managed-settings.xml ファイルを使用したクライアント設定の更新

HCL Notes の組み込み Sametime クライアントや、完全な Sametime スタンドアロン・クライアントなどの Sametime リッチ・クライアントは Eclipse フレームワークを基盤にしています。これらのクライアントは、managed-settings.xml ファイルを処理して、新規または更新された設定を自動的に受信できます。managed-settings.xml ファイルはポリシー・ベースであり、各ポリシーは異なる xml ファイルを定義して、異なるユーザー・グループに設定を適用できます。

このタスクについて

managed-settings.xml ファイルを使用して、クライアント設定を管理および定義します。このファイルは Web サーバー上にホスティングされます。ログイン時、クライアントはポリシーを受信し、その後、「Sametime® 更新サイト URL」ポリシーに従って managed-settings.xml ファイルが存在するかどうかを確認します。

たとえば、構成済み URL が http://example.com/updates の場合、クライアントは更新済みの設定を http://example.com/updates/managed-settings.xml で検索します。

managed-settings.xml ファイルにより、すべてのクライアント設定 (非表示の構成設定やクライアント・ユーザー・インターフェースの設定を含む) を上書きして制御することできます。設定に locked="true" 属性を指定することにより、さまざまな設定を読み取り専用として設定することもできます。

managed-settings.xml を使用して管理できるクライアント設定は、Sametime クライアント設定 とそのサブトピックにリストされています。

別の構成ファイルがあります。クライアント接続と接続設定の管理または変更に使用される managed-community-configs.xml。次のトピックを参照してください:managed-community-configs.xml ファイルを使った接続設定の更新

注: IBM Notes® 用の Sametime® 組み込み型クライアントは、IBM Domino® デスクトップポリシー設定文書を使用して管理することもできます。

managed-settings.xml ファイルを作成して投稿するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. 設定 XML ファイルを作成し、managed-settings.xml として保存します。
  2. 設定 XML ファイルに設定を定義します。
  3. ホスティング先の Web サーバーに managed-settings.xml ファイルを配置します。
  4. policies.user.xml ファイル内のユーザーの Sametime ポリシーを更新します。

タスクの結果

変更は、次回ユーザーが Sametime® を開始したときに有効になります。managed-settings.xml の設定は、plugin_customization.ini ファイル内の対応する設定よりも優先されます。

次のタスク

managed-settings.xml ファイルの変更をテストするには、管理更新サイト URL が記述されたポリシーセットを作成し、更新サイト URL が指定する場所に .xml ファイルを格納します。次に、ポリシーを自分自身に適用し、クライアントにログインして設定を検証します。

管理対象設定のトラブルシューティングについては、「Sametime 管理対象設定のトラブルシューティング」を参照してください。