サーバーのデータベースを体系化する
データベースをフォルダ別に編成することができます。
サーバーのデータベースを体系化すると、次のことを行うことができます。
- データベースを Notes® Domino® データディレクトリ内に保存する。これはデフォルトです。
- Domino のデータディレクトリのサブフォルダを作成し、関連するデータベースのグループを保存する
- ディレクトリフォルダを作成してデータベースを Domino データディレクトリの外部に保存し、Domino データディレクトリからそのデータベースへのリンクを作成する
- サーバーのデータディレクトリへのアクセスを制限する
ディレクトリリンクとデータベースリンクを作成するときに、[新規リンクの作成] ダイアログボックスで個々のユーザーかグループに対して ACL のアクセス権を設定すると、データベースのセキュリティを強化できます。データベースリンクを持つデータベースへのアクセスを個別に制御できるのは、そのデータベースの ACL だけです。データベースリンクでは制御できません。
ディレクトリリンク
複数のデータベースを Domino データディレクトリ外部のディレクトリに保存すると、その他のサーバーの空きディスク容量を利用できます。保存後、Domino データディレクトリにそのディレクトリを指すリンクを作成します。Domino データディレクトリでは、ディレクトリリンク MKTG.DIR はサブディレクトリ MKTG として表示され、隣にフォルダアイコンが表示されます。リンク先ディレクトリに対するアクセス権のないユーザーは、ディレクトリリンクは見えますが、ディレクトリにはアクセスできません。
Web サーバーでディレクトリのリンクを使用すると、Domino データディレクトリの外部にあるディレクトリに、ブラウザからアクセスできます。このリンクを作成するときは、ブラウザユーザーのアクセス方法を指定します。例えば、匿名ユーザーによるアクセスを指定するか、名前とパスワードによる認証または SSL クライアント認証を使用するユーザーの名前を入力します。
データベースリンク
単独のデータベースを Domino データディレクトリの外部に保存し、Domino データディレクトリからそのディレクトリへのデータベースリンクを作成する方法もあります。データベースリンクは、Domino データディレクトリではデータベースアイコンの形で表示され、隣にリンク先データベースの名前が表示されます。
Web サーバーでデータベースリンクを使用すると、Domino データディレクトリの外部にあるディレクトリ内のデータベースに、ブラウザからアクセスできます。データベースリンクが指すデータベースが他のサーバーにある場合、ブラウザユーザーはそのデータベースにアクセスできません。