データベース・サイズの増大による問題を防止するための保存期間の段階的な短縮

BigFix Inventory では、フレッシュ・インストール時に保存期間が 7 日に設定されるため、バージョン のフレッシュ・インストールを行う場合は、この手順は適用されません。以前のバージョンの BigFix Inventory で、インストール後に保存期間を構成しておらず、データの累積期間が数カ月に及ぶ場合は、データ保存構成を有効化して、これを繰り返し変更することで、保存期間をできる限り短くする必要があります。これにより、以降のインポートが実行されるたびに、履歴データが少しずつ削除されるため、データベース・サイズの増大による問題を防ぎます。

このタスクについて

製品の Web ユーザー・インターフェースで保存期間を構成する方法については、「未加工の使用状況データのデータ保存期間の構成」を参照してください。
注:
  • この構成の適用後は、1 回のトランザクションですべてのデータが削除されるため、トランザクション・ログが大量に使用されます。
  • データベース・サイズが自動的に小さくなることはありません。データベース表に使用されているディスク・スペースを解放するには、ご使用のデータベース管理システムに応じたコマンドを実行する必要があります。
  • 履歴データの削除を伴うデータ・インポートが失敗した場合は、保存期間を増やして、インポートを再実行します。

手順

  1. 最初にインポートが正常に行われた日付を特定します。
  2. 最初にインポートが正常に行われた日付からの日数を計算します。例: インポートが 6 カ月前に行われた場合: 6 カ月 * 30 日 = 180 日
  3. 最初にデータ・インポートが正常に実行されてから 30 日後に保存期間が開始するように設定します。
    例: 5 カ月 * 30 日 = 150 日
  4. データ・インポートを実行します。
  5. 最初にデータ・インポートが正常に実行されてから 60 日後に保存期間が開始するように設定します。つまり、保存期間を 120 日に設定します。
    例: 4 カ月 * 30 日 = 120 日
  6. 上記のステップを必要な回数だけ繰り返します。保存期間は、毎回 30 日ずつ減らします。
  7. 保存期間が十分に短くなったら、目的の構成である 7 日を入力します。