パススルーサーバーの使用を計画する
HCL Domino® パススルーサーバーを経由したトラフィック量が大きいと予想される場合は、専用のパススルーサーバーを作成します。
このタスクについて
専用パススルーサーバーにはアプリケーションデータベースやメールデータベースはありません。クライアントと送信側サーバーに受信側サーバーへのアクセスを提供するという機能だけを提供します。ハントグループ内で、複数のパススルーサーバーを使用するかどうかも決定します。ハントグループでは、1 つの電話番号がグループ内のすべてのパススルーサーバーを表しているため、負荷は自動的にパススルーサーバー間で均等に分散されます。ハントグループ内のすべてのパススルーサーバーが同じ受信側サーバーにパススルーされるように設定してください。
手順
- パススルーサーバーにアクセスする必要のあるクライアントと送信側サーバーをすべてリストします。クライアントと送信側サーバーが使用しているプロトコルもリストします。
- クライアントと送信側サーバーがアクセスする必要がある受信側サーバーをリストします。受信側サーバーが使用しているプロトコルもリストします。
- アクセスする必要があるクライアントと送信側サーバーと受信側サーバーに基づいて、トポロジー内にパススルーサーバーを配置する場所を決定します。パススルーサーバーは、受信側サーバーのすべてのプロトコルだけではなく、アクセスするクライアントと送信側サーバーが使用しているプロトコルをすべて使用できなければなりません。
- パススルーサーバーと受信側サーバーへのアクセスを制限する必要のあるユーザーと送信側サーバーを判断します。セットアップおよびデスクトップ設定を含むポリシー設定文書を作成し、サーバーへのアクセスを禁止します。
- パススルーサーバーを使用する必要がある HCL Notes® クライアントユーザーをリストし、それぞれのデフォルトのパススルーサーバーを決定します。Notes® クライアントユーザーの数が多い場合には、ユーザー設定ポリシーを作成し、ユーザーをデフォルトのパススルーサーバー間で均等に割り当てることで、最適なサーバーのパフォーマンスを保証できます。
ハントグループの使用を計画している場合は、各ハントグループに接続する Notes® クライアントユーザーをリストします。ハントグループ名とその電話番号と、ハントグループのメンバーが配信するすべての受信側サーバー名を記録します。