ユーザーの管理
関連する多数の管理タスクをシステム管理プロセスとして自動化すると、ユーザーの管理がしやすくなります。例えば、ユーザーの名前を変更する場合、システム管理プロセスは、システム管理要求データベースに登録されている一連の要求を生成し、それらを実行することで、Notes® ドメインのデータベース全体で名前を自動的に変更します。
たとえば、ユーザー文書、データベース、ACL、拡張 ACL 内が変更されます。ただしシステム管理プロセスは、データベースがシステム管理サーバーに割り当てられている場合にのみ、使用できます。
ユーザーの名前を変更する
ユーザーの名前はいくつかの方法によって、「名前が変更」されたと見なされます。通常の方法は、ユーザーの共通名または別名を変更する方法です。ただし、Domino® と Notes では、名前階層がユーザー名の一部に含まれています。このため、ユーザーが新しい階層に移動され、認証された場合、それも名前の変更と見なされます。
ユーザーのローミングステータスを変更する
ユーザーの管理には、各ユーザーのローミングステータスを非ローミングステータスへ変更したり、非ローミングステータスをローミングステータスへ変更したりすることも含まれます。詳しくは、関連リンクの『ローミングユーザー状況の変更の考慮事項』を参照してください。
ユーザーのファイルを移動する、または開く
ユーザーを 1 つの階層から別の階層に移動する簡単な名前の変更作業とは対照的に、ユーザーの実際のファイルを移動する必要が生じることがあります。たとえば、ユーザーのメールファイルとローミングファイルを移動できます。
ユーザー名を削除する
ユーザー名を削除するときに、一部のファイルを残した上でそれらのファイルへのユーザーアクセスを拒否できます。システム管理プロセスは、ユーザーの削除や Web サーバー管理クライアントを使用したユーザーの削除の自動化に役立ちます。
Windows™ 2003 の Active Directory と Notes のユーザーの同期を取る
Notes ユーザーと Microsoft™ Windows 2003 の Active Directory のユーザーとの同期を取ることができます。また、Windows 2003 の Microsoft Management Console から Notes ユーザーを管理することも可能です。