累積スキャンからのリカバリー

スキャン結果が長期間 BigFix Inventory にインポートされていない場合は、BigFix サーバーに蓄積されます。これらはすべて、中断後の最初のインポート時に処理され、インポート時間が長くなる可能性があります。この問題を回避するには、中断後の最初のインポート時に、ソフトウェア・スキャンの結果のインポートをスキップしてください。その後、コンピューターをスキャン・グループに分割したり、スキャン・スケジュールを計画したりするなど、インフラストラクチャー内でスキャンを分散するための優れた手法を適用します。インポートを過負荷にすることなく、連続したスキャン・グループからスキャン結果をインポートすることができます。

このタスクについて

累積スキャンからのリカバリーは、以下の状況で必要となります。
長期間のデータの BigFix Inventory へのインポートの失敗
長期間のデータのインポートが失敗すると、スキャン結果が BigFix サーバーに蓄積されます。これらはすべて、中断後の最初のインポート時に処理され、インポート時間が長くなる可能性があります。
BigFix Inventory の再インストールおよび、過去のスキャンの実行
BigFix Inventory の再インストールのたびに、BigFix Inventory データベースの新規インスタンスが作成されます。新規インストールでは、収集されたすべてのスキャン・ファイルのインポートがトリガーされます。
BigFix Inventory V9.x の Software Use Analysis v1.3、v2.2、License Metric Tool V7.x、または Tivoli Asset Discovery With Distributed V7.x との共存
License Metric Tool バージョン 9.x と BigFix Inventory 9.x は、Tivoli Asset Discovery for Distributed に加えて、お互いに、および以前のバージョンと共存することができます。追加でインストールまたは再インストールされた License Metric Tool 9.x または BigFix Inventory 9.x サーバーのインスタンスごとに、新しいデータベースが作成されます。収集されたすべてのスキャン・ファイルのインポートがトリガーされます。

手順

  1. BigFix Inventory にログインし、以下の URL に移動します。https://host:port/management/feature.
  2. 「累積ソフトウェア・スキャン結果のインポートの無効化 (次回のインポートのみ)」チェック・ボックスにチェック・マークを付けます。
  3. データのインポート (ETL) を実行します。
    累積されたスキャン結果が正常にスキップされると、インポート・ログに以下の情報が書き込まれます。
    2015-08-10 22:11:35 (+0:00:00.003) INFO: Accumulated results of software scans 
    are SKIPPED
    2015-08-10 22:11:35 (+0:00:00.119) INFO: Accumulated results of software scans 
    were successfully skipped during the import. The setting applied only to this import. 
    The subsequent imports will contain the results of the software scan.
    インポートが成功すると、機能は使用不可になります。

次のタスク

ご使用の環境内のコンピューターがスキャン・グループに分割されている場合は、指定されたスケジュールに従ってスキャンを実行し、スキャン結果を待ちます。そうでない場合は、スキャンを実行するためのベスト・プラクティスに従って 、コンピューターをスキャン・グループに分割して、1 週間の数日にわたってスキャンを分散します。次に、BigFix Inventory へのデータの増分インポートをスケジュールします。