アップグレード手順

アップグレードを計画するときの考慮事項。

BigFix Platform コンポーネントは、特定の順序でアップグレードする必要があります。

次のコンポーネントは、次の順序で素早く連続してアップグレードする必要があります。
  1. プライマリー BigFix Server
  2. セカンダリー BigFix Server (存在する場合)
  3. BigFix コンソール
  4. リモート BigFix Web レポート・サーバー
  5. BigFix Explorer
  6. BigFix WebUI
次のコンポーネントは、後で次の順序でアップグレードできます。
  1. BigFix リレー階層で構成されている場合は、最初に最上位レベルのものをアップグレードします。
  2. BigFix プラグイン・ポータル (存在する場合)
  3. BigFix クライアント

BigFix コンソールは、BigFix Server と同じバージョンの場合にのみ接続して動作できます。コンソールを使用して自動アップグレードを開始できますが、開始後はコンソールを閉じてください。サーバーのアップグレード中はコンソールを使用できません。

サーバー、リレー、およびクライアントのバージョンは一致させる必要はなく、これらのコンポーネントのアップグレードは別々に実行できます。古いバージョンのクライアントは、より新しいバージョンのリレーまたはサーバーに引き続きレポートできますが、それらの古いクライアントには新しいリリースの機能の一部がない場合があります。

アップグレード時は、各コンポーネントのバージョンについて、server version >= relay version >= client version というルールに従っていなければなりません。

ベスト・プラクティスとして、「バックアップとリストアの実行」に記載されている手順に従い、BigFix サーバー環境のリカバリー・コピーを作成してください。必要に応じて、その確認のためにロールバックを実行できます。

既存の BigFix プロキシー構成は、V10.0 プロキシー構成の設定と動作に自動的にマイグレーションされます。BigFix V11.0 プロキシー構成の設定について詳しくは、プロキシー接続のセットアップを参照してください。

大規模な適用環境の場合、サーバーのアップグレードに数分かかる場合があります。

アップグレード後:
  • デプロイメントの応答が遅くなる場合があります。これは、アップグレードのダウン時間にクライアント・レポートのバックログが作成され、アップグレードが完了した後に BigFix サーバーがこのバックログを処理するために数時間かかる場合があるためです。
  • ユーザーがログインできなくなった場合、ASCII 以外の文字を含むパスワードが破損している可能性があります。その場合は、パスワードを同じ値または新しい値にリセットしてみてください。