タイムアウト設定

このタスクについて

タイムアウトは、BigFix コンソールのコンピューター設定でタイムアウト プロパティーを設定することで変更できます。この設定は BESClient バージョン 9.5.11 以降でサポートされています。設定の目的は、BigFix Inventory Fixlet によって実行される長時間実行シェルまたはスクリプト・コマンドが終了する時間 (秒単位) を構成することです。プロセスがハングしてシステム・リソースを消費する状況を防止します。
タイムアウトを超過すると、BESClient ログに次のようなエラーが報告されます。
Command failed (Thread execution failed due to timeout, process was terminated.) wait 
"C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Client\LMT\CIT\deltarun.bat" (action:577086755)

特定のエンドポイントがコマンドの完了により多くの時間を必要とする場合 (デフォルト値でタイムアウトに達した場合)、例えばマシンのパフォーマンスが低い場合や処理するデータが多い場合は、それに応じて値を調整することができます。

注: タイムアウト・プロパティー:
  • BigFix Inventory: BFI_Wait_Timeout_Override
    • デフォルト値: 300
    • 容量スキャン、ソフトウェア・スキャン、詳細なハードウェア・スキャン、エンタープライズ・アプリケーション・ディスカバリーに使用
  • CIT シグニチャー: CITTEST_Wait_Timeout_Override
    • デフォルト値: 900
    • CIT シグニチャーのトラブルシューティング Fixlet で使用

設定を変更するには、次のステップを実行します。

手順

  1. Bigfix コンソールにログインします。
  2. 「管理」 > 「コンピューター」でコンピューターを選択します。
  3. コンピューターを右クリックして、「コンピューター設定の編集」を選択します。「コンピューター <computer_name> の設定の編集」ウィンドウが表示されます。
  4. 「追加」をクリックします。「カスタム設定の追加」ダイアログボックスが表示されます。
  5. 「設定名」フィールドに、タイムアウト・プロパティーを設定名として入力します。
  6. 「設定値」フィールドに、タイムアウト値を秒数で指定します。
  7. 「OK」をクリックします。新しい設定が「カスタム設定」リストに表示されます。
  8. 「コンピューター設定」ウィンドウの下部にある「OK」をクリックして、変更したプロパティーをエンドポイントに送信します。

    結果: アクション状況が「完了」に変わると、設定がコンピューターに保存されます。

複数のコンピューターに一度にプロパティーを追加する

このタスクについて

複数のコンピューターに一度にプロパティーを追加することもできます。プロパティーを追加するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. Bigfix コンソールにログインします。
  2. 「管理」 > 「コンピューター」で、複数のコンピューターを選択し、そのうちの 1 つを右クリックします。
  3. メニューで 「コンピューター設定の編集」を選択します。新しいウィンドウが表示されます。
  4. 「カスタム設定」を選択します。
  5. 「名前」フィールドに、タイムアウト・プロパティーを設定名として入力します。
  6. 「値」フィールドに、タイムアウト値を秒数で指定します。
  7. 「コンピューター設定」ウィンドウの下部にある「OK」をクリックして、変更したプロパティーをエンドポイントに送信します。

    結果: アクション状況が「完了」に変わると、設定がコンピューターに保存されます。

    コンピューター設定の編集について詳しくは『コンピューターの設定の編集』を参照してください。