サーバー文書 - [基本] タブ

このトピックでは、文書のタブとフィールドについて概説します。

サーバー文書の [基本] タブは、次のセクションに分かれています。

  • 基本
  • ディレクトリ情報
  • 自動サーバー回復
  • サーバーロケーション情報 - 電話情報
  • サーバーロケーション情報 - 追加情報
  • サーバーロケーション情報 - サーバー

基本

表 1. 基本

フィールド

説明

サーバー名

サーバーの登録時に指定されたサーバーの識別名。

サーバータイトル

(オプション) サーバーの説明。

ドメイン名

このサーバーがメンバーになっている Domino® ドメインの名前。ドメイン名は、サーバーの登録時に指定されます。

完全なインターネットホスト名

Domino サーバーの完全修飾インターネットホスト名。例: host1.acme.com

クラスタ名

このサーバーが所属している Domino クラスタの名前。このフィールドは読み取り専用で、システム管理プロセスにより自動的に設定されます。

サーバー/インターネットサイト文書からインターネット設定を読み込む

サーバーがインターネットプロトコル設定情報を、インターネットサイト文書から取得するかサーバー文書から取得するかを指定します。新しく作成したグループのオプションとして、

  • [有効] - サーバーは、すべてのインターネットプロトコル設定情報をインターネットサイト文書から取得します。サーバー文書内の対応する設定は使用されません。
  • [無効] - サーバーは、すべてのインターネットプロトコル設定情報をサーバー文書の [ポート] - [インターネットポート] タブから取得します。

サーバーを起動または再起動するたびに、サーバーのインターネットプロトコル設定情報がどこから取得されたかがコンソールメッセージに記載されます。

最大式実行時間

式を実行するときの最大時間を秒単位で指定します。指定された時間内に式の実行が完了しない場合は、Domino により中断されます。

サーバービルド番号

Domino のバージョンまたはビルド番号。このフィールドは読み取り専用で、システム管理プロセスにより自動的に設定されます。

配信タスク

このサーバーでサポートされている配信タスク。次から 1 つ以上を選択します。

  • [メール配信] - サーバーで Domino R5 以上を実行している場合に選択します。このオプションを選択すると、メールは Notes® プロトコルと SMTP の両方で配信されます。それより古いリリースの場合、メールは Notes プロトコルでのみ配信されます。
  • [X400 メール配信] - サーバーで X400 MTA を実行している場合に選択します。
  • [SMTP メール配信] - サーバーで SMTP MTA を実行している場合に選択します。
  • [ccMail ルーティング] - サーバーで ccMail MTA を実行している場合に選択します。

SMTP listener タスク

サーバーが SMTP listener タスクを実行するかどうかを指定します。SMTP listener を実行しているサーバーは、他の SMTP ホストからの着信接続を受け入れることができます。新しく作成したグループのオプションとして、

  • [有効] - サーバーの起動時に SMTP listener タスクを自動的に開始します。
  • [無効] - サーバーの起動時に SMTP listener タスクを自動的に開始しません。

サーバー電話番号

ダイヤルアップ接続で利用可能なサーバーについて、サーバーに接続するためにモデムから発信する電話番号を指定します。指定された電話番号は、Domino ディレクトリの [サーバー] - [サーバー] ビューに表示されます。

CPU 数

Domino サーバーを運用するコンピュータで構成されているプロセッサの数。このフィールドは読み取り専用で、システム管理プロセスにより自動的に設定されます。

オペレーティングシステム

サーバーのオペレーティングシステム。このフィールドは読み取り専用で、システム管理プロセスにより自動的に設定されます。

Sametime® サーバーとして使用

Domino サーバーを HCLSametime サーバーとしても使用するかどうかを指定します。詳しくは、関連リンクの Sametime 製品資料を参照してください。

ディレクトリ情報

表 2. ディレクトリ情報

フィールド

説明

ディレクトリアシスタントデータベース名

サーバーで使用するディレクトリアシスタントデータベースの名前。

このサーバーの要約ディレクトリカタログの名前

サーバーで使用する要約ディレクトリカタログの名前。

インターネットプロトコルで認証されたディレクトリカタログがベースになっているサーバーを信頼する

サーバーの要約ディレクトリカタログに収集されたすべてのユーザー名が、クライアントの認証で信頼できるかどうかを指定します。

ディレクトリの種類

読み取り専用フィールド。システム管理プロセスにより自動的に設定されます。サーバーの Domino ディレクトリが 1 次 Domino ディレクトリまたは構成ディレクトリのどちらかを示します。

