旧します。
- 損傷ファイルを修復しないようにするには、[無効] を選択します。
[破損ファイルを削除するまでの時間] ファイルが RepairCleanup によって削除されるまで検疫されたままにする日数を指定します。デフォルトは 20 日です。 - 文書を保存し、閉じます。