システム管理プロセスを使用してレプリカを作成する
HCLDomino® Administrator では、システム管理プロセスを使用して複数のレプリカを作成できます。同一ドメインまたは他のドメイン (複数ドメイン、ドメイン間のシステム管理要求を使用) のサーバーに複製を作成できます。
このタスクについて
サーバーが同一のクラスタ内のメンバーである場合を除き (この場合、厳密には不要)、複製元サーバーと複製先サーバー間の複製をスケジュールする接続文書があることを確認します。
別のドメインにある複製先サーバーにレプリカを作成する場合は、必要な文書が存在することを確認してください。
- 複製元サーバーの [システム管理要求] データベース (ADMIN4.NSF) にアウトバウンドのドメイン間設定文書があって、システム管理プロセスが複製元サーバーに複製の作成要求を書き出せるように設定されている。
- 複製先サーバーのシステム管理要求データベースにインバウンドのドメイン間設定文書があって、システム管理プロセスが複製元サーバーのドメインからレプリカの作成要求を呼び出せるように設定されている。
- 複製元サーバーにメールが有効に設定された接続文書があり、複製元サーバーからドメイン内の複製先サーバーにメールを送信できるように設定されている。
- 2 つのドメインのサーバーが共通の認証者 ID を共有していない場合は、相互認証を設定している。
以下のアクセス権限が必要です。
- 複製先サーバーのサーバー文書で [データベースの作成] のアクセス権が設定されている。
- 複製元サーバーのデータベース ACL で [読者] 以上のアクセス権が設定されている。
複製元と複製先の両方のサーバーが準備されていることを確認してください。
- 両方のサーバーがシステム管理プロセスを実行している。
- 複製先サーバーのサーバー文書において、複製元サーバーに [レプリカの作成] のアクセス権が設定されている。 注: 複製先サーバーのサーバー文書内の [レプリカの作成] フィールドでは、要求が正常に処理されなくなる可能性があるため、ワイルドカード文字 (*) は使用しないでください。
- 複製元レプリカの ACL において、複製先サーバーに [読者] 以上のアクセス権が設定されている。
手順
データベースを複製先サーバーにドラッグしてレプリカを作成する
このタスクについて
特定のサーバーのアイコン上にデータベースをドラッグアンドドロップすることによって、複製先のサーバーにレプリカを作成することができます。この方法では、レプリカがすべて、複製先のサーバーの既存の単一ディレクトリに保存されます。この方法では、システム管理プロセスによりレプリカの作成が自動化されます。
手順
- Domino Administrator から [ファイル] タブをクリックします。
- ファイルペインで複製するデータベースを選択します。
- 選択したデータベースを、サーバーペインにある複製先サーバーにドラッグします。
- 表示されたダイアログボックスで、[レプリカの作成] を選択し、レプリカを保存する複製先サーバーのディレクトリを選択します。[OK] をクリックします。