クラスタでレプリカを作成する

クラスタでレプリカを作成するには、サーバーでレプリカを作成する場合と同じ管理プロセスを実行します。

HCLDomino® では、1 つの手順で複数のサーバーに複数のレプリカを同時に作成できます。このため、必要なレプリカをクラスタに簡単に組み込むことができます。レプリカを作成するときに、[レプリカの作成] ダイアログボックスで、[クラスタメンバーのみを表示: ] を選択して、cluster name 各クラスタにあるサーバーを確認できます。このようにして、対象となるすべてのクラスタサーバーにレプリカを作成できます。

未読マークを複製する

クラスタ内の別のレプリカへ未読マークを複製するデータベースを指定することも必要です。未読マークを複製すると、ユーザーがフェイルオーバーしたときにすべてのレプリカが同じように表示されます。ユーザーはフェイルオーバーの発生に気付きません。未読マークは、ユーザーが文書のステータスを追跡する際にも役立ちます。メールデータベース内の未読マークを複製することをお勧めします。ただし、使用頻度の非常に高い、マルチユーザーデータベース内の未読マークを複製すると、CPU に相当の負荷がかかり、パフォーマンスが低下します。このことから、これらのデータベース内の未読マークの複製は、重要性を検討した上で実行してください。

デフォルトでは、データベースは未読マークを複製しません。このため、未読マークを複製するデータベースでは、複製設定を変更する必要があります。