Cluster Mail Initialization Workload
Cluster Mail Initialization Workload は、サーバー上にメールデータベースを作成し、SUT へスケールされた多数の文書をメールデータベースに埋め込みます。
このタスクについて
Cluster Mail Initialization Workload と ClusterMail Workload は NRPC メールワークロードに基づいていますが、メールデータベースは、フェイルオーバーのパフォーマンスをテストできるように、初期化中に 2 台のサーバーに作成される点が異なります。
Cluster Mail Initialization テストは自動的にメールデータベースを作成、設定し、以下の設定を行います。
- データベースの ACL 設定
- デフォルトユーザーには管理者権限が与えられます。
- 匿名ユーザーには管理者権限が与えられます。
- Owner set = mail#
以下の前提条件があります。
- 適切なメールテンプレートがドライバ上になければなりません。
- このテストには 2 台のクラスターサーバーが必要です -- 1 次サーバーと 2 次サーバーを使用して、1 次サーバーが使用不能になった場合のメールファイルのフェールオーバーパフォーマンスをテストします。
「Create NotesBench Mail Person Documents」エージェントを使用して、ユーザー文書を作成します。エージェントは、NAMAGENT.NSF に格納されます。
手順
- 「Create NotesBench Mail Person Documents」NAMAGENT.NSF エージェントを任意のプラットフォームで使用して、ユーザーのメールファイルとして SUT 上の mail*.nsf ファイル (Mail Initialization により作成される) を使用するユーザー文書を作成します。NAMAGENT.NSF を Domino® ディレクトリにコピーして、そこから実行します。エージェントの使用の詳細については、NAMAGENT.NSF の「データベースの使い方」文書を参照してください。
- 新規作成したユーザーが含まれた Domino® ディレクトリを 2 次テストサーバーに複製します。
表 1. 子クライアントドライバでの NOTES.INI の設定 変数 アクション MailServer メールサーバーの正規名を入力します。例: CN=MailServer1/O=Renovations nb_dbdir Notes® データディレクトリと関連するデータベースディレクトリを入力します。推奨値は mail\ です。 MailTemplate メールファイルテンプレートの名前を入力します。 NumMailNotesPerUser メールファイルの作成時にメールファイルに埋め込むのに使用する文書の数を入力します。推奨値は 100 です。 NormalMessageSize メッセージ本文のサイズを入力します。推奨値は 10000 です。 ClusterServer2 2 次メールサーバーの正規名を入力します。例: CN=MailServer2/O=Renovations
テストを実行する
手順
- Server.Load を起動します。
- [Select Script] フィールドで、[Cluster Mail Initialization] を選択して [実行] をクリックします。
- ワークロードが終了したら、すべてのメールファイルが両方のサーバーで作成されていることを確認します。
- Cluster Mail Workload に進みます。