ソフトウェアの使用状況のモニターおよびレポート作成
BigFix Inventory は実行中のプロセスのリストを収集し、使用状況シグニチャーを使用するかパスを一致させて検出したソフトウェアにこのデータを関連付けます。
このタスクについて
BigFix Inventory は実行中のプロセスに関する情報を「最初の使用時刻」、「最後の使用時刻」、「合計実行時間」、「合計実行回数」、「1 日あたりの平均実行回数」、「平均実行時間」などの統計情報とともに収集します。この情報に基づいて、使用状況シグニチャーがあるか Java ベースのアプリケーション (
) のいずれかの検出されたソフトウェア・インスタンスのソフトウェア使用状況をレポートします。
初期構成でデフォルトのスキャン設定を選択した場合、ソフトウェア使用状況のモニターとレポート作成はデフォルトで有効になっています。詳しくは、こちらを参照してください: デフォルトのスキャン構成。
それ以外の場合は 手動によるスキャン構成 の指示に従い、「ソフトウェア・スキャンの開始」アクションの「追加のスキャン機能」セクションで「アプリケーション使用状況の統計」チェックボックスにチェックを入れて、ソフトウェア使用状況の統計の収集を有効にします。
使用状況レポートの仕組み
- コンポーネント・インスタンスごとに統計情報を分割しない使用状況シグニチャーの使用
アプリケーション・アップデート 9.2.15 以降、java、java.exe、javaw.exe、jp2launcher.exe という名前のプロセスのパスに基づいて、コンポーネント・インスタンスごとに統計情報を分割します。
1 台のコンピューターにインストールされている BigFix と Oracle Java の使用を区別することができます。
ソフトウェア・カタログ 9.2.15 以降、Java ベースのアプリケーションの使用状況シグニチャーは含まれなくなりました。パス・ベースの一致が使用され、シグニチャーは不要になりました。
使用状況データを収集するための構成 BigFix Inventory のチェックリスト
手順
- BigFix コンソールにログインします。
- でアプリケーション使用状況の統計分析をアクティブにします。アクティブにするには、「分析」を右クリックして「アクティブ化」をクリックします。詳細については、「分析のアクティブ化」を参照してください。
- 「ソフトウェア・スキャンの開始」アクションの「追加のスキャン機能」セクションで「アプリケーション使用状況の統計」チェックボックスにチェックを入れるようにしてください。詳しくは、こちらを参照してください: ソフトウェア・スキャンの開始。
- 次のようにしてプロパティーを確認します。で進んだ「ソフトウェア・スキャンのステータス」で、「アプリケーション使用状況の統計のスキャンステータス」と「アプリケーション使用状況の統計スキャンが最後に完了した時刻」がアクティブになっています。アクティブにするには、「分析」を右クリックして「アクティブ化」をクリックします。詳細については、「分析のアクティブ化」を参照してください。
タスクの結果
ソフトウェア使用状況レポート
- 測定データには、特定のコンピューターで実行されているプロセスに関する未加工の集約情報が、「最初の使用時刻」、「最後の使用時刻」、「合計実行時間」、「合計実行回数」、「1 日あたりの平均実行回数」、「平均実行時間」などの統計情報とともに表示されます。
- 「ソフトウェア分類」/「ソフトウェア・インストール」パネルには、検出されたソフトウェア・コンポーネントと使用状況統計に関する詳細がリストされます。重要: シグニチャー・ベースの使用状況レポートの統計情報がコンポーネント・インスタンス固有ではないけれども、各レコードに同じデータが含まれている場合。
- 「コンピューターあたりの使用状況」パネルには、製品レベルのすべてのインスタンスについて集約され、各コンピューターのレポートに表示されるソフトウェア使用統計の概要が表示されます。重要: シグニチャー・ベースの使用状況レポートの統計情報と複数のコンポーネント・インスタンスの表示値にインスタンス数を掛けた場合。
次のタスク
初期デプロイの段階である場合、またはソフトウェアの使用状況に関する情報が不要な場合は、この情報の収集を無効にして BigFix Inventory のパフォーマンスを改善し、インポート時間を短縮できます。詳しくは、こちらを参照してください: ソフトウェアの使用状況の収集の無効化。