コミュニティーサーバーをクラスタリングする

コミュニティー・サーバー・クラスタを使用すると、コミュニティー・サービスの大容量とフェイルオーバー/冗長性を実現できます。クラスタリングとキャパシティーの計画について詳しくは、コミュニティー・サービスの計画セクションを参照してください。Sametime は Domino クラスタリング機能を利用して VPUserInfo.nsf データベースを複製し、参加するサーバーを最新の状態に保ちます。ユーザーのプライバシー構成と連絡先はこのデータベースに保存されます。

始める前に

  • Sametime サーバーがインストールされている Domino サーバーは、クラスタに参加している他のサーバーと同じ Domino ドメインに登録されている必要があります。
  • クラスタのフロントエンドにはネットワーク・デバイスが必要です。IP スプレイヤー、ロード・バランサー、またはラウンド・ロビン DNS を使用できます。
  • すべての Sametime コミュニティー・サーバーが、ポート 1352 と 1516 で相互接続できる必要があります。これは、「コミュニティー・サービス」の計画トピックで説明されているフル・メッシュ・トポロジーを実現するうえで必要な条件です。
  • Sametime コミュニティー・サーバーがインストールされ、正しく機能している (ユーザーとしてログインしてチャットできる) 必要があります。
  • すべてのサーバーでコミュニティー ID を同じにする必要があります。
  • sametime.ini の VP_SECURITY_LEVEL 設定は、参加しているすべてのサーバーで同じにする必要があります。
  • LDAP またはネイティブの Domino サーバーに対するディレクトリー設定をすべての Sametime サーバーで同じにする必要があります。

このタスクについて

制限
  • クラスタでサポートされているサーバーは 6 つのみです。
  • コミュニティー・サーバー 1 つにつき最大 5 つのスタンドアロン Mux をインストールできます。Mux は複数のコミュニティー・サーバーにサービスを提供できます。
  • 参加するサーバーは併置する必要があります。