- Domino サーバーのデプロイのロードマップ
HCLDomino® を既存の環境に統合する方法を計画する場合は、このロードマップをツールとして使用します。
- サーバー間の接続を計画する
サーバー間で、たとえばデータベースの複製やメールの交換などのデータ交換を行うには、サーバーが互いに接続している必要があります。サーバー間の接続は、ローカルエリアネットワーク (LAN) またはワイドエリアネットワーク (WAN) を経由するか、パススルーサーバー (クライアントとその接続先の中間サーバーとして機能するサーバー) を使用するか、インターネットを経由して確立できます。必要に応じて、いつでもサーバー接続文書を作成し、サーバー接続の新規作成や追加を行うことができます。この文書は、必要に応じて修正できます。
- ディレクトリサービスの計画
HCLDomino® にはさまざまなディレクトリサービス機能が用意されています。
- メール配信トポロジーを計画する
HCLDomino® では、メールシステムのインフラストラクチャを非常に柔軟に構成できるため、内部メッセージと外部メッセージに HCLNotes® 配信または SMTP 配信、あるいはその両方を使用できます。
- クラスタの計画
クラスタを計画する際は現在のパフォーマンスやハードウェアの性能を検討することが重要です。クラスタには、クラスタトラフィックと必要な数のデータベースやレプリカを処理するために十分な CPU 性能、メモリ、ディスク容量が必要です。
- TCP/IP ネットワークの計画
HCLDomino® サーバーに対するデフォルトの TCP/IP 設定は、グローバルにバインドされた 1 つの IP アドレスです。つまり、サーバーは、コンピュータ上のすべての NIC の IP アドレスで接続を待機します。同じ TCP ポート経由でサービスを提供する複数の IP アドレスがコンピュータに存在すると、グローバルなバインドは機能しません。
- NetBIOS ネットワークの計画
HCLDomino® ネットワークは NetBIOS と互換性があります。NetBIOS は IBM® のセッション層 LAN サービスのセットであり、現在では、アプリケーションがトランスポート層のネットワークプロトコルにアクセスするために使用する標準的なインターフェースとなっています。
- メッセージングの概要
HCLDomino® メールシステムは、次の 3 つの基本コンポーネントで構成されます。Domino® メールサーバー、Domino® メールファイル、メールクライアントです。Domino® メールサーバーは、組織のメッセージングインフラストラクチャのバックボーンであり、インターネットメールサーバーと HCLNotes® メールサーバーの両方として機能します。Domino® は、SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)、POP3 (Post Office Protocol version 3)、IMAP (Internet Message Access Protocol)、MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions) のサポートを通じて、標準規格に基づいたインターネットメッセージングを提供します。同時に、Domino® は、Notes® 配信プロトコルの Notes® リモートプロシージャコール (NRPC) と Notes® リッチテキストメッセージ形式の使用によって Notes® メールをサポートします。
- Notes クライアントのデプロイメントを計画する
HCLNotes® クライアントの計画、インストール、アップグレード、設定を行う場合は、以下の参照情報の一覧を使用します。
- セキュリティの計画
Domino® 環境のセキュリティプランニングでは、各種リソースの保護に必要なタスクと機能を理解することが重要です。