パススルーサーバートポロジーの例

パススルーサーバートポロジーを使用すると、リモートユーザーやリモートサーバーだけでなく、パススルーサーバーと同じネットワークに存在するユーザーやサーバーにもメリットがあります。

たとえば、Renovations という架空の会社には、ワークステーションとサーバーに受信側サーバーへのアクセスを提供する機能のみを持つ専用のパススルーサーバーがあります。このサーバーにはデータベースがありません。パススルーサーバーは、受信側サーバーが実行しているすべてのプロトコルを実行しているため、ユーザーと送信側サーバーがこのサーバーに接続するとシステム全体にアクセスできます。

この例のトポロジーには、次のような設定が必要です。

  • リモートサーバーのパススルー接続文書で、パススルーを指定。
  • リモートサーバーの接続文書で、各受信側サーバーへの接続を指定。
  • ローカルの HCL Notes® クライアントのロケーション文書で、パススルーサーバーの名前を指定。
  • リモートの Notes® クライアントのパススルー接続文書で、パススルー接続を指定。
  • パススルーサーバーと受信側サーバーのサーバー文書で、適切なアクセス権を設定。