2 つ目の BigFix Inventory サーバーの追加

9.2.1 9.2.1 から使用可能です。 BigFix Inventory の複数のインスタンスを同じインフラストラクチャー内に共存させることができます。これらのサーバーを同じ BigFix サーバーに接続して、それぞれ特定の基準に従ってグループ化された異なるコンピューターをモニターすることができます。これにより、コンピューター・サブセットのライセンス・メトリック使用状況のレポート作成、別個のチームによる環境の部分的管理、または少数のコンピューターからのデータのインポートによるワークロードの分散を行うことができます。

重要: コンピューターを BigFix Inventory の単一インスタンス内のグループに分割することにより、同じシナリオを実現することができます。この方法をお勧めします。詳しくは、下記を参照してください。チュートリアル: コンピューター・グループごとのサブキャパシティー使用状況のレポート

BigFix Inventory の別のインスタンスを追加するには、別の BigFix Inventory サーバーをインストールして、それを同じ BigFix プラットフォームに接続します。BigFix Inventory の両方のインスタンスが同じ Fixlet サイトを使用していることを確認してください。BigFix 側からは、サーバーの分離は認識されません。これらのサーバーは、同じ Fixlet サイトとコンピューターを使用します。また、環境のスキャンとソフトウェアのディスカバーに使用するタスクも同じです。この分離は、BigFix から BigFix Inventory サーバーへのデータのインポート時に行われます。

異なるコンピューター・セットからデータをインポートするには、固有のコンピューター設定を行うことによってコンピューターをグループに分割します。その後、これらの設定の値を取得する分析を作成します。最後に、各 BigFix Inventory サーバーが特定の設定を持つコンピューターからのみデータをインポートし、他のコンピューターからはデータをインポートしないように、データ・インポートを変更します。その結果、各 BigFix Inventory サーバーがコンピューターの別々のグループを管理するようになります。

注: 以下の制限事項は、最初に BigFix Inventory バージョン 9.2.3 以前をインストールした場合 (その後新しいバージョンにアップグレードしたかどうかに関係なく) にのみ考慮してください。

共存サーバーが同じデータベース・ソフトウェア (SQL Server または DB2) を使用しており、同じソフトウェア・カタログがアップロードされている必要があります。これは、後から一方のサーバーでカタログの配信を使用不可にして、すべてのコンピューターに常に共通のカタログが配信されるようにするために必要です。SQL Server と DB2 でカタログ内のシグニチャーが異なっていると、ソフトウェア・ディスカバリーで問題が発生します。詳しくは、「その他の考慮事項」を参照してください。

共存を有効にするには、以下の手順を実行します。