Workload Data Collection スクリプトと Workload Data Rollup スクリプト
Server.Load の Workload Data Rollup 機能は NotesBench データロールアップ機能を利用しており、テストドライバのグループと SUT からのテストデータを 1 つの分析用のデータファイルにまとめることができます。Workload Data Collection カスタムスクリプト SHSTAT.SCR は、 ワークロードの実行中に SUT からパフォーマンスデータを収集します。ワークロードが完了すると、Workload Data Rollup スクリプトはパフォーマンスデータをロールアップします。
このタスクについて
Workload Data Rollup Collection スクリプトと Workload Data Rollup スクリプトは、SUT への過度の負荷を避けるために、テストドライバがあるシステム以外のシステムで実行してください。
注: ここでは、テスト負荷を作成するドライバを通常のテストドライバと呼びます。
ワークロードの実行前に統計収集を設定する
手順
- 結果ディレクトリとして使用するフォルダを作成し、そのフォルダに共有権限を設定してクライアントドライバが結果ディレクトリに書き込みできるようにします。
- 各テストドライバで、すべてのドライバからデータを収集するシステムの結果ディレクトリにドライブをマップします。
- Workload Data Rollup ドライバの NOTES.INI ファイルで、ResultsDirectory= をシステムの出力ファイル用の有効なディレクトリに設定します。例えば、ドライブ Z: を結果ディレクトリにマップする場合、NOTES.INI 設定は次のようになります。
RESULTSDIRECTORY=Z:
- Workload Data Collection スクリプトを実行するドライバの NOTES.INI で、次の NOTES.INI 変数を設定します。
NB_SaveCMDConsole=1
- Workload Data Collection スクリプトを実行するドライバに対し、次の Server.Load テストパラメータを設定します。
number of users/threads = 1
script loop count = 1
注: 通常のテストドライバにはこの設定は必要ありません。結果ディレクトリへのパスは Server.Load パラメータ [Store the Metrics to this file] を使用して指定されるためです。 - [Execute] をクリックし、[Metrics] ウィンドウを表示します。
- それぞれの通常のテストドライバに対して、[Store the Metrics to this file] フィールドで結果ディレクトリの ResN ファイルを設定します。
- Z:Res1 -- テストドライバ 1 の場合
- Z:\Res2 -- テストドライバ 2 の場合 注: 通常のテストドライバからの各結果 (測定) ファイルには、一意な番号が付いた名前と ResultsDirectory パスが割り当てられている必要があります。
- Workload Data Collection スクリプトと Workload Data Rollup スクリプトを実行する Data Collection Driver の [Metrics] ウィンドウの [Server to receive console commands] フィールドを空白に設定します。Server.Load は、これらのスクリプトを実行するサーバーで認証する必要はありません。
Workload Data Collection スクリプト
このタスクについて
Workload Data Collection スクリプトテンプレートはそのまま実行するか、用途に合わせてカスタマイズします。必要に応じて、SUT から収集された統計のグループを追加したり削除したりできます。
Beginloop
Console [Mailserver] sh stat platform
Console [Mailserver] sh stat server.*
Console [Mailserver] sh stat server.version.*
Console [Mailserver] sh stat server.time.start
Console [Mailserver] sh stat domino
Console [Mailserver] sh stat database
Console [Mailserver] sh stat disk
Console [Mailserver] sh stat mail
Console [Mailserver] sh stat mem
Console [Mailserver] sh stat NET
Console [Mailserver] platform time 10
Pause 60000
Rewind
注: このスクリプトのコピーは namagent.nsf の「データベースの使い方」文書から取得できます。スクリプトをディレクトリに保存してください。