壊れたデータベースを修復する
トランザクションログを使用すると、データベースが破損する可能性が低くなりますデータベースへの変更を記録するトランザクションログを使用すると、サーバーエラーや電源エラーなどのシステムエラーが発生した場合に、サーバーによって自動的にトランザクションログが使用され、データベースが復旧、回復されます。ディスクエラーが発生した場合に、トランザクションログと認定バックアップユーティリティを併用することでデータベースを復旧、回復できます。
Domino® サーバーのログファイル (LOG.NSF) のイベント記録ビューには、壊れた文書とビューに関する詳細メッセージが記録されています。Notes Log で次のようなメッセージが表示されたときは、文書の破損が発生しています。
- Document NTdocument number in database database name is damaged
- Document document number in database database name has been deleted
Domino による修復が実行されたことを示す次のメッセージは、修復処理の実行中に表示されるか、破損したビューが修復不可能な場合に表示されます。
- Page format is incorrect
- Invalid CNO vector - position == 0
- Container integrity has been lost - rebuild
データベースの破損の問題が発生した場合は、次のいずれかの方法で問題の解決を試みることができます。ログが有効なデータベースで破損の問題が起きることは少ないため、これらの方法は、主としてログが有効でないデータベースでの破損の問題を解決するために使用されます。
- Fixup を実行して壊れたビューや文書を修復します。
- Updall を実行して壊れたビューや全文索引を修復します。壊れたビューに問題がある場合は、Fixup を実行する前に Updall を実行します。
- Fixup で修正できない破損の問題を修正するには、-c オプションを指定して Compact タスクを実行します。
- [Shift] + [F9] キーを押してビューを 1 つ再構築するか、[Ctrl] + [Shift] + [F9] キーを押してデータベースのビューをすべて再構築します。
- データベースのレプリカを作成します。