リモート 1 次ディレクトリとして使用されるディレクトリを許可

構成ディレクトリが設定されているサーバーが、リモート検索のためにサーバー上の 1 次 Domino ディレクトリを使用するのを許可するかどうかを指定します。

自動サーバー回復

表 3. 自動サーバー回復

フィールド

説明

サーバーの障害/クラッシュのあとに実行するスクリプト

拡張子を含めた完全なスクリプト名を入力します。

たとえば、バックアッププログラムをシャットダウンするスクリプトを呼び出すには、以下を入力します。

c:myprogramsquitbkup.bat

このフィールドで NSD を有効にしないでください。[診断情報を収集するために NSD を実行] フィールドでは NSD を有効にできます。

注: ファイル名の箇所に使用するディレクトリの区切り文字 (スラッシュ) は、オペレーティングシステムに応じて変換されますが、引数のスラッシュは変換されません。

診断情報を収集するために NSD を実行

NSD 自動診断情報機能を有効にするには、このチェックボックスを選択します。Domino 6.0.3 より前のリリースの Domino は、このチェックボックスの設定を無視します。

障害/クラッシュの後、サーバーを自動的に再起動する

自動サーバー回復 (障害復旧とも呼ばれる) を有効にするには、このチェックボックスを選択します。

このフィールドを有効にすると、[Fault Recovery 実行制限] フィールドと [障害通知のメール先] フィールドが表示されます。

削除スクリプト最大実行時間

クリーンアップスクリプトまたは NSD を実行する最大時間を秒単位で指定します。指定した時間内にスクリプトまたは NSD の実行が完了しない場合は、自動的に停止されます。デフォルトの実行時間は 300 秒 (5 分) です。最大値は 1800 秒です。

Fault Recovery 実行制限

指定された時間内 (分単位) にサーバーの再起動が許可されている回数 (たとえば、5 分間に障害 3 回)。発生した障害の回数が、許可されている再起動の回数を超えると、サーバーは再起動せずに終了します。

障害通知のメール先

Fault Recovery によりサーバーが再起動された後に、Domino がメールを送信するユーザーまたはグループの名前。

[サーバーロケーション情報] セクション

電話情報

注: ダイヤルアップモデム (X.PC) 接続は、リリース 8.5 より前の Domino でのみサポートされています。Domino Administrator 8.5 を使用してモデムサポートを設定することはできますが、8.5 よりも前のリリースが実行されているサーバーの場合に限ります。すべてのリリースで、Microsoft™ の Dialup Networking (DUN) またはリモートアクセスサービス (RAS) によりネットワークダイヤルアップ接続を引き続き使用することができます。
表 4. 電話情報

フィールド

説明

外線発信番号

外部番号をダイヤルするために必要な接頭辞。たとえば、外線につなぐために通常 9 をダイヤルする場合は、9 と入力します。

国際電話発信番号

外国へ電話する際に必要な電話発信番号

このロケーションの国別コード

発信するロケーションの国別コード。国別コードは、組織のその他の情報と組み合わせ、ロケーションを正しく特定します。

長距離電話発信番号

長距離電話を発信する場合の発信番号

このロケーションでの市外局番

発信元の地域を特定する、割り当てられた市外局番

コーリングカードアクセス番号

このロケーションで使用するコーリングカードアクセス電話番号

コーリングカード番号

このロケーションで使用するコーリングカード番号

ダイヤル規則

ネットワークダイヤルアップアイドルタイムアウト

接続が失敗した場合に、接続を試行する時間 (分)。

追加情報

サーバーのオペレーティングシステムからタイムゾーンおよびサマータイム規則を取得するかどうかを指定します。

サーバー

表 5. サーバー

フィールド

説明

メールサーバー

このロケーションで使用するメールサーバーのフルネームを指定します。

パススルーサーバー

デフォルトのパススルーサーバーの名前を指定します。

InterNotes Server

Web タスクを実行するサーバーの階層名を入力します。ユーザーのロケーション文書にある [InterNotes Server] フィールドが空白の場合、デフォルトサーバーとなります。ロケーション文書のこのフィールドで指定するサーバーが、この文書の [InterNotes サーバー] フィールドで指定するサーバーよりも優先されます。