同じインフラストラクチャーでの BigFix Inventory と License Metric Tool の共存

License Metric ToolBigFix Inventory は、同じインフラストラクチャー内で共存させることができます。これらのアプリケーションを同じ BigFix サーバーに接続して、それぞれ異なるコンピュータ・セットをモニターすることが可能です。BigFix Inventory を使用して、選択したコンピューター上で IBM 以外のソフトウェアを検出し、そのライセンス・メトリック使用状況を測定できます。また、License Metric Tool を使用して、IBM ソフトウェアのみがインストールされているコンピューターをモニターできます。両方のアプリケーションを共通 BigFix サーバーに接続することにより、1 つのコンソールを使用してそれらを管理することができます。これにより、環境をより簡単にモニターできるようになります。

License Metric ToolBigFix Inventory は共通 BigFix サーバーに接続されますが、それぞれ独立したアプリケーションとして機能し、別々のコンピューターにインストールする必要があります。各アプリケーションが別個のコンピューター・セットを管理します。それぞれのコンピューター・セットは、一度に 1 つのアプリケーションにのみレポートできます。また、各アプリケーションは、別の Fixlet サイトおよび専用の Fixlet セットをインストールおよび構成に使用します。共通 BigFix サーバー以外のすべての側面 (ソフトウェアおよび容量のスキャン、ソフトウェア・カタログなど) は、各アプリケーションに固有です。

制限

  • 別個にインストール

    BigFix InventoryLicense Metric Tool は、別々のコンピューターにインストールする必要があります。

  • VM マネージャー

    Fixlet サイトにサブスクライブしている BigFix サーバーを使用するアプリケーションについてのみ、ユーザー・インターフェースを使用して VM マネージャーを追加することができます。その理由は、ユーザー・インターフェースで追加された VM マネージャーは、BigFix サーバーにインストールされている VM Manager toolを使用して管理する必要があるためです。もう 1 つのアプリケーションについては、拡張 VM 管理を使用します。詳しくは、下記を参照してください。拡張 VM 管理 (分散型)

    「仮想化ホストでのキャパシティー・スキャンの実行」Fixlet を使用して、VM マネージャー・データを仮想化ホストから直接収集した場合、共存が可能なのは、そのホストからのすべてのエンドポイントが同じアプリケーションに報告している場合のみです。Fixlet について詳しくは、以下を参照してください:Xen、および KVM の仮想化ホストからのキャパシティー・データの収集

  • 複数回の再サブスクリプション

    2 つのアプリケーション間でエンドポイントの再サブスクライブを頻繁に行うと、ソフトウェア・カタログが見つからないという問題や、スキャン結果に関する問題が発生する場合があります。これらの問題は、エンドポイントを複数回再サブスクライブしている場合にのみ発生します。例えば、BigFix Inventory から License Metric Tool にエンドポイントを再サブスクライブし、次にそのエンドポイントのサブスクライブ先を BigFix Inventory に戻した場合などです。