クラスタのサーバー可用性を向上させる
クラスタはサーバーの可用性を向上させる目的で設計されます。
Domino® サーバーをクラスタ用に設定するには、次の設定を使用してサーバーの NOTES.INI ファイルにデフォルトポートを指定します。
Server_Cluster_Default_Port=portname
を使用して指定されるためです。 ポートを指定すると、ポートに障害が発生した場合に特定のポートへのクラスタの複製が制限されます。Server_Cluster_Default_Port=
の設定が定義されていない場合、標準のサーバー検索アルゴリズムが使用され、すべてのポートが試されます。Server_Cluster_Default_Port=
設定に指定したポートに問題がある場合、サーバーに別のポートからアクセスできる可能性があります。
サーバーの NOTES.INI ファイルに次の設定を指定すると、他のポートの使用を許可することができます。
Server_Cluster_Auxiliary_Ports=portname
注:
Server_Cluster_Default_Port=
の設定にデフォルトポートを指定しない場合、すべてのポートが試されます。 Server_Cluster_Auxiliary_Ports=
の設定は、次のいずれかの値に設定できます。
- 空白 -- 補助ポートを指定しません。ユーザーから見た既存の動作に変更はありません。
- * (アスタリスク) --
Server_Cluster_Auxiliary_Ports=
の設定に * を指定します。Server_Cluster_Auxiliary_Ports=
の設定に指定したサーバーが到達不能な場合、すべてのポートがチェックされます。 - カンマ区切りのポート名のリスト --
Server_Cluster_Auxiliary_Ports=
の設定にカンマで区切ったポート名のリストを指定します。目的のサーバーに対してリスト内のポートがチェックされます。