ローカル・キャッシュ・フォルダーでのパッケージのキャッシング

OpenSUSE ダウンロード・キャッシャーを使用して、インターネット対応の BigFix server にパッケージをキャッシュできます。BigFix server がリポジトリー・メタデータおよびパッケージをキャッシュ・フォルダーとインターネットの両方から使用するように構成できます。

始める前に

フォルダー・サイズが増大する場合に備えて、BigFix server の sha1 フォルダーではなく別のフォルダーにパッケージを保管します。BigFix server は最新のダウンロードを保管するだけなので、BigFix server の sha1 フォルダー・サイズの制限が小さすぎると、保管されたパッケージは新しいファイルによって置き換えられることがあります。

このタスクについて

ローカル・キャッシュにパッケージを保管することにより、OpenSUSE ダウンロード・プラグインはインターネットからパッケージを取得するのではなく、ローカル・キャッシュ内のパッケージを使用できます。

BigFix server がローカル・キャッシュからのパッケージを要求する場合、パッケージは BigFix server の sha1 フォルダーにもキャッシュされるため、追加のスペースが必要になる可能性があります。

手順

  1. buildRepo ファイルで OpenSUSEDownloadCacher.exe サブコマンドを使用して、リポジトリーから BigFix server の sha1 フォルダーにパッケージをダウンロードします。例:
    OpenSUSEDownloadCacher.exe --download_dir C:\downloads 
    buildRepo --key leap-15_4-x64
    

    この例で、ダウンロード・キャッシャー・ツールは、指定されたダウンロード・フォルダーにパッケージをダウンロードします。

  2. OpenSUSE ダウンロード・キャッシャーの構成ファイル plugin.ini を開きます。plugin.ini ファイルに以下の設定を構成します。
    localCache = <location of the transferred download_dir>
    localCacheOnly = no

    この設定により、BigFix server は最初にダウンロード・プラグインのキャッシュ・フォルダー内のリポジトリー・メタデータを確認します。これが期限切れでなければ、BigFix server はそのメタデータを使用します。それ以外の場合、BigFix server はインターネットからリポジトリー・メタデータを取得します。パッケージの場合、BigFix server は最初に、パッケージが sha1 フォルダーに存在するかどうか確認し、次に localCache を確認してから、インターネットに進みます。