クライアントフィーチャーのデプロイ
カスタマイズしたアドオンインストーラ、導入ウィジェットとソースウィジェットカタログ、カスタマイズした Notes® インストールキットなど、Notes クライアントのフィーチャーとプラグインをユーザーにデプロイする方法はいくつかあります。すべての方法で、デプロイメント前にデプロイするフィーチャーとプラグインに正しく署名する必要があります。
- Notes をインストールまたは更新するときに、インストールマニフェストと更新サイトを使用します。
付属の Notes インストールキットをカスタマイズして、フィーチャーとプラグインをインストールマニフェストと更新サイトフォルダに追加できます。この方法は、Notes のリリースをインストールしようとしたときに新規フィーチャーが入手可能になっている場合で、Notes をインストールまたはアップグレードするときにその新しいフィーチャーをインストールする場合に適しています。
トピック「Windows と Mac でのフィーチャーとプラグイン用に Notes インストールをカスタマイズする」を参照してください。
- ウィジェットとウィジェットカタログを使用して、既存のクライアントにフィーチャーとプラグインをデプロイします。
これはフィーチャーとプラグインの推奨デプロイ方法であり、以前の Notes と Domino® リリースに記載されていた (このガイドでも参照されている) 従来の Eclipse 更新マネージャによる方法に置き換わるものです。
この方法は、新しいフィーチャーとプラグインを既存の Notes インストールにデプロイし、さらに Notes を実行していない可能性のある Expeditor クライアントにもデプロイする場合に使用できます。
Notes インストールプログラムの一部としてインストールされた Notes フィーチャー (特にインストールキットのインストールマニフェストや更新サイト) を更新する場合には、この方法を使用できません。
トピック「ウィジェットとウィジェットカタログによるクライアントプラグインの導入」を参照してください。
- ユーザーによって開始される更新を有効化し、Eclipse 更新マネージャを公開します。
この方法は、ウィジェットとウィジェットカタログの方法に取って代わられました。
- カスタムアドオンインストーラを使用する
ウィジェットクライアントのデプロイ方法の代替として、アドオンインストーラを作成することができます。
トピック「カスタマイズされたアドオンインストーラを作成する」を参照してください。
- NSF ベースの更新サイトを作成し、今後の Notes ランタイムへのインストールまたは更新に使用します。
提供されている updatesite.nsf テンプレートを使用して、NSF ベースの更新サイトを作成できます。
トピック「NSF ベースの更新サイトを作成して使用する」を参照してください。
- 複合アプリケーションまたは Notes 更新サイトデータベース (またはその両方) を使用して、複合アプリケーションを更新します。
複合アプリケーションを単独で使用するか、 NSF ベースの更新サイトと共に使用すると、カスタムフィーチャーやサードパーティフィーチャーをインストールまたは更新することができます。
トピック「複合アプリケーションのコンポーネント更新を設定する」を参照してください。
- 従来のサードパーティインストーラを使用して、Notes ランタイムにインストールします。
インストールマニフェストを作成し、フィーチャー、新しいフィーチャーのプラグイン JAR ファイル、site.xml を格納する更新サイトフォルダを作成します。インストーラをデプロイ担当者やユーザーに配布して、各自が独自のインストールを実行できるようにすることも、既に Notes をインストールしているユーザーに代わって新規フィーチャーをインストールすることもできます。
トピック「Creating a traditional third-party installer」を参照してください。
フィーチャーのインストールと更新を制限し、複合アプリケーションの更新を制限する
サーバーが管理する更新サイトリストなどの各種オプションを使用して、ユーザーがフィーチャーを取得できる更新サイトを決定できます。更新サイトリストは、ユーザーが更新を取得できる唯一のサイトリストとして指定することもできます。
詳しくは、トピック「フィーチャーのインストールと更新を制限する」と「使用可能な更新サイトを指定する」を参照してください。
フィーチャーとプラグインを作成する
Notes のインストールまたは更新用にサードパーティまたはカスタムのフィーチャーとプラグインを使用可能にする方法とは関係なく、まず、フィーチャーを作成または取得し、何をインストールするかを記述するインストールマニフェストを作成します。その後、新規フィーチャーとプラグイン JAR ファイルをサイトインデックスとともに更新サイトディレクトリに正しく配置する必要があります。HCL Expeditor 統合開発環境 (IDE) などのツールを使用すると、Eclipse のフィーチャー開発プロセスを自動化できます。
さらに、署名用のフィーチャーとプラグインのセキュリティ設定を指定する必要があります。また、plugin_customization.ini ファイルを使用して、インストールと更新情報の入手元の有効なサイトのリストなどの追加情報と一部のセキュリティ設定を指定することもできます。
詳しくは、トピック「クライアントプラグインのデプロイメントを管理する」を参照してください。
フィーチャーとプラグインに署名する
Notes のインストールまたは更新で新規サードパーティまたはカスタムの Eclipse ベースのフィーチャーを使用可能にする前に、フィーチャーに正しく署名する必要があります。また、署名した後、インストールマニフェストに付加されている plugin_customization.ini ファイルに署名情報を含める必要があります。
詳しくは、「インストールと更新用にカスタムまたはサードパーティのフィーチャーとプラグインに署名する」を参照してください。