「Solaris ブート環境の管理」ダッシュボードの概要

Patch Management for Solaris には、Solaris Live Upgrade のブート環境を管理するためのダッシュボードが備えられています。

「Solaris ブート環境の管理」ダッシュボードを使用して、以下のタスクを実行できます。
  • BigFix クライアントを非アクティブなブート環境にインストールします。
  • Live Upgrade 用の非アクティブなブート環境を選択します。
  • 非アクティブなブート環境をアクティブにします。
  • システムをリブートし、アクティブにした環境をブートします。
ダッシュボードを使用する前に、以下のタスクおよび分析を適用する必要があります。
  • Solaris ライブ・アップグレードを使用可能にする - Patches for Solaris Live Upgrade サイトの ID #2。このタスクについての詳細は、『「Solaris ライブ・アップグレードを使用可能にする」タスクの実行』を参照してください。
  • ブート環境情報 - Patches for Solaris Live Upgrade サイトの ID #5。この分析で、Solaris コンピューターからブート環境データが得られます。

ナビゲーション・ペインからダッシュボードにアクセスするには、「パッチ管理」 > 「すべてのパッチの管理」 > 「ダッシュボード」 > 「Solaris ブート環境の管理」をクリックします。

ダッシュボードは、「Solaris コンピューター」および「非アクティブ・ブート環境」の 2 つのテーブルに分かれています。
1. 「Solaris ブート環境の管理」ダッシュボード

「Solaris ブート環境の管理」ダッシュボード
「Solaris コンピューター」テーブルには、現在のデプロイメント環境内の Solaris コンピューターがすべて表示されます。以下のような情報が表示されます。
  • ホスト名
  • IP アドレス
  • インストール済みオペレーティング・システムのバージョン
  • アクティブなブート環境の名前
  • アクティブなブート環境にインストールされたクライアントのバージョン
  • 各コンピューターのブート環境数

複数の Solaris コンピューターを選択して、対応するすべてのブート環境を 1 つの統合ビューに表示できます。

ダッシュボードには、各ブート環境の状況が示されます。そこには、Live Upgrade 用のブート環境が選択されているかどうかや、システムの再始動時に実行するブート環境として選択されたかどうかが示されます。

ダッシュボードではまた、BigFix クライアントがブート環境にインストールされているかどうかも判別できます。クライアントがインストール済みである場合、それに対応するバージョンがダッシュボードに表示されます。

このダッシュボードには、Solaris コンピューターとブート環境用のライブ・キーワード検索機能が用意されています。コンピューターの命名規則またはブート環境名に基づいて検索を行うことができます。
2. コンピューターまたはブート環境名の検索

コンピューターまたはブート環境名の検索