プロキシー接続のセットアップ

企業がプロキシーを使用してインターネットにアクセスする場合、 BigFix 環境ではその通信パスを使用して、サイトからコンテンツを収集できます。

この場合、BigFix サーバーでプロキシーへの接続を構成する必要があります。

フレッシュ・インストール中に、プロキシー経由の通信を構成するかどうかを尋ねられます。入力した構成設定は保存され、サイトからコンテンツを収集するために実行時に使用されます。インストール時にプロキシー接続を構成する方法については、Windows システムの場合はWindows プライマリー・サーバーのインストールを、Linux システムの場合はサーバーのインストールを参照してください。

プロキシーとの通信のための構成をインストール後に指定または変更するには、プロキシー接続のサーバー上での設定に記載されている指示に従ってください。
重要: この構成ステップが必要な場合に手順をスキップした場合、環境は正しく動作しません。この正しくない動作の症状としては、サイトのコンテンツがコンソールに表示されない状態が挙げられます。
注: また、エアー・ギャップ実装を使用して、システムをインターネットから物理的に切断することもできます。この実装の詳細については、エアー・ギャップ環境でのファイルのダウンロードを参照してください。

収集プロセスのほかに、BigFix サーバーまたはリレーは、プロキシー接続を使用して、コンポーネント間通信やインターネットからのファイルのダウンロードを行うこともできます。

以下に示すリストは、BigFix 環境に適用される最も一般的なプロキシー構成です。
ファイルをダウンロードするためにプロキシー経由でインターネットに接続されたリレー

この画像は、プロキシーを使用して、リレーがインターネット上のファイルをダウンロードできるようにする構成を示しています。
リレーでこの構成を設定するには、以下の手順を実行します。
  1. リレーでのプロキシー接続のセットアップ」で説明している手順を実行して、リレーでプロキシーへの通信を構成します。
  2. BigFix コンソールから、以下の追加の値をリレーで設定し、データが親リレーからでなく、確実にインターネットからのみダウンロードされるようにします。
    _BESGather_Download_CheckParentFlag = 0
    _BESGather_Download_CheckInternetFlag = 1
    これらの構成設定について詳しくは、コンテンツの収集を参照してください。
注: リレーからサーバーへの通信がプロキシーを経由しないようにするには、リレーのプロキシー例外リストを次のように設定してください: "127.0.0.1, localhost, <serverIP_addess>, yourdomain.com"
親リレーと通信するためにプロキシー経由で接続されたクライアント

この図は、リレーがクライアントと通信できるようにプロキシーを使用する構成を示しています。
この構成を設定するには、クライアント上で、「クライアントでのプロキシー接続のセットアップ」および「クライアント・ポーリングの有効化」で説明されている手順を実行します。
親リレーと通信するためにプロキシー経由で接続されたリレー

この画像は、2 つのリレーが通信できるようにするためにプロキシーが使用される構成を示しています。
この構成を実装するには、以下の手順を実行します。