ローカル・キャッシュ・フォルダーでのパッケージのキャッシング

SCC ダウンロード・キャッシャーを使用して、インターネット対応の BigFix サーバーにパッケージをキャッシュできます。BigFix サーバーがキャッシュ・フォルダーとインターネットの両方からリポジトリー・メタデータおよびパッケージを使用するように構成できます。

始める前に

フォルダー・サイズが増大する場合に備えて、BigFix サーバーの sha1 フォルダーではなく別のフォルダーにパッケージを保管します。BigFix サーバーは最新のダウンロードを保管するだけなので、BigFix サーバーの sha1 フォルダー・サイズの制限が小さすぎると、保管されたパッケージは新しいファイルによって置き換えられることがあります。

このタスクについて

ローカル・キャッシュにパッケージを保管することにより、SCC ダウンロード・プラグインはインターネットからパッケージを取得するのではなく、ローカル・キャッシュ内のパッケージを使用できます。

BigFix サーバーがローカル・キャッシュからのパッケージを要求する場合、パッケージは BigFix サーバーの sha1 フォルダーにもキャッシュされるため、追加のスペースが必要になる可能性があります。

手順

  1. buildRepo ファイルで SCCDownloadCacher.exe サブコマンドを使用して、リポジトリーから BigFix サーバーの sha1 フォルダーにパッケージをダウンロードします。例:
    SCCDownloadCacher.exe --mirrorUser username  --mirrorPass base64_encoded_password
    --download_dir C:\downloads buildRepo --key sles-12-x86_64-sp0, sles-11-x86-sp4
    

    この例で、ダウンロード・キャッシャー・ツールは、指定されたダウンロード・フォルダーにパッケージをダウンロードします。

  2. SCC ダウンロード・キャッシャーの構成ファイル plugin.ini を開きます。plugin.ini ファイルに以下の設定を構成します。
    localCache = <location of the transferred download_dir>
    localCacheOnly = no

    この設定により、BigFix サーバーは最初にダウンロード・プラグインのキャッシュ・フォルダー内のリポジトリー・メタデータを検査します。これが期限切れでなければ、BigFix サーバーはそのメタデータを使用します。それ以外の場合、BigFix サーバーはインターネットからリポジトリー・メタデータを取得します。パッケージの場合、BigFix サーバーは最初に、パッケージが sha1 フォルダーに存在するかどうかを検査し、次に localCache を検査してから、インターネットに進みます。